子どもがいる人もいない人も、突然子どもにイラ!とするときがありますよね。
子育て中はもちろん
道を歩いていて大声で騒ぎまくる子どもにイラっとしたり
親戚や友達の子どもの態度や言葉にイラッとしたり
大人げなく子どもにイラッとしたときに読んでほしい絵本をおすすめします。
絵本『こねこのハリー』
【著者】メアリー・チャルマーズ(作) おかびゆうこ(訳)
【出版社】福音館書店
文庫本と同じサイズの小さな可愛いサイズの絵本。
文字量は少な目、絵だけのページもあります。
ある日、子猫のハリーがおかあさんといっしょに散歩に出かけます。
道草をするとおかあさんに注意されてしまうのに、おかあさんはお友達と道端で話し込んでしまいます。
あ~!これよくあるある!話しですよね。
子どもの頃「お母さんって生き物は、なんで話が長いんだ」とよく思いましたもの。
ひとりでつまらなくなったハリーは木に登って、家の屋根にとびうつったのですが、降りられなくなってしまいます。
大変!
ハリーどうなるの?
子どもにイラ!ときたら
『こねこのハリー』は、子どもらしい世界観がつまった絵本です。
突然、子どもの態度にイラ!ときたら、この本を読むのがおすすめ。
「子どもってこんなにも可愛い」ことを、一瞬で思い出させてくれますよ(笑)
子どものもつ、ユニークな優しさや無邪気さ、恥ずかしがりといったかわいらしさすべてがぎゅっとこの小さな絵本につまっています。
ハリーの可愛らしさ
1ページごとのハリーの動きや表情がコロコロかわって、とってもキュートなんです。
お母さんに引っ張られているハリー、手を振るハリー、もぞもぞ恥ずかしがるハリー
どのページのハリーも抱きしめたくなるくらい可愛いんです!
人見知りからくる恥ずかしがり屋な態度が、特に可愛い!
絵本を読んでいると、ちいさな子どもがすぐそばにいるような感覚、子ども特有の、ぷにぷにとした甘酸っぱい香りがしてきますよ。
やさしい絵と文章
やさしい線で軽いタッチの絵が描かれた絵本です。
基本は白黒の絵で、お母さんのエプロンと花だけが、表紙と同じ水色になっています。
絵とおなじく文章もとってもやわらかく書かれています。
子どもとお母さんの日常生活がリアルに書かれていて、自分もこんな風にお母さんと会話していたな~と思ってしまいました。
お子さんのいる人は、「こんな会話、子どもとよくしたわ」と思う人もいるはずです。
『こねこのハリー』はシリーズ化
『まっててねハリー』
『ハリーびょういんへいく』
『ハリーのクリスマス』
ハリーの絵本はシリーズ化されている人気絵本なんですよ。
まとめて全部読みたくなってしまいます。
基本情報
●アメリカの絵本
●文字:ひらがな と カタカナ
●文字量:少な目
●絵:やさしい線でかかれたスケッチ風 ブルー1色だけ彩色あり
●対象年齢:4歳から(ひらがなが読めるようになれば大丈夫)
☆大人もほしくなる!ほっこりする可愛い絵本
●ページ数:32ページ
●サイズ:縦15 x 横10.6 cm
まとめ
大人のペースや考え方で子どもに接していると、どうしても子どもに対してイラっとすることがありますよね。
そんな時に、そのイラっとかき消してくれるくらいの子どもの可愛さを思い出させてくれるのが、絵本『こねこのハリー』です。
子どもも、ハリーの気持ちがわかって楽しめる絵本なので親子で楽しめます。
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