世界中で一番有名な女王といえば「エリザベス女王」ではないでしょうか?
遠く離れた日本でもエリザベス女王の話題はよくニュースになります。
(というか、女王のまわりの英国皇室の話題がほとんどですが)
テレビでみても、お年を感じさせない元気さと、凛とした気高さ、そしてチャーミングですよね。
どうしたら、あんな風にすてきに年を取れるのかしら?
エリザベス女王はどんな風に育ってきたのか、洋服を通してエリザベス女王の生き方がわかる素敵な絵本を紹介します。
エリザベス女王のファッションがわかる、大人が読んで楽しい絵本です。
大人の絵本『女王さまのワードローブ』
女王さまのワードローブ: イギリス国民に愛されつづける女王エリザベスの物語
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【著者】ジュリア・ゴールディング (著), ケイト・ヒンドレー (イラスト), 前沢明枝 (翻訳)
【出版社】ビーエル出版
【出版年】2022/1月
ざっくりいうとこんな絵本
エリザベス女王の人生をファッションを通して時代とともに紹介している絵本です。
女王の人生の節目ごとのファッションに注目してます。
● 女王誕生(ベビードレス)
● 子ども時代(王族だけに許されたバルモラル・タータンチェック柄の服)
● 第二次大戦中(女子国防軍に入隊 整備士としての作業着)
● 結婚(ウェディングドレス)
● 王位を継ぐ(戴冠式用のドレス)
● コモンウェルスの国々への訪問(訪問先にあわせた服)
● 70年代(はっきりした1色で全身コーディネートされた服)
● 式典の服(議会開会宣言のドレス)
● 家族と過ごす(動きやすい服・スカーフ)
このほかにも、いろいろなエリザベス女王のファッションがみられます。
豪華なものから、ユニークなものまで、エリザベス女王のクローゼットをのぞいているように楽しめます。
さらにファッションだけでなく、女王の生き方を、ひとりの女性(人間)としてみられる絵本でもあります。
絵本なので、すべてイラストです。写真ではありません。
茶箱
大型サイズの絵本なので、見ごたえあるわよ
部屋に飾るのもおすすめ!
見どころ①女王の生き方
驚くのは、エリザベス女王のお父さんは次男だったので、もともとは王になるはずではなかったということ。
なので、エリザベス女王も生まれたときには、まさか女王になるとは思われていない存在だったのです。
でも運命のいたずらで、父が国王となり、父が亡くなった後に長女であるエリザベスは女王となります。
好きな人と結婚する女王、戦争中に女子国防軍に入隊した経験のある女王、国民を第一に考える女王、ものを大事にする女王、普段着にスカーフを欠かさない女王、帽子のデザインにこだわりをもつ女王、コーギー犬を飼い続ける女王。
女王として、またひとりの人間として、女性としての生き方が書かれています。
茶箱
エリザベス女王に親近感がわくわよ
見どころ②どんな服をも着こなす女王
『女王さまのワードローブ』というタイトルどおり、エリザベス女王の生き方をファッションを通して紹介する絵本です。
エリザベス女王の人生の節目ごとに選んできたファッションを一気に見ることができます。
茶箱
エリザベス女王は自分に似合う服、自分が求められている服がわかっているのよ
どの服も女王が着ると「THEエリザベス女王」になってしまいます。
どんな服に負けないほどのオーラとパワーを持っているエリザベス女王なのです。
ちなみに、ファッションチェックでお馴染みのドン小西さんは「(着るもので)性格だけでなく生い立ちもわかるよね」と語っています。
見どころ③気遣いのファッション
エリザベス女王を始め王室・皇室の方々は、訪問先や相手によってファッションを決めたりします。
決して好きな服を好きなように着ているわけではないのです。
TPOはもちろんのこと、相手の文化や宗教、相手の国(国旗)の色などを考えて衣装を決めることが多いようです。
それでいても、どの服も着こなせるのはスゴイですよね。
茶箱
某週刊誌の「ドン小西のイケてるファッションチェック」にエリザベス女王が出たら最高の「5DON」がもらえるはずよ
ウクライナ大統領ゼレンスキーは、自己プロデュースが評価されて「3DON」でした。
『女王さまのワードローブ』エリザベス女王の育ちがわかるファッション
『女王さまのワードローブ』は、パワフルでありながらも、気品があり気遣いのあるチャーミングなエリザベス女王の秘密がわかる絵本です。
女王は生まれた時には、女王になるわけではなかったのに、運命のいたずらで女王となり、現在は最高任期を更新中の英国女王です。
世界で最も有名な女王としてではなく、エリザベス女王がひとりの人間として、絵本のなかでは描かれているので、ますます女王への親近感がわきました。
そして、『女王さまのワードローブ』は、エリザベス女王のファッションチェックができる絵本です。
女王のファッションには素敵な秘密がたくさん隠されています。
どんな服も着こなし、自分の服にしてしまうエリザベス女王のファッションは「女王としての生きざま」がみえます。
ファッションを通して、エリザベス女王の秘密(生き方)がわかりますよ。
茶箱
エリザベス女王のファッションは「エリザベス女王」というブランドなのよ