70歳すぎてもまだ皇太子というイギリスの皇太子チャールズ皇太子
日本では、エリザベス女王と孫のウィリアム王子&キャサリン妃夫婦、ヘンリー&メーガンの間に挟まって少し影の薄い人ですが。
そう!
あのダイアナ元妃の旦那さんだった人ですよ。
今回はチャールズ皇太子の隠れた?秘密を探ってみました。
4つの顔をもつ男とは?
皇太子は、造園家でもあり、環境問題に取り組む男でもあり、自らのブランドのプロデューサーでもあった!
チャールズはだれもが御存知のように、イギリスの皇太子です。
また、チャールズ皇太子は実は有機農法を先駆けて実践している造園家であり、環境問題に取り組む男でもあります。
さらには、有機農法に基づいた農場や牧場でつくられたモノで製品をつくりブランド化し販売をするプロデューサーとしての顔をも持っています。
意外です!
靴の紐ひとつ結ばないようなお坊ちゃまだと思っていました(笑)
ちなみにチャールズ皇太子、インスタグラムもやっていますよ。
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造園家
チャールズ皇太子は、40年も前から広大な庭づくりに励む造園家です。
しかも近代的な農法や園芸は「自然に逆らっている」といい、40年前から有機農法で庭をつくる造園家で、活動当初は「変人」扱いされたというレベルです。
チャールズ皇太子の庭は東京ドーム1.3個分ほどの広さ
さらに庭園のほかに農園もありそれを合わせると、なんと皇居と外苑を合わせた面積の2倍にもなる広さがあるそう。
苗を植えたり、動物の世話までする皇太子、庭園の目玉は「タイム(ハーブの一種)の小道」は皇太子自身が砂利を敷き、タイムをひとつひとつ植えたそうですよ。
この庭園は1994年からは一般にも公開され、いまでは年間3万7000人以上の観光客が訪れるほどの人気があります。
環境問題に取り組む男でもある
皇太子は大学生のころから地球環境の保全に関心をもっていて、早くから地球温暖化に警鐘をならしています。
2020年1月はダボス会議に出席し「持続可能な経済発展」の重要性について演説しました。
【ダボス時事】英国のチャールズ皇太子は22日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で自身がライフワークとする環境問題の演説を行い、気候変動は「人類が直面した中で最大の危機だ」と訴えた。また、環境活動家のグレタ・トゥンベリさんとも面会した。
【引用:「時事ドットコムニュース」2020年1月23日】
一方では、英紙によると、この会議のためのスイスへの移動手段はCO2排出量の多いプライベートジェットだったそうですが(笑)
まあ、そこらへんは仕方ない側面もありますよね。
歩いていけるわけではないですし、皇太子というお立場もありますしね。
ただ、やはり影響力のある人の言葉は、世界中に広がりますし注目もされますので、会議に参加し意見を述べたことは大きな意味があったのではないでしょうか。
こだわりが強い男
そもそもヨーロッパ王侯世界では自分の食卓で饗する食材はすべて自分のところで作るのが習わしで、イギリスでもジョージ3世の時代からホームパークで野菜や果物をつくり、牛や豚を飼育していた。
現在もイギリス王室の晩餐会や園遊会で饗される食材は王室が育てたものだそうです。
日本の皇室も栃木県に御料牧場を持ってますので、そのイメージですかね?
地球環境に関心の高いにとって、「ハイグローブ」は、皇太子の有機農法による植物の栽培、動物の飼育など試験場という側面もあり、有機農法で基づく農業、畜産業を実践している場でもあります。
「ハイグローブ」におけるチャールズ皇太子のこだわり農法などの一部
●ハイグローヴでは邸宅やレストラン、すべての暖房設計は薪に頼っていて石油などの化石燃料は使っていない。
●電気も再生可能エネルギーや太陽光パネルにたよっている
●トイレの水や庭園で使われる水は雨水を貯水庫にためたもの。
●庭園や畑の堆肥・お手製の壌土によって植物を育成
●金属製、木製のついたてや塀などはない。自然にやさしい生け垣がつくられている
●下水用の配管もアシを編んで管にしたものが使われる
ブランドプロデューサーの一面も!
チャールズ皇太子のこだわりの庭園「ハイグローブ」には売店があり、この庭園の鶏が生む卵、野菜、果物、肉類、ハーブティー、有機農法でつくられた石けんなどが買えます。
なんと、チャールズ皇太子が設立したブランド「ハイグローヴ(Highgrove)」があります!
チャールズ皇太子が自ら手掛けるオーガニック商品を扱うブランドで、すべての食品(オーガニックの紅茶やジャム)はチャールズ皇太子自ら試食試飲して承認をしたものを商品化するといいます。
正真正銘の英国王室ブランドで、「ハイグローヴ」の商品にはチャールズ皇太子の紋章に由来したロゴが使われています。
日本でも、日本橋三越本店新館の地下2階に「ハイグローヴ」のショップがありますよ。
ちなみにロンドンには「ハイグローヴ」のショップはないそうです!
昨年2019年の天皇陛下の「即位礼正殿の儀」で来日したチャールズ皇太子が「ハイグローヴ」の店舗を視察したことはニュースにもなりましたよね。
「ハイグローヴ」のほかには、チャールズ皇太子は「ダッチー・オーガニック(Duchy)」というブランドもお持ちです。
こちらも皇太子所有の農場で作られた材料を使い作られたオーガニック食品のブランドですよ。
ダッチーのクッキーには”どんぐり”のような皇太子の紋章が一枚一枚に押されていますよ。
商品は、お味、パッケージ共に満足度が高くハイレベルだと評判です。
▼アマゾンでも取り扱いがありますよ
庭づくりは小さな環境活動
壮大な素晴らしいチャールズ皇太子の庭園づくりを参考にとはなかなかいきませんが、庭づくりは個人のできる緑化への取り組みのひとつです。
決してリタイアした男性の趣味のひとつではありません(笑)
庭がなければ、ベランダでもいいではないですか!
ちなみに私は季節柄、蚊が嫌がるハーブをベランダで育てようと思っています。
ちいさな一歩が大事なんですよね。
まとめ
イギリスのチャールズ皇太子は、皇太子であり、有機農法の造園家でもあり、環境問題に取り組む男でもあり、自らのブランドのプロデューサーでもありました。
また、皇太子を知れば知るほど、環境問題を机上だけの理論として語るだけでなく、何十年もかけて問題に取り組んでいるカッコいい男性だとわかりました。
私も環境問題に対して、チャールズ先輩を参考に地道に取り組んでみたいと思っています。