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楽茶碗とは?格付け一番の抹茶茶碗!楽美術館コレクションで茶道具鑑賞

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家にいながら美術館のホームページで茶道具を鑑賞してみませんか?

 

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リアル美術館ではマイペースに鑑賞できない茶道具も、家のネットをつかった作品鑑賞なら、だれにも邪魔されることなくじっくりと好きなだけ作品を鑑賞できます。

 

さっそくリアル美術館ではありえない鑑賞!

おやつを食べながら、コーヒーを飲みながら茶道具を鑑賞しましょう。

 

 

【茶道】楽美術館コレクションで茶道具鑑賞

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楽美術館は京都上京区の御所近くにある美術館。

樂焼窯元・樂家に隣接して建てられていて、樂歴代作品を中心に収蔵しています。

 

楽茶碗は、茶道の数あるお茶碗の中でも「一楽・二萩・三唐津」と格付けされているほど重宝されているお茶碗です。

 

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☝2018年 楽美術館「開館40周年新春特別展」パンフレット

 

楽美術館では年に4回ほど企画展が開かれています。そのたびに、さまざまな楽茶碗の魅力を私たちに発信してくれています。

 

●右:5代宗入作 黒楽茶碗  銘 亀毛

●左:14代覚入作 赤楽茶碗  銘 樹映

 

同じ楽茶碗でも、作者によってこんなにも違った趣をみせてくれることがわかります。

 

楽茶碗の歴史

 

茶道のお稽古に通っている人は初代長次郎から名前をすべて覚えている人も多いはず。

 

楽茶碗は一子相伝という形態で伝わっていて、桃山時代(16世紀後半)から450年にもわたり現代まで脈々と受け継がれています。

 

2019年(令和元年)に15代目が隠居をし直入となり、現在(2020年)は16代目が吉左衛門となっています。

 

16代目は1981年生まれの若い方です。

彼がこれからどんな作品を作り上げていくのかを私たちは同じ時代を生きながら見ることができますね。 

とっても楽しみです。

 

お茶碗拝見

 

楽美術館サイトでは歴代ごとにお茶碗が見られるようになっています。

 

この一覧すら圧巻なのですが、さらに「詳細はこちら」をクリックすると大きなサイズで個々の作品、作品情報(銘や由来など)が見られるようになっています。

 

初代長次郎 紹介されている3作品

●二彩獅子像 茶碗ではないが楽家のルーツを物語る作品。

●黒楽茶碗 銘 面影

●黒楽筒茶碗 銘 村雨

 

人気の高い3代目道入(ノンコウ) 紹介されている3作品

●黒樂茶碗 銘 木下

●赤樂茶碗 銘 僧正

●二彩鶴首花入 赤星家伝来

 

歴代茶碗のみなぎる個性を感じよう

 

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☝2017年開催した展覧会「茶碗の中の宇宙」パンフレット部分

 

2016・2017年東京と京都の国立近代美術館で開催した、歴代楽茶碗が揃った展覧会「茶碗の中の宇宙」パンフレットに掲載されている茶碗を見ても、歴代楽茶碗の多様性がわかります。

 

「茶碗の中の宇宙」パンフレットの茶碗紹介

●上右:初代長次郎 赤楽茶碗 銘 太郎坊

●上中:3代目道入作 黒楽茶碗 銘 青山

●上左:本阿弥光悦作 赤楽茶碗 銘 乙御前

 

●下右:14代目 覚入 色釉流水文赤楽平茶碗 銘 綵衣

●下中:15代目楽吉左衛門作(当時・現在は直入) 焼貫黒楽茶碗 銘 砕動風鬼

●下左:15代目楽吉左衛門作(当時・現在は直入) 焼貫黒楽茶碗 銘 巌裂は苔の露地 老いの根を噛み

 

楽美術館サイトでは、これら歴代楽茶碗の違いがさらに詳しくわかるようになっていますよ。

楽歴代のお茶碗をじっくり鑑賞して、それぞれの個性ある茶碗を堪能しましょう。

 

人気の3代目道入作品とは

 

平成28年秋期展「三代楽 道入・ノンカウ展」のパンフレットより道入作品を紹介しますね。

 

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 ☝「三代楽 道入・ノンカウ展」パンフレット

 

3代目道入(別名ノンコウの愛称をもつ)

(1599-1656)江戸時代初期に活躍

本阿弥光悦と親交が深かった。

光悦の芸術性を学んだ彼の作風は斬新でモダンな茶碗表現へと楽茶碗を革新させたと高く評価されている。

【参考:本『茶碗の中の宇宙』より】

 

たしかに道入の作品は初代長次郎と比べると、ものすごくあか抜けた印象がありますよね。

長次郎作品はカサカサのイメージが強いですし(笑)

 

「三代楽 道入・ノンカウ展」パンフレットの茶碗紹介

すべて道入作

 

1枚目 

●上:赤楽茶碗 銘 鶴(三井記念美術館所蔵)

●下:黒楽茶碗 銘 青山

 

2枚目

●左:黒楽茶碗 銘 山ノ端

●中:黒楽茶碗 銘 荒磯

●右:赤楽茶碗 銘 僧正

 

ぼってりした手の中にすっぽりと収まりそうな形の作品がそろっています。

シンプルなお茶碗の中に自分自身が引き込まれそうな魅力がありませんか?

 

歴代楽茶碗が鑑賞できるおすすめ本

 

愛蔵版 茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術

☝画像をクリックするとアマゾンへ

 

2016年京都、2017年東京で楽茶碗の展覧会が開かれ、歴代の楽茶碗が勢揃いした展覧会は大盛況でした。

 

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☝2017年開催した展覧会「茶碗の中の宇宙」パンフレット部分

 

あれほどの数の楽茶碗が並んだことって、かつてあったのでしょうか?というほどの鳥肌モノの展覧会だったと記憶に残っている人も多いと思います。

 

「え~そんな展覧会あったの?」と残念ながら展覧会を見逃した方、見に行ったけれど図録を買わなかったと後悔している方に朗報です。

現在その展覧会の図録が一般書籍化されて購入できるようになっています。

 

一日かけて見て読んでも見飽きることのないほどの楽茶碗の魅力がぎゅ~~っとつまった一冊は家宝レベルです(笑)。

 

楽美術館サイトよりさらに数多く、詳しく楽茶碗について学べます。

 

まとめ 

 

おすすめポイント

・楽茶碗の魅力を知る

・歴代楽茶碗がわかる

・家にいながら無料で鑑賞できる

 

楽美術館コレクションで茶道具鑑賞(茶碗)はいかがでしたか?

 

楽茶碗にはシンプルでありながらも人を惹きつける魅力があります。

楽美術館サイトでは、魅力たっぷり、一子相伝という独特の伝統で引き継がれてきた歴代たちの茶碗がひとつひとつ丁寧に鑑賞できますよ。

茶道に馴染みのない人にも楽茶碗の魅力が伝わると思います。

ぜひ楽美術館サイトのぞいてみてくださいね。

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 茶箱

「楽茶碗の恐ろしいほどの魅力がわかるよ」


紹介した楽茶碗のおすすめ本はこちら。

▼画像をクリックするとアマゾンへ

愛蔵版 茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術
 

 

▼楽美術館の公式サイトはこちらから

https://www.raku-yaki.or.jp/museum/

 

楽美術館 歴代茶碗鑑賞方法

 

楽美術館のサイト 

①「歴史」をクリック

  ☟

②「楽歴代紹介」を選びます

   ☟

③初代長次郎から歴代の面々が並んでいます。

●それぞれ歴代の収蔵紹介をクリックすると作品の詳しい説明が見られます。

 

▼2017年楽茶碗の展覧会「茶碗の中の宇宙」の記事はこちらにあります。