茶箱
大人だって人が苦手な人はいる
でも、だれかが困ったときは、何も考えずに手を差し出せる人でありたい
それがきちんとできれば、普段人が苦手だっていいんじゃない?
絵本『きのうえのおうちへようこそ! 』
【著者】ドロシア・ウォーレン・フォックス (著), おびか ゆうこ (翻訳)
【出版社】 偕成社
● 人と付き合うのが苦手な大人だっている
● 周りから変わり者に思われたっていいじゃない
● 困った時こそ、その人の本質がみえてくる
● アメリカで50年も読み継がれているロングセラーの絵本
● 人の生き方はそれぞれ、でも大事な時は助け合いたい
ざっくりいうとこんな絵本だよ
★ 人とのお付き合いが苦手なツイグリーおばさん。「にゃんこ」という犬と木の上で暮らしています。
仲良しは犬とクマ。みんな(人間)からは”変わり者”と思われている。
ある日大雨が街にふり続け、みんな(人間)がツイグリーさんの住む木の上の家に避難させてほしいとやってくるのだが。
人は苦手だし、いつもバカにされているのに。
ツイグリーさん、どーしましょうか?
★ 変わり者と言っていた人、苦手な人たちにも、救いの手を差し伸べるツイグリーさん。そこには、人が苦手、その人が好きか嫌いかなんて考えはない。
大げさだけど、人がもっている、心の深い部分での無償の愛を感じた
★ 木の上でのツイグリーさんの生活がとっても楽しそう。ツイグリーさんを助けてくれる友達の犬やクマはとってもかわいいし。うらやましくなっちゃうはず
★ 普段から人との付き合いを強要するわけではない。でも必要な時こそ、人同士で助け合う気持ちを忘れたくない
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大人だって人が苦手な人はいる
「この子人見知りなんです、ごめんなさいね」と、自分の子どもを紹介する親に対しては、「あ~そうなんですか、そんな時期ですよね~」と納得する。
こんな会話、大人同士でよく交わされますよね。
でも、大人になると「人見知り」「人が苦手」がイコール「変わり者」になってしまうことがあります。
そんな風に思われると、どんどん人づきあいが苦手になってしまいますよね。
人づきあいが苦手な人を励ましてくれる絵本が『きのうえのおうちへようこそ!』
「大人だって人が苦手だっていいじゃない!」と自信をもてるようになる絵本でした。
ただ、誰かが困っているときや必要な時は、きちんと声をかけられる、助け合える勇気はきちんと持っていなければならないと思いましたよ。
そこのバランスは大切にしたいですね。
絵本『きのうえのおうちへようこそ!』 絵本データ
●文字:漢字なし
●文字量:ふつう
●絵:優しさあふれる楽しい絵
●おすすめ対象:大人も子どもも 特に人づきあいが苦手な人へ
●ページ数:40ページ
●サイズ: 縦27 x 横21 cm
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