『ルッキオとフリフリ おおきなスイカ』庄野ナホコ
【著者】庄野ナホコ
【出版社】講談社
ざっくり絵本紹介
★ 黒猫とぶち猫の仲良し二匹がかわいい
★ 大きなスイカを手に入れて、さらに大きな獲物も手に入れるストーリー
★ ページごとに二匹の猫の動きや表情が楽しめる
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ちょっと悲しい生活をしている黒猫のルッキオ(アニキ)とぶち猫のフリフリ
ある朝、大きなスイカを発見しました!
二匹はこのスイカを売って、マグロを買おうとするのですが。
なかなかうまくいきません。
ルッキオとフリフリはマグロを食べられるでしょうか?
表情や動きがページごとに違う、かわいい二匹の猫が楽しめます。
黒猫のルッキオは赤と白の水玉のスカーフを巻いていますし、フリフリはブルーのリボンを首に巻いています。
毛の色に合ったものを身につけた二匹はおしゃれさんですよ。
猫好きさんには、たまらなくもだえる絵本ではないでしょうか。
猫二匹以外、背景も細かく丁寧に描かれているのも見逃せません。
海の浜辺も同じかと思いきや、よ~く見るといろいろな発見がありますし、二匹が住んでいる家もかなりシュールに描かれていますよ。
ストーリーは動きがあって、飽きることなく楽しめました。
『ルッキオとフリフリ』は人気があってシリーズ化しています。
ちなみに、絵本ではルッキオは「アニキ」と呼ばれ、ちょっとワイルドな口調で話します。
作者の庄野ナホコさんは、江國香織さんや、多和田葉子さんの挿画も手がけている人気イラストレーターさんです。
雑誌『BRUTUS ブルータス』の表紙でも有名ですよ。
この作品で絵本作家デビューしています。
江國香織さんの『はだかんぼたち』(単行本)
ワイングラスを持った、おなかに大きな傷があるおしゃれな猫ちゃんが描かれています。
多和田葉子さんの『雪の練習生』(文庫)
椅子に座った大きな白いホッキョクグマが描かれています。
庄野さん、ツイッターによると実際に猫ちゃんを飼われているよう。猫好きさんなんです。
だからこんなに表情豊かな可愛い猫ちゃんが描けるんですね。
『ルッキオとフリフリ おおきなスイカ』基本情報
アメリカの絵本
●文字:ひらがな ちょっとカタカナ
●文字量:少な目
●絵:マンガちっくな可愛らしい絵
●対象年齢:よみきかせ 3歳ごろから ひとりよみ 6歳ごろから
☆猫好きの大人にもおすすめ
●ページ数:36ページ
●サイズ:縦26.5 x 横21.6 cm
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