2019年10月7日更新しました。
2019年10月・11月・12月に楽しめる展覧会(上野・東京駅周辺)をまとめた記事が別にあります。
こちらもぜひ参考にしてくださいね。
2019年9月おすすめ展覧会(東京・横浜編)
2019年9月に楽しめる展覧会を紹介します。(東京・横浜編)
秋の美術館巡りの参考にしてもらえるとうれしいです。
「コートールド美術館展 魅惑の印象派」
☝「コートールド美術館展 魅惑の印象派」のパンフレット
この秋一番の話題になるだろう展覧会。
マネ最晩年の傑作作品《フォリー=ベルジェールのバー》が来日します。美術本、雑誌などで何回も見たことがあるあの不思議な構図の作品。本物を見られるなんて感激です。
そのほかにもルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーガンなどの巨匠傑作が一気に見ることができます。
それにしても「なんでこんな名作たちが一気に日本へ?」と思う人も多いはず。それはなんとコートールド美術館が改修工事のためなのです。この奇跡のような機会はぜったいに見逃せませんよね。
*コートールド美術館
英国ロンドン大学の付属するコートールド美術研究所の展示施設として1932年に開館した。イギリスの実業家サミュエル・コートールドが収集した印象派・ポスト印象派の作品が核となっている。
基本情報
●会期:2019年9月10日(火)~12月15日(日)
※9月18日(水)、10月16日(水)、11月20日(水)はシルバーデーにより、65歳以上の方は無料。そのため混雑が予想されます。
●場所:東京都美術館 企画展示室(上野公園内)
●休館日:月曜日、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火) ※ただし、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開室
●チケット:大人一般 当日券1600円16時
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https://courtauld.jp/index.html
「バスキア展」
美術ファンでなくてもバスキアの名前を聞いたことがある人は多いですよね。なぜなら昨年ごろから話題のZOZOTOWNの前澤社長が所有しているということでバスキア作品がワイドショーなどでも取り上げられましたものね。あの話題でバスキアに興味を持っている人も多いはずです。
1980年代に彗星のごとく現れたジャン=ミシェル・バスキア。
生まれは米国ニューヨーク・ブルックリン。活動期間はわずか10年。27歳という若さで悲劇的な死を遂げています。今や20世紀美術最大の巨匠の一人としての地位を確立しています。
彼の作品は強烈なエネルギーであふれていて、ジャズやヒップホップ、アフリカの民俗や人種問題など黒人画家ならではの主題を扱っています。意外なことにバスキアはバブル景気だった80年代日本の世相を反映したモチーフやひらがなを作品に取り入れたり、来日して6回の個展を開催したりと日本とも大きな関係があった画家です。
この展覧会は世界各地から集めたバスキア絵画やオブジェ、ドローイングで構成される日本オリジナルで日本初となる本格的な展覧会です。
前澤社長の彼女になってバスキア作品を直に見ることはできないので、この展覧会でバスキア作品を実際に目にしたいと思います。
基本情報
●会期:2019年9月21日(土)- 11月17日(日) 休館日:
●場所:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
●休館日:9月24日(火)
●チケット:一般2100円
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「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」
☝「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」のパンフレット
横浜美術館ではパリのオランジェリー美術館から名作が来日します。
ルノワール、マティス、ピカソ、モディリアーニら13人の名作70点、まとまって来日するのはなんと21年ぶりだそうですよ。
愛されキャラの画家アンリ・ルソーの作品も見られますよ。
*オランジェリー美術館
パリのセーヌ川岸に建つオレンジ温室を改修した瀟洒な佇まいのオランジュリー美術館。画商ポール・ギヨームが基礎を築いた。所蔵作品は印象派とエコール・ド・パリの作品群である。
基本情報
●会期:2019年9月21日[土]〜2020年1月13日[月・祝]
●場所:横浜美術館 〒175-0092 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい3-4-1
●休館日:毎週木曜日(12月26日は開館)、2019年12月28日[土]~2020年1月2日[木]
●チケット:大人一般 当日券1700円
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https://artexhibition.jp/orangerie2019/
「没後90年記念 岸田劉生展」
☝「没後90年記念 岸田劉生展」のパンフレット
岸田劉生といえば、学生時代に教科書でみたおかっぱ頭の「麗子像」が強烈なインパクトとして記憶に残っている人も多いはず。
岸田劉生(1891-1929)は日本近代美術なかで活躍した画家です。彼は自己の価値判断によって自己の絵画を展開した独創性のある孤高の画家といわれています。
この展覧会は150点以上の彼の作品を年代順に展示しているので、彼の人生の歩みとともに作品が鑑賞できるようになっています。
「麗子像」とはまったく違った作風の岸田作品に驚くことになりそう。
基本情報
●会期:2019年8月31日(土)-10月20日(日)
●場所:東京ステーションギャラリー(JR東京駅 丸の内北口 改札前)
●休館日:月曜日[9月16日、9月23日、10月14日は開館]、9月17日(火)、9月24日(火)
●チケット:大人一般1100円
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http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201908_kishida.html
「美しきいのち ―日本・東洋の花鳥表現―」
☝「美しきいのち ―日本・東洋の花鳥表現―」のパンフレット
隈研吾氏の設計によって2009年生まれ変わった根津美術館の新創開館10周年を迎えた、記念展覧会です。
絵画から磁器、中国と日本、古代中国(唐時代)から日本の江戸時代まで、色とりどりの花や鮮やかな羽をもつ鳥をモチーフにしたさまざまな形態・時代の花鳥作品が展示されます。
日本や中国の東洋美術の美しさに目を向けたくなったらおすすめの展覧会です。
隈研吾さんの建築作品は根津美術館周辺にたくさんあるので隈研吾ツアーができそうです。
▼▼根津美術館の近くにあるパイナップルケーキで有名なサニーヒルズの建物も隈研吾さんの作品ですよ。衝撃的な外観は見る価値ありです。
基本情報
●会期:2019年9月7日(土)~11月4日(月・祝)
●場所:根津美術館 〒107-0062東京都港区南青山6-5-1 地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線〈表参道〉駅下車A5出口(階段)より徒歩8分
●休館日:毎週月曜日 ただし9月16日(月・祝)、23日(月・祝)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・祝)開館、9月17日(火)、24日(火)、10月15日(火)休館
●チケット:大人一般 当日券1100円
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「竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション―メトロポリタン美術館所蔵」
☝「竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション―メトロポリタン美術館所蔵
」のパンフレット
竹工芸特有の美しさと表現形態が国際的に注目されています。
ニューヨークのアビー夫妻が収集した日本の竹工芸作品「アビー・コレクション」を紹介した2017年メトロポリタン美術館の展覧会「Japanese Bamboo Art: The Abbey Collection(日本の竹工芸:アビー・コレクション)」は、47万人以上を動員し大きな話題を呼んだそうです。
本展では工芸館所蔵の近代工芸の名品とあわせて、アビー・コレクションから厳選した75件を展示し竹工芸の魅力が紹介されます。
ニューヨーカーたちを驚かせた日本の竹工芸品は日本人として見逃せませんよ。
基本情報
●会期: 2019年9月13日(金)-12月8日(日)
●場所:東京国立近代美術館工芸館 〒102-0091千代田区北の丸公園1-1
●休館日:月曜日(9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月17日[火]、9月24日[火]、10月15日[火]、11月5日[火]
●チケット:大人一般 当日券900円
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「円山応挙から近代京都画壇へ」
☝「円山応挙から近代京都画壇へ」のパンフレット
18世紀に活躍した丸山応挙から呉春、長沢芦雪、竹内栖鳳、上村松園と近世近代へとつながる京都画壇の作品を楽しむことができる展覧会です。
見どころは東京で約10年ぶりに公開される大乗寺襖絵(通期展示)。
今展覧会は前期・後期に分かれていて大きな展示替えがあります。9/3(火)からは後期展示が始まり前期には見られなかった作品が展示されます。
基本情報
●会期:前期:2019年8月3日(土) - 9月1日(日) 後期:2019年9月3日(火) - 9月29日(日) 前期後期で大展示替えあり
●場所:東京藝術大学大学美術館 東京都台東区上野公園12-8
●休館日:月曜日 ※ ただし、月曜日が祝日または振替休日の場合は開館、翌日休館
●チケット:大人一般 当日券1500円
☟公式ホームページはこちら
https://okyokindai2019.exhibit.jp/
まとめ
ねこさん
秋は芸術鑑賞にぴったりの季節だよね。
いかがでしたか?
9月に東京・横浜で開催される展覧会を集めてみました。
気になる展覧会があったらぜひ足を運んでみてくださいね。