茶箱
ありがとう!!
スカートもズボンも身につけられる自由を手に入れてくれたメアリーにお礼を言いたくなったわ
大人の絵本『せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子』
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【著者】キース ネグレー (著), 石井睦美 (翻訳)
【出版社】光村教育図書
わたしは、わたしのふくをきているのよ!
▶▶ズボンをはいていることを非難された小さなメアリーの言葉
ざっくりいうとこんな絵本
今からわずか約150年前のこと。
ズボンをはくのは男性だけ、女性はズボンをはいてはいけないという当時の常識に「どうしてなんだろう?」と思い、動きやすいズボンをはくことを実行した少女がいました。
そんな少女を多くの人は非難します。
非難をうけて、少女はどうしたかと思いますか?
メアリー・エドワーズ・ウォーカーとは?
後に女性初の軍医として活躍し、フェミニストとして知られたメアリー・エドワーズ・ウォーカーの幼い日を描いた絵本。
1832年ニューヨーク州生まれ
最初にズボンをはいた女性のひとりとして知られています。
また、大人になったメアリーは、ズボンをはいていることで何度も逮捕されたといいます。
それでもズボンをはき続け、世の中が女性医師を認めないなかで、南北戦争では女性医師として活躍しました。
生涯をかけて、メアリーは執筆と講演をとおして女性の選挙権や好きなモノを着る権利を訴え続けたのです。
茶箱
今、わたしたちが何の違和感もなくズボンをはいているのはメアリーのおかげでもあるのね
切り絵のような大胆さがありながらも、主となっているピンク色がとってもキュートなイラストも魅力的です。
茶箱
かわいいけれど、小さなメアリーが大きな大人たちに埋もれてしまいそうなイラストは迫力満点だったわ
新しいことを始める勇気を見習いたい
『せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子』で、だれもやってなくても、自分の考えを行動にうつす勇気をもつ大切さを教えてくれます。
もちろん多くの人に歓迎されるとは限らないし、責任もともないます。
それでも自分の思うことをつらぬくのには、思っているよりもたいへんなのがわかるだけに、メアリーにはただただ尊敬です。
そして、今ふつうにズボンをはける自由を勝ち取ってくれて「ありがとう」とお礼を言いたいです。
茶箱
自由を選ぶと、責任もセットでついてくるのよね