年始はおいしい和菓子をたくさん食べる機会が多くなります。お客様に和菓子を出す機会も増えます。こんなときに悩むのが、菓子皿です。
家にあるお皿にも限りがありますし。
できれば、季節を感じるような器を用意したいのですが。
そこで、折り紙で菓子皿を折ってみましたよ。
銀座菊廼舎(きくのや)の「冨貴寄」(ふきよせ)
まずはお菓子を用意しました。
お客様用に買ってきたお菓子がこちら。
「千代づつみ」という、かわいらしい和紙の包みがついた小さな袋のものです。(和紙の種類は6種類ありました)
お値段も259円(税込)で嬉しい価格。
中身はこんなに入っています。
宝物がザクザク入っているかんじです。
こちらを、お客様に抹茶と一緒に楽しんでもらうために、折り紙でお菓子を入れるための入れ物を作ってみました。
折り紙の菓子皿(菓子入れ)
「ローズ」
和風でシックな感じにしてみました。数が4個ですが、バランス重視にしてしまいました。
こちらはパールをイメージして洋風な感じにしてみました。
「折据」(おりすえ)
茶道の「花月」でおなじみの”おりすえ”を少し広げた形にして、中にたくさんのお菓子を詰めてみました。
薄いお菓子ならおりすえの口の部分をもっとしめられますので、開くときの楽しみがあります。
おりすえの色合いを変えると、また雰囲気が変ります。
「菊皿」(きくざら)
スタイリッシュな感じで、男性にも喜ばれそうです。2種類のお菓子をだすときに便利です。
「角香箱」(つのこばこ)
すごくたくさん入りますので、何人かで食べる時にも使えます。
あとは、枝豆を食べた後の殻も入れることもできます。
飲み会のときに、さっと折ることができればかっこいいです。
折り紙で作る菓子皿の魅力
広げる前の折り紙の入れ物たち
こんなにすっきりしますので、お菓子が食べ終わったらこれをプレゼントできます。
ちなみに左から「菊皿」、「角香箱」、「折据」です。
ローズはそのままですが、うすくて邪魔にはなりません。
また、紙を変えると、同じ形でもイメージが違うものが出来上がることにびっくりします。ここはセンスの見せどころになります。
お皿を買うよりはお手軽なので、買って後悔することも、保管に悩む事もないのもいいです。
ただ、折り紙は折れるようになると楽しくて、無駄にいっぱい折ってしまうのには注意したいです。
折り方を学んだ本
『英訳付き 包む折り紙帖』です。
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見ているだけでも、自分が「きづかいのできる、着物の似合ういい女」(勝手に想像)になった気分になれる本です。
本には千代紙が付いているのですが、美しすぎて使えません。
25種類もの折り方が出ていますが、まだ、半分ぐらいしか折ったことがありません。
ちなみに今まで完成できなかったことはありません。
基本的な折り方で、そんな難しくないと思います。
まとめ
折り紙で菓子皿は大成功でした。
抹茶でおやつを食べるときにおすすめします。
銀座菊廼舎(きくのや)の冨貴寄(ふきよせ)もおいしいですよ。
今気になっている本はこちら。
正方形の折り紙とは違う、長方形の懐紙を使う包み方です。
お稽古の時に、社中の方から懐紙で包んだ、ちょっとしたお菓子をもらったことがあります。その場でさっと包んでくれて、「懐紙って、こんなふうに使えるんだ」と感動したことを覚えています。
私も何種類か、さっと包めるようなものをマスターしておきたいです。