女性に絶大な人気をほこる作家、江國香織さん。
江國香織さんの書く小説はゆるやかで不思議な世界観が楽しめます。
そんな江國香織さんの初期の本の表紙を飾っていたのが柳生まち子さん。
今回は江國香織さんの世界観をふんだんに表現している、柳生まち子さんが表紙・挿画を描いた本を紹介します
『温かなお皿』江國香織
ジャケ買いした本です。
江國さんの書くふんわりした小説の内容にもぴったり。
食事が終わった後のたくさんのお皿が積み上げられたテーブルにゴロリと横になった女性が描かれていますね。
お行儀が悪い?
常識はずれ?の女性を表しているのかな?
本は10ページ程度の短い短い短編が12編で成り立っています。
児童書のようにみえますが、大人向け小説です。
大人だけど大人になりきれない揺れ動く女性の心が書かれた作品が多いですよ。
『綿菓子』江國香織
中学生くらいの女の子が描かれた表紙
靴下や洋服には子どもらしさがあるのですが、どこか色っぽい雰囲気も漂わせた女の子です。
小学高学年~中学生くらいでも読める本です。
6つの短編集になっています。
でも私は大人に読んでほしい内容です。
もどかしい恋なのか?憧れなのか?かわからない気持ち。
大人が思うよりも子どもが大人ぽい考えをもっていたり、行動をしたりびっくりするようなことがあったり。
自分が大人と子どもの間にいた時期を思い出して読んでみては?
『江國香織童話集』
かわいい女の子が二人
まっすぐに向かい側の子をじっと見つめている姿。
どことなく大人ぽさも感じますね。
江國香織さんの童話30編ほどを集めた素敵な一冊です。
『江國香織童話集』(江國香織/著 柳生まち子/画)
作家江國香織のデビュー作『つめたいよるに』に収められた名作「桃子」「鬼ばばあ」「草之丞の話」はじめ20代に次々発表した短編童話30余を網羅した作品集。ピュアな視点で世界をまっすぐ見つめる子らの生きざまを美しい言葉で綴る。 pic.twitter.com/fnLl35GKkE
— 理論社 (@rironsha) February 27, 2018
まとめ
柳生まち子さんデザインは、ふんわり不思議な江國香織さんの世界観にぴったりです。
江國さんの本をさらに楽しませてくれますよ。
部屋に飾っても可愛いですよ。
▼紹介した本はこちら。画像をクリックするとアマゾンへ。