展覧会「画家が見たこども展」三菱一号館美術館(ニコニコ美術館)
☝「画家が見たこども展」」パンフレット
「画家が見たこども展」は2020年2月15日から6月7日、東京駅そばにある三菱一号館美術館で開かれている展覧会です。
残念ながら現在、展覧会自体は新型コロナウィルスの影響で休館中(3/31まで予定)なのですが。
なんと”ニコニコ美術館”で、展覧会が見られるようになっています。
私が休館前に鑑賞した展覧会の会場内の混雑・雰囲気・写真撮影・所要時間などのレポートも加えておくので、ニコニコ美術館と一緒に「画家が見たこども展」を楽しんでくださいね。
ニコニコ美術館でみる「画家が見たこども展」
新型コロナウィルスの流行によって多くの博物館、美術館が休館している中、ニコニコ美術館では休止している展覧会のネット開催を行っています。
2020年3月12日三菱一号館美術館から「画家が見たこども展」の展覧会解説付き生放送されました。
ニコニコ美術館では、その生放送の動画が見られますので、さっそく「画家が見たこども展」 の放送を見てみました。
なんと館長の高橋さんが自ら展覧会の内容を解説してくれるという、うれしい内容になっていますよ。
高橋さんの説明を受けるのは坂本美雨さん。ふたりで一緒に展覧会をめぐります。
坂本さんのナイスな意見や質問もあり、坂本さんと高橋館長のネコ好き話で盛り上がったり、楽しみながら二人で展覧会をめぐっている姿が見られます。
高橋さんの解説は、展示作品・アートへの熱い想いがたっぷり伝わってくるものでした。
「可愛いでしょう?」
が連発する高橋さんも可愛かったです(笑)
高橋館長は作品の細かな解説、作品の背景や作家についても説明してくれますので、まるで自分が館長の接待を受けながら特別鑑賞をしている気分にもなれますよ。
作品はアップ画面になったりするのでじっくりと見ることができました。
難点といえば、展覧会の会場全体を映した映像が入ると、今回取り上げられない作品もちらちらみえて、「あ~気になる!」という気分にもなってしまうことでしょうか。
ニコニコ動画ではみなさんのコメントも流れるので、自分と同じように考える人やいろいろな意見がわかるのも面白いですね。
1時間50分(実際は1時間40分ほど)もする長い動画なので、自分のペースでじっくり楽しんでください。
ニコニコ美術館はパソコンで見るのがおすすめ。
携帯で見るにはアプリのダウンロードが必要なようです。
【鑑賞済レポート】混雑状況と今後の混雑予想
☝「画家が見たこども展」」パンフレット
金曜日夕方4時ごろ
新型コロナウィルスが騒がれ始めた頃だった影響もあり、混雑していませんでした
●チケット売り場:列はなし
●ロッカー:空きあり
休館後はウィルスの影響がなければ、 女性に人気展覧会になるはず。
”こども”を題材にした作品ばかりなので、可愛らしく女性好みの作品が多いからです。
休館後は、爆発的に大行列になるような混雑はないですが適度に混雑しそうです。
【鑑賞済レポート】混雑を避けたねらい目
私の考えた混雑を避けた鑑賞のねらい目は
●平日の夕方
普段は午後6時まで開館しているので夕方4時30分ごろから見始めても十分に鑑賞できます。
さらに金曜日は夜9時まで開館していますよ。
(※入室は閉室の30分前まで)
三菱一号館美術館から見える夜景がとっても素敵なので、その夜景も一緒に楽しめる夕方遅くがおすすめです。
【鑑賞済レポート】お得なチケット
三菱一号館美術館の年間パスがおすすめ。
1名用なら4000円で1年間、本人のみ何度でも入館できます。
★詳しくは「三菱一号館美術館」のホームページで確認をお願いします。
【鑑賞済レポート】会場内の一番の混雑はどこ?
☝「画家が見たこども展」パンフレット一部
ゴッホの作品が人気でした
「画家が見たこども展」のポスターやパンフレットにも使われている作品です。
この赤ちゃんは、人付き合いが上手でなかったゴッホが仲良くしていた数少ないお友達の一人、郵便配達員マルセル・ルーランの赤ちゃんです。
ぽっちゃりした赤ちゃん、何とも言えずかわいいですよね。
【鑑賞済レポート】会場の雰囲気・印象
☝「画家が見たこども展」パンフレット一部
可愛い展覧会という雰囲気があります。
とにかくたくさんの可愛いこどもたちに出会えます。
ドニ、ボナール、ヴァロットンといったナビ派というグループの作品が多く集まっている特徴もあります。
(ナビ派は印象派の後の19世紀末パリで活躍したグループ)
【鑑賞済レポート】写真撮影は?
会場内では1か所、写真撮影可能です。
白と黒のバロットン作品10点ほどが写真可能でした。
下の階へ移動する途中の廊下にも撮影可能の場所があります。
ここでは、ヴァロットンの《可愛い天使たち》のパネルがあり、子どもの間に入って写真が撮れるようになっていましたよ。
【鑑賞済レポート】鑑賞時間
私の場合は30分ほど。
普段はのんびり鑑賞派の私ですが、ウィルスの影響を考えてさっと鑑賞しました。
これを機会にと思い”年間パス”を買ったので休館後はもう一度行く予定。
余裕をもってのんびりと、可愛いこどもたちを鑑賞したいです。
【鑑賞済レポート】おすすめグッズ
三菱一号館美術館での展覧会でおすすめなのが、ぬりえ付きポストカードです。
作品のポストカードといっしょに、ぬりえができるポストカードがセットになって販売されています。
作家と同じように色を塗ってもいいし、自分の感性で色を塗って楽しんでもいいし。
いといろな楽しみ方ができます。
私はぬりえがしやすそうな作品を選んでみました。ピエール・ボナールの《家族の情景》です。
読んでおきたい・読みたい関連本
ナビ派について知りたかったら読んでみるのがおすすめ本を紹介します。
「かわいいナビ派」
ナビ派の代表的な画家ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットンを章ごとに取り上げ作品を紹介しています。
可愛い作品ばかりが楽しめます。
作者は「画家が見たこども展」の三菱一号館美術館の館長高橋さんですよ。
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岩波文庫「にんじん」
挿絵はヴァロットンが描いているので、たくさんのヴァロットンの白と黒の作品が載っています。
絵だけみるのが楽しいですよ。
なぜって本「にんじん」の内容は驚くほどちょっと悲しいものだから。
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「画家が見たこども展」基本情報
会期:2020年2月15日(土)〜6月7日(日)
会場:三菱一号館美術館
観覧料:当日一般1700円
▼公式ホームページはこちら。
まとめ
「画家が見たこども展」のレポートいかがでしたか?
可愛いこどもたちにたくさん出会える展覧会でしたよ。
ニコニコ動画で楽しんだ作品を、展覧会の会場で実際に見られるのを期待して待ちたいですね。
*混雑予想などはあくまでも参考程度にしてくださいね。
2020年見逃せない展覧会情報が載っている雑誌『日経おとなのOFF』おすすめです。
(「画家が見たこども展」の特集はありません。)
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