絵本『フォックスさんのにわ』
【著者】ブライアン リーズ (著), せな あいこ (翻訳)
【出版社】評論社
ざっくり絵本紹介
★ 小きつねのフォックスさんの相棒は黒い犬。でもある日悲しいことがおきた。それ以来フォックスさんは、引きこもり庭仕事が嫌いになってしまう。ファックスさん、また元気になれるのかな?
★ 色鮮やかな美しくかわいい絵。細かく描かれているので見ごたえたっぷり。ふかふかのフォックスさんの毛並みがステキ。
★ ファックスさんの表情がコロコロ変わるのがおもしろい
★ 悲しすぎて「立ち直れないかも」と思ったら読んでほしい。悲しみはふとしたことで乗り越えられると感じる絵本
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主人公は黒い犬を飼っているキツネのフォックスさん。
二人は食事もでかけるときも、庭仕事のときもいつでも一緒だったのに、ある日悲しいことが起きてしまう。
がっかりして落ち込んでしまうフォックスさん
力をいれていた庭もとげとげしい草花でおおわれてしまいます。
とげとげの茎と葉から成長したのは大きな”かぼちゃ”
この大きなかぼちゃがフォックスさんの生活をまた大きく変えるモノになりますよ。
無邪気に楽しむフォックスさん
悲しむフォックスさん
おいしいものを食べるフォックスさん
嬉しさいっぱいフォックスさん
フォックスさんの表情がコロコロかわり絵本に引き込まれますよ。
なんだかとなりの家にファックスさんが住んでいるような気分になりました(笑)
最後のページはファックスさんの新しい日々が始まりを予感させます。
フォックスさん、また元気になるといいな~。
それにしても、何が悲しみを変えてくれるのかわからないものですね。
主役のフォックスさんですが、キツネがクセのない主人公として登場するのにちょっとびっくりしませんか?
海外の児童書や子ども向き映画ではキツネはなんとなく悪者だったり、意地悪だったり、クセのある役が多いので。
でもフォックスさんは、とっても心豊かなステキなキツネさんでしたよ。
『フォックスさんのにわ』は、2019年コールデコット賞オナーブック(次点作)に選ばれています。
コールデコット賞は、アメリカの児童図書館協会が、アメリカでその年に出版された最も優れた子ども向け絵本に毎年授与している賞。ニューベリー賞と並んで、アメリカで最も権威のある児童書の賞。
『フォックスさんのにわ』 基本情報
アメリカの絵本
●『THE ROUGH PATCH』
●文字:ひらがな
●文字量:少な目
●絵:見やすい 美しくかわいい絵
●対象年齢:ひらがなが読めるくらいから
☆つらいことがあった大人にもおすすめ
●ページ数:40ページ
●サイズ:縦21 x 横22.5 cm
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