戦国時代の3人の武将といえば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康
3人の武将の性格・戦い方は”ウグイス”で例えられるように三者三様であったことがしられていますよね。
性格がちがっていた3人のファッションセンスは、どうだったのかをチェックしてみたいと思います。
*『AERA』5月18日号を参考にしています。
織田信長
3人のなかでは一番おしゃれなイメージがあります。
信長は「おおうつけ」と呼ばれていた変わり者
傍からは馬鹿げていると思われていた格好でも自分はカッコいいと思っていて、信長のファッションセンスは独自の美意識をもっていたようです。
西洋服飾の影響も受けた服を好んでいたそうです。
新しもの好きの信長は南蛮人の衣装も参考にしていたはずですね!
信長が実際に着ていたという「陣羽織(じんばおり) 黒鳥毛揚羽蝶模様(くろとりげあげはちょうもよう)」(写真左)、それはおどろきの衣装です!
山鳥の黒い羽根で背中一面を覆い、その中央に白い羽根を1本ずつカットして家紋を描いたもの。
ひゃー!
気持ちわるいですね~。
信長のファッションセンスは?
ファッションセンスあり!
なぜならば、ファッションとは自分が似合うものを着ることだから。
他の人から見たらビックリな服でも着こなしていればいいのです。
豊臣秀吉
若者が着るような華やかな服を好んだと伝えられています。
赤や萌黄、、黄色のような美しいものがあり最高級品を着ていたようです。
天下統一を果たした秀吉の自信が衣装でも表現していたのではないでしょうか。
秀吉の衣装だと伝えられている「陣羽織 淡茶地獅子模様唐織(うすちゃじししもようからおり)」は、当時最高品だった唐織で、大柄の唐獅子模様が織られていて、秀吉だからこそ入手できたくらいの最高級品だそうですよ。
今でいえば、イタリア・フランスのオートクチュールのようなレベルの豪華なものとのこと。
かっこいい!
と言いたいところだけと、猿に似ていて小柄だったという秀吉は着こなせていたのかな?
天下人というオーラでオートクチュールも着こなしていたと信じたいです。
秀吉のファッションセンスは?
ファッションセンスなし!
うーん、洋服は良くてもそれが似合っていたのかどうか?かなり不明。
お金さえあればだれでもステキな衣装は買えますしね。
徳川家康
天下人になった家康の日常の上着には大胆な柄が使われていた!
家康の着用していたという「胴服 染分平絹地雪輪銀杏模様(そめわけへいけんじゆきわいちょうもよう)」(重要文化財)は、大胆な柄は遠目からも目立つもので裏地には表地とはまったく違ったものが用いられてたモノです。
この服を着こなしていた家康は相当なシャレモノだったよう。
家康というと質素な健康オタクというイメージがあったので、かなり意外な家康の衣装。
まあ、天下人ですし、一枚二枚くらいはオシャレな衣装も持っていたでしょう。
もしかしたら、すごくファッションセンスのいいスタイリストが付いていたのかもしれないですよね。
家康のファッションセンスは?
ファッションセンス?だぶんファッションに興味なし!
ファッションよりも健康に興味が強くあったはず。
衣装にお金をかけるなら、健康食品にお金をまわしていたのではと思われます。
展覧会「きもの KIMONO」
本来ならば4月から始まる展覧会「きもの KIMONO」で見られるはずだった戦国武将BIG3 信長・秀吉・家康の衣装。
今後展覧会がどうなるかわかりませんが、実際に三人の衣装を見て三人のファッションセンスを判断したいですね。
まとめ
戦国時代の3人の武将、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のファッションセンスは、性格と同じくだいぶ違っていたようですね。
私はファッションセンスが一番良かったのは信長だと思います。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を衣装から、彼らがどんな人だったのかを想像するのは楽しかったです。
展覧会「きもの KIMONO」で3人の衣装を見ることは難しそうですが、NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」では、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康も登場します。これから衣装にも注目してドラマを見てみようと思います。
▼参考にした雑誌『AERA』の記事はこちらからも読めます。