茶箱
本の中に入りこんで、ねこのオーランド―一家と農場で働いている気分になれる
迫力ある大型本でワクワクは最高潮に!
秋の収穫シーズンにぴったりの絵本だったよ
2020年11月には新作の出版予定あり。楽しみだな。
『ねこのオーランドー農場をかう』
【著者】マージェリー クラーク (著), ミスカ ピーターシャム (イラスト)
【出版社】 童話館出版
● 大型絵本で迫力満点
● ねこのオーランド―一家の一員になったような楽しさが味わえる
● 自分のできる仕事が必ずあると勇気づけられる
● いつも一緒、仲良しオーランド―一家がうらやましい
● 小さな子ねこたちがどこにいるかを探すのも楽しい
茶箱
ざっくりいうとこんな絵本だよ
★ 人間のバターフィールドのおかみさんを助けるため、ねこのオーランド―一家が農場を買うところから話はスタートします。
荒れ果てた農場をねこ家族はどんなふうに変えていくのでしょうか?
農場の1年を描いた絵本です。
ねこが農場を経営なんてありえない話だけど、働き者のねこ家族はどこかリアルです。
オーランド一家の紹介
●お父さんねこ オーランドー あかるいオレンジ色の毛に青い目をもつ猫
●お母さんねこ グレイス 黒猫 ブルーのエプロンがよく似合う
●子ねこ パンジー(メス) 黄色と黒とオレンジ色のぶち猫
●子ねこ ブランシュ(メス) 白い毛にブルーの瞳の猫
●子ねこ ティンクル(オス) 黒猫 末っ子
ちなみにオーランドーにはご主人がいる飼い猫です。
★ 動物たちに持ち場の仕事をしてもらうよう仕向けたり、草刈りをしたり、羊の毛刈りをしたり、市場に野菜を売りに行ったりと大忙しにねこのオーランド―一家。
働きぶりもなかなかのものです。
★ 見ごたえたっぷりの絵
大型本にページいっぱいに描かれた絵は迫力満点
ひとつひとつじっくりみても、見飽きないほど魅力ある絵です。
特に子猫たちの動きはとっても可愛いですよ
★ 動物もねこも人間も、みんなが自分のできる仕事をきちんとこなしています。
みんなで協力すれば素敵な農場になるんですね。
★ 縦36.5×横26.5センチ!びっくりするほど大きなサイズの本
ずっしりと重みもあります。
大きすぎて本棚に入らない、持ち運びはたいへんという難点もありますが(笑)、それだけに特別感が感じられます
★ 作者のキャスリン・ヘイルさん(女性)は1898年イギリス生まれ
二人の息子のために、飼い猫をモデルにした話をつくり、絵をつけ1938年初めての絵本『ねこのオーランドー』を出版。
オーランドーのシリーズはイギリスで大人気、長く読み継がれている絵本。
ヘイルさんは、「現実を土台にして空想を築きあげるのがよいと信じています」と語っている。
【参考:『ねこのオーランドー農場をかう』奥付 作者紹介より】
ねこのオーランドシリーズ
ねこのオーランドーはイギリスの絵本
シリーズ化されている人気の絵本です。
1作目は『ねこのオーランド』
日本でも何冊か翻訳されています。
●『ねこのオーランドー たのしい日々』
●『ねこのオーランドー よるのおでかけ』
●『ねこのオーランドー 海へいく』
2020年11月には新作『ねこのオーランドー 3びきのグレイス』も出版予定になっていますよ。
グレイスはオーランドーの奥さんです。
奥さんが3人?
どんな物語なのか楽しみです。
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絵本『ねこのオーランドー 農場をかう』データ
●文字:漢字あり(フリガナつき)
●文字量:多め
●絵:見ごたえたっぷりの絵
●おすすめ対象:子どもも大人も
●ページ数:32ページ
●サイズ: 縦36.5 x 横26.5 cm
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