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「コートールド美術館展」事情ありスーパースター軍団来日!この秋は混雑必至

「コートールド美術館展」東京都美術館(上野)

 

モネ、ルノワール、ドガ、ゴーガン、美術に疎い人でも名前くらいは聞いたことがあるはず。

彼らは世界的に有名なスーパースター画家たちです。

この秋そんなスーパースターたちの名画が“とある事情”で上野の東京都美術館にそろって来日しているのです。この貴重な機会は絶対に見逃せません。

スーパースター揃いの「コートールド美術館展」で味わった感動を報告しますね。

 

 

「コートールド美術館展」混雑状況

 

☝展覧会パンフレット

 

当日の混雑具合 

展覧会初日、平日火曜日の3時半ごろに会場に入りました。

初日だったこともあり、まだまだ混雑には程遠いかなと感じるほどの人ごみ、マイペースで鑑賞できるほどの混雑具合でした。

夕方を狙ったことがよかったのかもしれません。平日の夕方(4時過ぎぐらい~最終入館時刻まで)はなかなかおすすめの時間帯です。

 

展示作品は60点ほどでそれほど多くないので会場内はゆったりと作品が展示されています。通路も広いので混雑が始まってもそれほど窮屈感は感じないと思われます。

 

この後の混雑予想

今回の目玉作品でもあるマネ《フォリー=ベルジェールのバー》の前には常に多くの人が集まっていました。

作品自体が大きく展示スペースも広いので、少し混んでいても見やすかったです。

 

意外な人気だったのはアンリ・ルソー《税関》

じっくりと見たかったのですが、なかなか好位置で見ることができずに苦戦しました。人が多く集まっているというよりも、じっくりと見る人が多かった作品です。

 

まずは9月の3連休に第一弾の混雑の波がきて、あとは会期終了までコンスタントに混雑しそう。

10月には同じ上野公園内にある上野の森美術館で『ゴッホ展』、西洋美術館では『ハプスブルグ展』が始まりますので、それらとまとめて鑑賞する人たちも増えることが予想できます。

 

ぜったいに混雑するのが第3水曜の「シルバーデー」(今回は9/18、10/16、11/20)。

65歳以上の人は無料なので、この日は大混雑が予想されます。

 

一番の混雑はどこ? 

今回の目玉作品でもあるマネ《フォリー=ベルジェールのバー》の前には常に多くの人が集まっていました。

作品自体が大きく展示スペースも広いので、少し混んでいても見やすかったです。

 

意外な人気だったのはアンリ・ルソー《税関》

じっくりと見たかったのですが、なかなか好位置で見ることができずに苦戦しました。人が多く集まっているというよりも、じっくりと見る人が多かった作品です。

 

通常であれば会場に入ってすぐ周辺は混雑がひどいのですが、今回は入ってすぐの会場が広いため混雑は感じませんでした。

 

知っておきたいコートールド美術館の基礎知識

 

 

美術館の創設者サミュエル・コートールド(1876-1947)はイギリスの実業家。1920年代を中心にフランス近代絵画の精力的な収集を行いました。

1932年ロンドン大学に美術研究所にコレクションを寄贈、研究所はコートールド美術研究所となり、その展示施設としてコートールド美術館が誕生しました。

 

今回はコートールド美術館の改修工事のために多くの名作が来日しています。

 

1922年コートールドさん46歳、コレクション第1号はルノワール晩年の作《靴ひもを結ぶ女》。画家が亡くなってまだ3年だったそうです。コートールドさんはほぼ同時代に生きた画家たちの作品を多く収集しています。

 

見どころポイント

 

☝展覧会パンフレット(部分)

 

とにかく人気の高い印象派~ポスト印象派の巨匠たちの作品が集まっています。美術の教科書を見ているような感じです。 

 

第1章 画家の言葉から読み解く

いきなりゴッホ、モネの作品が!

今回の展覧会で見られるゴッホはこの1枚だけなので見忘れなく。

 

後半はセザンヌ特集

「こんなに一気にセザンヌ作品をみることがあったかしら?」と思うほど。コートールドさんが一番多く作品を収集した画家がセザンヌだそう、コートールドさんのセザンヌへの愛を感じます。

 

第2章 時代背景から読み解く

マネ、モネ、ピサロ、シスレーなど。こちらにもスーパースター画家の作品が並びます。

 

隠れ人気のアンリ・ルソーの作品もここに。ルソーの作品はこの1枚だけですのでチェックです。

ちなみにコートールドさんが収集したルソーの作品はこの1枚だけだったそうです。あまり好みのタイプではないのかもしれませんね。

 

中盤はルノワール特集

コートールドさんはルノワールもお好きだったようでルノワールの作品も多く展示されています。特に《桟敷席》は人が多く集まっていて人気がありました。

 

後半にもドガ、ロートレック、マネと見ごたえたっぷりの作品が続きます。

この章の最後に、今回の目玉作品マネ《フォリー=ベルジェールのバー》が登場しますよ。

 

第3章素材・技法から読み解く

ゴーガンの作品2点が強烈です。コートールド美術館は英国随一のゴーガン・コレクションを有しています。

 

スーラの点描画法の作品も見逃せません。

ポスト印象派以後の次世代の画家たちボナール、モディリアーニの作品も楽しめます。

 

お楽しみ

コールド美術研究所ならではの作品を深堀

今展覧会では、コートールド美術館は研究機関コートールド美術研究所の展示施設なので、研究所の科学的なデータにより絵画を深読みするという絵画の見方が楽しめる展示方法になっています。

 

代表的な作品には絵画から見える時代背景や絵画技法、作品の特徴、科学的研究データ結果などが絵画とは別に大きく展示されています。絵画作品といっしょに見比べてみるのがおすすめです。

人間の目でただみるだけでは見えてこない絵画の秘密がみえてきますよ。

  

スーパースター軍団来日

☝展覧会パンフレット(部分)

 

「世界にはこんな画家もいるんだな~」なんて悠長なことを思うこともないぐらい、美術初心者でも「美術の教科書で習いましたよね?この画家」たちが勢揃いしています。

会場中にモネ、マネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーガンあげればきりがないほどスーパースターたちの作品が並んでいます。

 

スーパースター作品でも「失敗しちゃったのかな?」と思う作品に出会う経験をしたことがある人もいるかもしれませんが、今回はどの作品も「やっぱりスーパースター」と思う作品ばかりなのにも驚きます。

 

音声ガイド

音声ガイドのナビゲーターは三浦春馬さん。彼のやさしい声で作品鑑賞を楽しめます。

作品ガイドのほかに音楽だけを楽しめる音楽トラック2曲も入っています。音楽を聴きながら作品をみると展示会場が自分だけの絵画空間になります。おすすめです。

・貸出料金:550円

・音楽トラック

エマニュエル・シャブリエ「スペイン狂詩曲」

フレデリック・ディーリアス「断片第3曲」

 

美術初心者や子どもにおすすめ

主題がはっきりしていて見るだけでも楽しめる作品、風景画や人物画が多いので美術初心者の人、子どもでも楽しみやすくなっています。

 

コールド美術館改装ありがとう

何度も力説しますがとにかくスーパースター級の作品がこれだけ揃った貴重な機会はぜったいに見逃せません。

コールド美術館が改修中だからこその来日している名画も多いので、今後日本ではもう見られない作品も多くあるのです。だからこそスーパースター軍団来日というこの貴重なチャンスに「ありがとう」「ようこそ日本へ」と言いたくなります。

 

東京展が終了すると巡回も決まっていますのでそちらも要チェックです。

愛知県美術館 2020年1/3~3/15 

神戸市立博物館 2020年3/28~6/21

 

上野公園内の美術館が熱い

芸術の秋ということもあり美術館・博物館の集まる上野公園は見ごたえのある展覧会が揃っています。日程があえば「コートールド展」と一緒に楽しめる展覧会をまとめてみました。

 

・国立西洋美術館

9/23まで(会期終了間近)「松方コレクション展」

▼実際に「松方コレクション展」に行った展覧会レポートはこちら。

10/19~2020年1/26まで「ハプスブルグ展」

 

・上野の森美術館

10/11~2020年1/13まで「ゴッホ展」

 

・東京国立博物館

10/14 ~ 11/24まで「御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」」

 

・東京藝術大学大学美術館

9/29まで「円山応挙から近代京都画壇へ」 

 

少し足を延ばして東京駅まで行くことができるなら。

・東京ステーションギャラリー

10/20まで「岸田劉生展」

▼実際に「岸田劉生展」に行った展覧会レポートはこちら。

 

所要時間

私の場合1時間30分くらい

美術の雑誌や本でしか見たことのない作品が目の前に現れる感動も味わいながら、マイペースで鑑賞して楽しんでかかった時間です。

 

広い会場なので歩きまわるのもわりと大変ですが、さらに4時半過ぎに一周鑑賞した後もう一度最初に戻って気になった作品を再鑑賞しての所要時間です。

 

作品数はそれほど多くないのですが、とにかく見ごたえのある作品が続々登場して見入ってしまいます。

今展覧会ならではの絵画説明展示も見ごたえがあり、絵画を読みこなすのに時間がかかりました。

 

作品数から考えれば、気に入った作品を中心に見ていけば1時間以内で十分に見終わるかなとも思いました。

 

おすすめ本

展覧会の内容がぎゅっとつまった本が刊行されています。展覧会の予習にもなります。オールカラーで見やすい、雑誌なので軽めで持ち運びもしやすいですよ。

▼画像をクリックするとアマゾンへ。

コートールド美術館名画鑑賞ガイド (AERAムック)

コートールド美術館名画鑑賞ガイド (AERAムック)

 

 

「コートールド美術館展」基本情報

 

・会期:2019年9月10日(火)~12月15日(日)

・会場:東京都美術館(上野公園)

・休館日:月曜日、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火) ※ただし、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開室

・開館時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで) 金曜日、11月2日(土)は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで) 

・チケット:当日一般1600円 65歳以上の観覧料が安く当日一般チケット1000円

・巡回予定:東京の後は愛知と神戸に巡回します。

愛知県美術館 2020年1/3~3/15 

神戸市立博物館 2020年3/28~6/21

▼▼詳細は「コートールド美術館展」公式ホームページをみてください。

https://courtauld.jp/

 

まとめ

「コートールド美術館展」は期待通りスーパースターたちの作品が目白押しでした。

スーパースターの作品の中でも、さらにスター作品が東京上野で見られます。

ぜひこの感動を味わってみてくださいね。

 

▼2019年9月に楽しめる展覧会を集めた記事も読んでみてくださいね。