『ウォッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう』
【著者】中川 ひろたか (著)、高畠 那生 (イラスト)
【出版社】文溪堂
ざっくりいうとこんな絵本だよ
★ なんだかんだ言い訳をつけては、”家からでない”ウォッシュバーンさんの謎の行動。笑えるけれど理由はなんとなくわかるかも。
★ 考えるよりもやってみるほかない!と思える絵本。でも、それよりなにより笑える絵本!
★ ウォッシュバーンさんと逆に考えながら読んでも、おもしろい
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ウォッシュバーンさんは家からぜんぜん外にでません。
なぜって。
ウォッシュバーンさんいわく、外にはいろいろ危険なことがあるから
ウォッシュバーンさんの外に出ない理由は「ふむふむあり得るねレベル」から、「そんなことあるかい!レベル」まで(笑)
でもウォッシュバーンさん、あることをきっかけに喜んで外にでます!
彼の心を変えたモノはなんでしょう?
ウォッシュバーンさんは有吉くんに似た、やる気がなさそうな、でも優しそうな男の人。
とぼけた顔、びっくりした顔、痛そうな顔、ウォッシュバーンさんの表情はとってもユニークです。
そして、なかなか想像力豊かな人です。
ウォッシュバーンのいうように、家の外にでないのって、安全で、嫌なことにも直面しないし、思わぬことに巻き込まれることもない。
自分だけの世界が楽しめます。
でも、もしかしたら外に出たらもっともっと楽しい世界が待っているかもしれません。
ウォッシュバーンさんと反対に考えてみたらどうでしょう。
外に出たら、自分好みのお菓子のお店を見つけるかもしれないし、気の合う友達ができるかもしれませんし、好きな人とバッタリ街なかで会うかもしれません。
家のなかに居たら出会えない偶然に合うかもしれませんよね。
ウォッシュバーンさんの気持ちもよくわかるけれど。
外に出ていい事にも悪いことにも出会うのが人生。
何が起きるかわからないから楽しいくらいの気持ちを持っていないと生きていけませんね。
ウォッシュバーンさん。
家を出るだけでのことではなくて、なにかイヤなことをしなくちゃになったら、この絵本を読んでみて。
ウォッシュバーンさんを参考にして、イヤなことをちょっとやってみようかなと思えますよ。
楽しみで、喜んでやることが実際にやってみたら、あれ?と思うこともあるかもしれなしね。
やらなかったら何もない。
やってみたらイヤなこともあるかもしれないけれど、いいこともあるかもしれない。
やってみなくちゃわからないよ~。
『ウォッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう』 基本情報
日本の絵本
●文字:ひらがな
●文字量:少な目
●絵:みやすい絵
●対象年齢:読み聞かせは幼児からOK
☆なにかを始めるのが嫌だな~と思ったときに読みたい絵本
●ページ数:32ページ
●サイズ:縦26,5 x 横21,5 cm
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