茶箱
「シンプルライフ続けられるのかな?」
自分の持ち物をスーツケースひとつでまとめるのが夢です。
シンプルライフを目指してはいるけれど、この気持ちがいつまで保てるのかが不安になってきました。
シンプルライフを長く実践するため、まずは意識を変革することから始めようと「禅」の心を学んでみました。
・モノへの意識を変える
・シンプルライフを生涯続けられる意識改革ができる
・「禅」の意識で自分の心も落ち着く
「禅」でシンプルライフへの意識改革
まずは禅語を学んで意識改革をしてみます
*茶道にも通じる「禅」が学べるというメリットもあります。
禅語「放下着」(ほうげじゃく)
捨てて、捨てて、捨てきってしまいなさい
「禅」では、モノを捨てることでモノに対する執着を捨て心を縛っていたものから自由にすることが重要だといいます。
なるほど。
確かにモノを捨てると、そのモノへの意識はなくなりますよね。
必要なモノだけを持つ。
私の最終目標である、最小限のものだけで暮らしていくシンプルライフにはぜったいに必要な意識ですね。
禅語「喜捨」(きしゃ)
困っている人や必要としている人に必要のないものを譲ること
惜しむことなく喜んで譲ったり寄付したりすることでモノを手放すことを恐れないのが大事です。
手放したモノへの執着がなくなると、新たなモノを取り入れる余裕もできます。
シンプルライフにも常に革新が必要。
その時その時の自分に合ったモノをアップデートしていきたいです。
禅語「本来無一物」(ほんらいむいちもつ)
何も持たずに生まれてきた、これが人間本来の姿
生きているうちにいろいろなものを持ってしまう(身につけてしまう)。それは執着でもあるそうです。
何もなくなっても「本来の姿」に戻るだけ、と思うと気持ちも軽くなってきますね。
禅語「知足」(ちそく)
「足るを知る」
今のままでありがたいという感謝の心と、もうこれで十分という求めない心をもつ
これこれ!
誰かと比べて自分には足りないものばかりを考えてしまう私には特に「重要だな~」と痛感した言葉です。
禅語「脚下照顧」(きゃっかしょうこ)
足元のこと、つまりその今その瞬間、目の前のことのやるべきことに取り組んでいくことをやっていくこと。
「禅」の基本ともいえる考え、大切な”今”をおろそかにしてはいけません。
限られた時間を大事に使い、”今”やるべきことだけに集中して、それだけを行うのは、シンプルライフにぴったりの考え方ですね。
禅語「身心一如」(しんじんいちにょ)
体と心は一体で切り離すことはできない
体の行い(行動)をきれいに保とうすることは、心をきれいに保とうとすることになります。
シンプルライフを目指して行っている行為は、心もキレイにしているんだと思うとうれしくなりますね。
「作務(さむ)」という修業
禅の世界では禅寺で僧が行う労働全般を「作務(さむ)」といいます。
作務のなかでも、掃除を中心にした労働は非常に大事とされていて、お寺の屋内外とも隅々まで清めることを毎日修業として行います。
つまり「掃除イコール修行」なんですよ。
掃除は自分の心の中も調える(ととのえる)ことにもつながるとされています。
シンプルライフに掃除は欠かせません。
私も毎日の掃除を修行僧の修行と同じくらい大事にしたいと思っています。
習慣にしよう!
「とにかくモノに執着しないことを」習慣にすればいいだけ。
禅の修行のように、習慣となればシンプルライフが長く継続できそうです。
禅の修行は、同じことを毎日繰り返すところに意味があります。
そうすることで習慣になるからです。
「はじめは人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる」
という言葉がありますが、習慣にしてこそ自然に体が動くのです。
NHKテキスト『お寺の知恵拝借』より
まとめ
「禅語」で学ぶシンプルライフいかがでしたか?
「禅」というと難しそうだな、とっつきにくいなと思いましたが、いざ学んでみると目からウロコのことばかりでした。
「禅」学んでシンプルライフを継続し続ける自信がでてきましたし、モチベーションも上がってきました。
これから「この世のものは自分のモノではない、仮のモノなんだ」くらいの強い意識をもって、シンプルライフを継続していこうと思っています。
●参考にした本はこちら
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