『ジュマンジ』
【著者】C.V.オールズバーグ (著, イラスト), 村上 春樹 (翻訳)
【出版社】あすなろ書房
● 最近おもしろいことがないな~と思っている
● はらはらドキドキを味わいたい
● 村上春樹ファン
● 奇想天外なストーリーを楽しみたい
ざっくりいうとこんな絵本だよ
★ 2019年村上春樹さんの訳が登場!映画化もされた人気の絵本
★ 公園で拾ったボードゲームを始めただけなのに。恐ろしいことが始まる!スリリングなストーリー。想像力だけでヒンヤリ感が味わえる
★ グレーのコンクリートに囲まれたような絵、だれかにどこからか見られているような視線を感じる絵が心をヒンヤリさせる
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両親の言いつけを守らず、公園で拾ってきたボードゲームを始めた姉と弟。
両親のいない楽しいお留守番の時間が過ごせるはずだったのに。
ボードゲームはどちらかがゴールするまでやめられない、しかもゲーム盤のマスに書かれたことが現実に起こる摩訶不思議なゲームだったのです!
怖ろしいライオンがでてきたり、おさるさんたちが出てきたり、大雨が降ったりと、家じゅうがゲームの世界そのものになってしまうのです。
ユニークな展開なのですが、この絵本の絵、白と黒だけで描かれているうえに、ゲームをしている姉と弟をどこからか見ているような視点で描かれています。
それがなんだかとっても薄気味悪くて、ゲーム展開以上に恐ろしさを感じさせます。
コンクリートに触ってヒンヤリするような感じの絵本なんです。
絵本の最後ページは、次の犠牲者を想像させます。そのページもまたまた恐ろしい(笑)。
そして、その次は、あなたかもしれませんよ。
想像力を豊かにすればするほど、怖い絵本です。
『ジュマンジ』は、1982年コールデコット賞(アメリカで最も権威のある児童書の賞)を受賞しています。
2019年に村上春樹さんの訳バージョンが出版されました。
村上さんは、オールズバーグさんの2度目のコールデコット賞受賞作品『急行「北極号」』の翻訳も手がけていますし、その他にもたくさんのオールズバーグさんの絵本の翻訳をしています。
きっと村上さんも大好きな作家さんなんでしょうね。
映画化もされた人気の絵本です。
『ジュマンジ』 基本情報
アメリカの絵本
●文字:ひらがな 漢字あり(フリガナつき)
●文字量:中~多め
●絵:グレーの冷たいコンクリ―トでできた夢の中にいるような絵
●対象年齢:小学低学年くらいから
☆ヒンヤリしたいと思ったら読みたい絵本
●ページ数:32ページ
●サイズ:縦28 x 横25,4 cm
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