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名作絵本『ちいさいおうち』今買うなら2019年改訂版がおすすめ

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名作絵本『ちいさいおうち』バージニア・リー・バートン

 

ちいさいおうち


【著者】バージニア・リー・バートン 石井桃子(訳)

【出版社】岩波書店

 

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ざっくりいうとこんな絵本だよ

 

 静かな田舎にあったちいさなおうち。長い月日がたち、ちいさなおうちの周りには、駅ができ、人と建物であふれるにぎやかな都会に。それでも変わらずにそこに建ち続けるちいなさおうち。どうなってしまうのでしょうか?

 

 名作絵本 2019年に改訂版がでている

 

 田舎から都会へ。ページをめくるごとに変わるちいさなおうちの周りの風景がおもしろい。

 

 人間のような、ちいさなおうちの感情が絵から伝わってくる。

 

 見開きで絵とストーリーが楽しめる構造になっている絵本。

 

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改訂版が買えるのはこちら

ちいさいおうち

ちいさいおうち

 
ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

 

 

名作絵本『ちいさいおうち』は、アメリカで1942年に描かれて、コールデコット賞(アメリカで最も権威のある児童書の賞)を受賞しています。

日本語訳は1954年に発行。

 

現在まで増版を重ね、たくさんの人から愛される絵本。

 

親子3代で楽しめる名作絵本です。

 

名作絵本『ちいさいおうち』には、大きなサイズの本と小さいサイズがあります。

 

大人たちが慣れ親しんでいるのは、たぶん絵本にしては小さめサイズのもの。(縦20.7 x 横16.4 cm 絵本にしてはコンパクトサイズ)

お値段も大きめサイズよりもお安めです。

 

大きなサイズは、縦24.2×横23㎝。

 

大きなサイズの絵本は2019年に改訂され、作者バートンの生誕110年を記念して美しく生まれ変わり、原書に合わせて色がクリアになっています。

 

買うならこちらがおすすめ!

 

ちいさいおうち

 

表紙には今まで消されてしまっていた文字が復活しています!

気づきますか?

(ヒント:玄関に通じる道に注目)

 

その他の変わっている点

 

●原書にはあった、献辞の“To Dorgie” 

(作者の夫ジョージのことらしい。)

●巻末のあとがき バートンさんの子どもが書いた「母ジニーのこと」

 

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ちいさいおうち

ちいさいおうち

 

 

しずかな田舎にちいさなおうちは建ちます。

立派なおうちです。

田舎には四季がおとづれ、月や太陽もぐっとそばに感じられます。

 

やがて時がたつにつれ、静かだった田舎がどんどん都会へ変身していきます。

ちいさなおうちのまわりには、車が通るようになり、電車が通るようになり、ビルが建ち、駅ができて。せわしなく動き回る人がたくさん。

 

お日さまや、月、星もほとんど見えなくなってしまいました。

 

あ~、ちいさいおうちだけそのまんま。

どうなってしまうのでしょうか?

 

優しい色合いのタッチで描かれた絵が、ちいさなおうちの感情を表現しています。

 

ちいさいおうちに感情移入してしまいます。

どんなにさみしく孤独になっているのだろうかと。

 

絵本のページをめくるたびに、ちいさなおうちは、幸せで楽し気な様子から、どんどん不安、孤独、あきらめ、悲しさが強くなっていきます。

読んでいるこちらもどんどん悲しくなってきてしまいます。

 

なんだかちいさなおうちが人間のように見えてきます(笑)

 

そして、ふとした瞬間に、自然の移ろいを感じたり、月やお日様を見上げたりするのが、どんなに気持ちがいいか。安心できるかを思い出させてくれました。

 

世の中が人間たちが不安に陥っている間も、月やお日様は変わらずにいてくれました。

自然の植物たちは毎年と変わらずに花を咲かせてくれました。

 

そんな自然が変わらないことが、どんなに私たち人間を安心させてくれたでしょうか。

 

ちいさなおうちの気持ちが、痛いほどよくわかる大人こそ、この絵本を楽しめるのかもしれません。

 

あまりにも名作なので、読んだことある人も多いと思います。

私もずっと前に読んだのですが、最近の世の中の不安な状態のなかで読み返したところ、この絵本の魅力が「ぐっと」感じられました。

 

あ~、こんなに自然って、人間を力強く励ましてくれるんだ。

人間だって、生き物なんだから自然の仲間なんですものね。私たちも、仲間の自然を守らなくちゃですね。

 

絵本を読んだら、さっそく外に散歩に行きたくなりましたよ(笑)

 

ちなみに、決して町が悪いわけではありませんし、にぎやかになることが悪いことではない、そして都会がおもしろくないわけではないのを知っている大人は、自然とのバランスのとり方も考えたいですね。

 

バージニア・リー・バートンの絵もとってもステキです。

見開き1ページに構成された、文章と絵のバランスが抜群です。

子どもも、見飽きることなく、読み飽きることなく絵本を楽しめるようになっています。

 

ページを開くたびに、「あ、こんなところに牛がいる」「あ!ここに鳥がいる」と、新しい発見があるような絵本ですよ。

 

『ちいさいおうち』 基本情報

 

アメリカの絵本

●文字:ほとんどひらがな 木、日、月くらいの漢字あり(フリガナあり)

●文字量:ふつう~多め

●絵:こまかな、やさしい色合いの絵

●対象年齢:ひらがなが読めるようになった頃(4.5歳くらいから)

☆都会につかれた、人込みにうんざりしている大人にもおすすめ絵本

 

 

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ちいさいおうち

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ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

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