めんどくさい人間関係から離れて、ひとりぼっちで木の穴の中で暮らしたいわ
と思うことありませんか?
自分だけのひとり基地が欲しいと思いませんか?
そんな大人たちにおすすめしたい絵本を紹介します。
仕事をきちんとこなし、土のなかの素敵な家で暮らすおばあさんにあこがれます。
大人の絵本『いちごばたけの ちいさなおばあさん』
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【著者】わたり むつこ (著), 中谷 千代子 (イラスト)
【出版社】福音館書店
【出版年】1983年
ざっくりいうとこんな絵本
いちご畑の土の中に暮らしているちいさなおばあさん。
おばあさんの仕事は、いちごの実に赤い色をつけることです。
ある年、普段よりも早くにいちごの実がなってしまったから、さあたいへん!
おばさんはいちごに色をつけるための準備を始めました。
見どころ①おばあさんの暮らし
なによりうらやましいのは、おばあさんが土のなかで一人で暮らし自立していること!
おばあさんみたいなおうちで、いろんなことから逃れてひっそり暮らすのって憧れます。
仕事がしたくないとかじゃないんです。
週末や夏や冬の休みだけでいいから、誰にも会わずに、自分だけの時間をすごしてみたいんですよ。
茶箱
毎日じゃさみしいから、たまにでいいのよ(笑)
見どころ②おばあさんのファッション
紫色のひざ丈のタイトスカートをはきこなすおばあさん。
ピンクとブルーのストライプカーディガンを着こなし、タイツは濃いめの茶色で靴は黒。
茶箱
この格好で、トンネルを登ったり下ったり、土のなかの石を掘り出したり!
むちゃくちゃアクティブなのよ
見どころ③おばあさんのおうちのインテリア
モグラの家のように、土のなかを掘って作られているおばあさんのおうち。
ふだんおばあさんが暮らしている部屋には、ベッドとストーブ、椅子と、葉っぱのじゅうたんが置いてあります。
シンプルでスッキリしたお部屋。
注目はパッチワークのベッドカバー。色合いがおばあさんのカーディガンとお揃いです。
茶箱
服が1着しかないのか心配になったけれどね(笑)
見どころ④おばあさんの仕事
おばあさんの仕事は、いちごの色づけ。
動物たちに喜ばれる仕事です。
ひとりで仕事の準備をして、モクモクといちごの色付けをするおばあさんの姿はカッコいいです。
『いちごばたけの ちいさなおばあさん』になりたい!
うっとおしい人間関係から離れたい!、自分の基地がほしいと思う大人たちにぜひ読んでほしい一冊です。
おばあさんのように自分だけのひとり基地で暮らしながら、ひとりになってもセカセカと動き回って、自分一人で働き生きていくのに憧れます。
絵本『いちごばたけの ちいさなおばあさん』を読みながら、いつかはこんな風に暮らしてみたいと想いをはせてみてくださいね。
茶箱
年をとっても足腰がしっかりしているのは大事ね