奈良の吉野葛 吉田屋「葛菓子」
葛って何?
お土産で奈良の葛菓子をもらいました。
え?これってそのまんま食べられるのかな?
お湯で溶かして食べるのかな?
そもそも葛ってなんだろう?
謎の多い葛菓子を食べてみました。
吉田屋の葛菓子
吉野葛と香川県産さぬき和三宝糖を使用した葛菓子です。
1枚1枚個包装されています。
いろいろなかたちのモノが15枚入っていました。
ピンクの桜や白の桜、紅葉した楓、緑の葉などがあり美しいです。
似たものに落雁といったお干菓子がありますが、それよりもだいぶビックサイズです。
が、この葛菓子も落雁のようにそのままかじって食べられます。
見た目の大きさにびっくりしますが、口にいれるとスッと溶けながらもしっかりと葛の食感が味わえます。
和三盆のやさしい甘味もあるので食べやすいです。
葛菓子にお湯を注げば葛湯にもなります。
ねっとりとして、かじって食べるのとは違う食感が楽しめました。
お湯に溶かす葛はなかなか冷めなくてびっくりしました!
奈良の葛といえば吉野葛
葛粉100%を本葛というそうです。
葛粉は薬効を持ち、体を温め血行をよくするため、風邪引き(葛根湯)や胃腸不良の時の民間治療薬として古くから利用されています。
有効成分としてイソフラボンが含まれているそうですよ。
【参考:Wikipediaより】
体をあたためる効用があるので、冷え性女性にはうれしい食材です。
また体を温めると免疫力も高まりますので、体が弱っているときなどにはおすすめのお菓子ですね。
葛粉はどうやって作られるの?
葛粉はどうやってつくられるのか調べてみました。
マメ科のつる性多年草、秋の七草の一つであるクズの根から得られるデンプンを精製して作られる食用粉が葛粉です。
デンプン質が根に集まる冬が採集の適期。
掘り出した根を繊維状に粉砕し、真水で洗い、その絞り汁をためてデンプンを沈殿させます。
アク抜きと沈殿を数回繰り返し、不純物を取り除き、最終的に良質なデンプン部分だけを取り出し日陰干しで乾燥させてつくります。
良質の葛粉を作るには手間ひまが必要とされます。
【参考:Wikipediaより】
作るのが大変なので、お値段は少しお高めなんですよね。
葛粉の産地としては、石川県の宝達葛、宮城県の白石葛、奈良県の吉野葛、静岡県の掛川葛、三重県の伊勢葛、福井県の若狭葛、福岡県の秋月葛などが有名です。
冷めにくく、冷えると固まる性質を利用して、和菓子や洋菓子の生地や料理のとろみつけの材料などにもよく使われています。
上の写真、鶴屋吉信の桜の和菓子「花つどい」も吉野葛粉を使っていますよ。
基本情報
●商品名: 吉田屋「葛菓子」15枚
●価格:1250円(税抜)
●賞味期限:1年間
通信販売
吉田屋「葛菓子」は通信販売あり。
まとめ
・美しい菓子
・日本の和菓子を楽しめる
・葛を知ることができる
奈良の吉田屋「葛菓子」はいかがでしたか?
小さな和三盆お干菓子から比べると大きめサイズでびっくりしますが、さらりとした口触りで食べやすいですよ。
日本人として「葛」についても知っておきたいですね。
茶箱
「葛は和菓子に欠かせないね」