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2019年7~8月夏休みにおすすめの9展覧会 上野・東京駅周辺美術館

2019年7月~8月夏休みにおすすめ展覧会 上野・東京駅周辺

2019年7月から8月の夏休みに上野・東京周辺で楽しめる展覧会を紹介します。

夏休みの美術館巡りの参考にしてもらえるとうれしいです。

 

「松方コレクション展」

 

 ☝「松方コレクション展」のパンフレット 

 

国立西洋美術館開館60周年記念の展覧会。

日本のために美術館をつくりたいと願った松方幸次郎が収集した作品を見ることができます。

これらの作品は、火災で焼失したり、フランスに接収されたり、戦争などの当時の歴史や経済情勢などによって数奇な運命をたどったものです。

松方が買い付けたのにも関わらず、諸事情により結局日本にやってくることのなかったゴッホやセザンヌの名作もパリのオルセー美術館からやってきています。

 

この展覧会ですばらしい松方コレクションを見終わった後には、アート自体や、アートを鑑賞する楽しささえも破壊してしまう戦争の恐ろしさ・醜さを実感できるはずです。

戦争というものについて考えるきっかけにもなる展覧会にもなっています。

 

▼▼「松方コレクション展」に実際に楽しんだレポート記事はこちらにあります。

 

基本情報

●会期:2019年6月11日(火)~2019年9月23日(月・祝)

●場所:国立西洋美術館(上野公園内) 〒110-0007東京都台東区上野公園7番7号

●休館日:月曜日、(ただし、7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開館)、7月16日(火)

●チケット:大人一般 当日券1,600円

☟公式ホームページはこちら

https://artexhibition.jp/matsukata2019/

 

おすすめポイント

●西洋アート(1800年代後半~1900年代前半)の名品が一気に楽しめる

●戦争が及ぼした時代の荒波について知ることができる

●家族・親子で楽しめる(子どもも楽しめる)

 

「モダン・ウーマンーフィンランド美術を彩った女性芸術家たち」

 

☝「モダン・ウーマンーフィンランド美術を彩った女性芸術家たち」のパンフレット

 

おしゃれなデザインなどが日本で大人気の北欧フィンランド。

そのフィンランドで活躍した女性芸術家7人を一気に紹介する展覧会になっています。2015年に東京藝術大学美術館にて展覧会が行われ注目された、ヘレン・シャルフベック(1862-1946)の作品もみることができます。

 

西洋美術館(上野公園)の企画展「松方コレクション展」のチケット(鑑賞当日券)で入場できる常設展の中に会場はあります。

 

基本情報

●会期:2019年6月18日(火)~9月23日(月・祝)

●場所:国立西洋美術館(上野公園内) 〒110-0007東京都台東区上野公園7番7号

●休館日:月曜日(ただし、7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開館)、7月16日(火)

●チケット:大人一般 当日券500円

※本展は常設展の観覧券、または「松方コレクション展」(6月11日~9月23日)の観覧券でご覧いただけます。

☟公式ホームページはこちら

https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2019modernwoman.html

 

おすすめポイント

・フィンランドのアートが楽しめる

・女性芸術家のアートへの情熱を知る

・友達同士で楽しめる

 

「恐竜博2019」

 

☝「恐竜博2019」のパンフレット

 

夏休みというとなぜか恐竜が大人気(笑)。毎年のように恐竜関係の展覧会がひらかれているような気がします。

それだけ人気があって、まだまだ紹介されていない恐竜や、まだわかっていない恐竜の秘密がたくさんあるっていうことなんですよね、きっと。

 

今年は謎の恐竜「デイノケイルス」の全身復元骨格を世界初公開されます。

さらに、日本の恐竜研究史上最大発券「むかわ竜」の全身復元骨格を世界初公開など、見どころもたくさん♡

恐竜好きさんは、ぜったいに見逃せません。もう見に行くしかないですね(笑)

 

「恐竜展2019」のホームページから見られる「NHK恐竜超世界2019」コーナーも面白いので、こちらも要チェックです。

▼下をクリックすると「NHK恐竜超世界2019」のページへ。

https://www.nhk.or.jp/special/dino/

 

基本情報

●会期:2019年7月13日(土)~10月14日(月・祝)

●場所:国立科学博物館(東京・上野公園)※巡回展はありません 〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20

●休館日: 7月16日(火)、9月2日(月)、9日(月)、17日(火)、24日(火)、30日(月)

●チケット:大人一般1,600円 ファミリーチケットやフィギア付チケットあり

☟公式ホームページはこちら

https://dino2019.jp/index.html

 

おすすめポイント

・かっこいい恐竜たちに出会える

・恐竜のもつミステリーな魅力を楽しめる

・家族・親子で楽しめる(子どもも楽しめる)

 

「三国志」

 

☝「三国志」のパンフレット 

 

三国志マニアにとっては、たまらなく魅力的な展覧会が開催されます。

 

三国志の舞台は、2世紀末の漢王朝の権威が失墜し、各地で有力武将たちが次々と力をもち始めた頃になります。

群雄割拠のなかから、天下をわかちあった魏、蜀、呉の三国が新しい時代をつくりあげていくストーリーが三国志です。

 

力みなぎる三国時代のリアルな文物から、三国時代のリアルな活気があふれ出る展覧会になっています。

 

映画にもなっているし、テレビドラマにもなっているし、漫画にも、小説にもなっている三国志がリアルに登場です。

  

基本情報

●会期:2019年7月9日(火)~9月16日(月・祝)*東京の後は九州への巡回が決まっています。

●場所:東京国立博物館平成館(上野公園)〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9

●休館日:月曜、7月16日(火) ※ただし7月15日、8月12日、9月16日は開館

●チケット:大人一般 当日券1,600円

☟公式ホームページはこちら

https://sangokushi2019.exhibit.jp/

 

おすすめポイント

・ビジネスマンにも人気の三国志が展覧会になった

・リアルな三国志がみられる

・デートにぴったり

 

「マルアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」

 

☝「マルアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」のパンフレット

 

マルアノ・フォルチュニとは

20世紀初頭の服飾界の寵児となったマルアノ・フォルチュニ(1871-1949)。彼は、服飾・染織デザイナーでもあり、画家、版画家、舞台芸術家、写真家、そして、服飾作品を自ら世界に向けて送り出すプロデューサーでもあった。

【参考:「マルアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」ホームページより】

 

今回の展覧会では、彼の邸宅兼アトリエを美術館として公開しているイタリアのヴェネツィアのフォルチュニ美術館協力のもと、ドレス・コートなどの服飾作品やデザイン関連資料としていた絵画や版画が展示されます。

 

ステキな服飾や絵画がたっぷり味わえるおしゃれな展覧会。

レンガ造りの三菱一号館美術館の雰囲気ともぴったり合いそうで楽しみです。

 

基本情報

●会期:2019年7月6日(土)~2019年10月6日(日) 

●場所:三菱一号館美術館(JR東京駅丸の内南口より徒歩5分くらい) 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2

●休館日:月曜日(ただし祝日・振替休日の場合、9/30とトークフリーデーの7/29、8/26は開館)

●チケット:大人一般 当日券1,700円 *アフター5女子割あり(第2水曜日17時以降)

☟公式ホームページはこちら

https://mimt.jp/fortuny/

 

おすすめポイント

・おしゃれな展示内容にうっとり

・服飾に興味のある人におすすめ

・友達同士で楽しめる

 

「唐三彩ーシルクロードの至宝」

 

☝「唐三彩ーシルクロードの至宝」のパンフレット

 

20世紀初頭に中国で偶然に発見された唐三彩は中国を代表する存在。緑釉、褐釉、白釉(透明釉)の3色がかけ分けられた装飾が特徴です。

 

この展覧会では、唐時代(618-907)の王侯貴族たちの墓の副葬品であり、シルクロードを使った東西文化の象徴品であった唐三彩が展示されます。

たった三色の色使いが生み出すデザインのかわいらしさにびっくり。

そのほかにも、ペルシア三彩なども展示されるので、国際色あふれるエキゾチックな展覧会になりそうです。

 

基本情報

●会期:2019年6月22日(土)~8月25日(日)

●場所:出光美術館 帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階) 〒100-0005

東京都千代田区丸の内3-1-1

●休館日:月曜休館(ただし、7月15日、8月12日は開館)

●チケット:一般1,000円 

☟公式ホームページはこちら

http://idemitsu-museum.or.jp/

 

おすすめポイント

・唐三彩のエキゾチックな魅力

・中国を代表する唐三彩の名品が勢揃い

・趣味のあう友達同士で

 

「メスキータ」

 

☝「メスキータ」のパンフレット

 

メスキータってどんな人?

サミュエル・イェスルン・デ・メスキータ(1868-1944)は19世紀~20世紀初頭のオランダで活躍した画家、版画家、デザイナーでもあった人です。

2018年の展覧会で人気になったエッシャーは、メスキータが美術学校で教えていた学生で、エッシャーはメスキータの影響を大きく受けたといいます。

メスキータはユダヤ人であったためアウシュヴィッツで亡くなっています。

 

今回の展覧会は、200点を超えるメスキータの全貌を紹介する日本初のもの。

メスキータの没後75年を迎えた今年、彼の仕事を回顧して展覧会が開かれます。

この展覧会はきっと、彼の魅力を発見する絶好の機会になりそう。

これをきっかけに、日本ではあまり馴染みのないメスキータが一躍スターになるかもしれません。

☝パンフレットも5種類も用意されています。

どの作品もモダンでシャープ、おしゃれな雑誌に掲載されていそうなスタイリッシュなもので驚きます。展覧会が楽しみ♡

 

基本情報

●会期:2019年6月29日(土)~2019年8月18日(日)

●場所:東京ステーションギャラリー (JR東京駅 丸の内北口 改札前) 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1

●休館日:月曜日(7月15日、8月12日は開館)、7月16日(火)

●チケット:一般1,100円

☟公式ホームページはこちら

http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

 

おすすめポイント

・メスキータとはだれかを知る

・シャープなメスキータ作品の魅力

・デートにぴったり

 

「日本の素朴絵ーゆるい、かわいい、たのしい美術」

 

☝「日本の素朴絵ーゆるい、かわいい、たのしい美術」のパンフレット

 

日本人が昔から愛してきたゆるやかで、おおらかな絵。どこか不思議な味わいがあります。

「私も描けそう!?」

ニヤニヤ笑いながら、鑑賞できそうな展覧会になりそうです。

 

2019年春には府中市美術館で開催された『へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで

』も大人気でした。今年はゆるい作品が流行るかも。

 

▼展覧会の本『へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで』。おなかを抱えて笑いたくなる作品が満載です。特に徳川将軍の描く作品は要チェックです。

下をクリックするとアマゾンへ。

へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで

へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで

 

 

基本情報

●会期:2019年7月6日(土)~9月1日(日)

●場所:三井記念美術館(三井本館7階) 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 

●休館日:月曜休館(ただし、7月15日、8月12日は開館)、7/16(火)

●チケット:一般1,300円 

☟公式ホームページはこちら

http://www.mitsui-museum.jp/

 

おすすめポイント

・笑える作品多数

・自分で絵を描きたくなる

・家族・親子で楽しめる(子どもも楽しめる)

 

「台所見聞録 人と暮らしの万華鏡」

 

☝「台所見聞録 人と暮らしの万華鏡」のパンフレット

 

 生活に欠かせない台所に焦点を当てた展覧会です。


世界の伝統的な台所と、近代日本の台所改革の様子を、再現模型や図版、日本の家政書など約90点の資料が展示されます。

 

特に見てみたいものは、世界の伝統的な台所のフィギア。

宮崎玲子さんが50ヶ国以上の国を訪れ伝統的家屋における台所調査を行った際の記録や資料をもとに制作されたフィギア(1/10縮尺)が、6点展示されます。

北からはドイツ、ロシア、カナダのイヌイット、南からはインド、ネパール、日本の模型が見られます。楽しみ♡

 

基本情報

●会期:<東京>2019年6月6日(木)~8月24日(土)

●場所:ギャラリー1/2/3(東京)東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA 2F 〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-18

●休館日:<東京>水曜日、8/10-15

●チケット:無料

☟公式ホームページはこちら

https://www.livingculture.lixil/topics/gallery/g-1903/

 

おすすめポイント

・台所あれこれがわかる

・世界の台所事情を知る

・趣味のあう友達同士で楽しめる

 

まとめ

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ねこさん

暑い夏休みは、涼しい美術館でゆっくりと素敵な作品を鑑賞したいな。

 

クリムト展が終わった後の上野公園も、見逃せない展覧会がぞくぞくと登場します。夏休みは家族で楽しめる展覧会が多いのもうれしいですね。

 

▼▼2019年7~8月夏休みにおすすめの6展覧会 渋谷・六本木周辺美術館の紹介はこちらになります。

 

 

▼展覧会の参考にしたい本はこちら。秋から冬にも使えます。

日経おとなのOFF 2018年 7 月号

日経おとなのOFF 2018年 7 月号

 
ぶらぶら美術・博物館 プレミアムアートブック 2019‐2020 (カドカワエンタメムック)