東京ステーションギャラリーでおこなわれている『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』を見てきました。
見たことのない陶器のかわいさにびっくり。
写真も撮れるので、カメラ好きさんにもぜひぜひおすすめの展覧会です。
「令和」始めの展覧会は、この『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』を選んでみませんか。
『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』東京ステーションギャラリー
☝「ルート・ブリュック 蝶の軌跡展」のパンフレット
ルート・ブリュックさんて?
ルート・ブリュック(1916-1999)
1942年より、アラビア製陶所・美術部門のアーティストとして活動した女性。1960年代からはタイルピースを組み合わせた立体的な作品を生み出した。
【参考:『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』パンフレットより】
日本でも大人気のアラビアの食器のデザイン。素敵ですよね~。
北欧のデザインが好きな人には見逃せない展覧会です。
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『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』基本情報
●会期
2019年4月27日(土)~2019年6月16日(日)
●場所
東京ステーションギャラリー(JR東京駅丸の内北口改札前)
●チケット
大人一般 当日券1100円
●開場時間
10:00~18:00(金曜日は20:00まで)※入場は閉場30分前まで
●休館日
5/6・6/10をのぞく月曜日 5/7(火)
●展覧会ホームページ
▼▼こちらから見ることができます。
混雑具合 おしゃれな女性たちがわさわさ
混雑状況は
☝《カレリアの家》 1952-53年
休日の朝一10時頃に行ってきました。
いい感じで人が入っています。ガラガラではないけれど、ストレスなく作品を見られる程度の混雑です。
この日は朝から天気が悪く、もっと空いているかなと思っていたのでわりと人が集まっているなとも感じました。
☝右《カレリアの礼拝堂》 左《カレリアの家》
若い女性の友達同士が多め。一人でじっくり楽しんでいる若い男性、女性もけっこういます。
全体的におしゃれな若い人多めでした。
ゴールデンウィーク中ということもある、親子(母&娘)で鑑賞している人も多くみかけました。
男女問わず、いろいろな年代の人が楽しめます。
☝《静物》 1967-1968年
今後は展覧会の展示されている作品のかわいらしさが話題になりそうな気がします。
会場内は写真も撮れるので、SNSでも人気になりそう。
なので、ゴールデンウィークの後もどんどん人気がでそうな展覧会です。
☝会場内にはこんな素敵な壁もあります。この前で写真を撮ったらかわいい♡記念にもなります。
混雑を避けたいなら
金曜日の夕方から夜が一番のおすすめ。
混雑をさけるなら 平日の夕方もおすすめです。東京駅の改札を出てすぐなので、夜の予定の前に、東京から帰る前にちょっと時間をとって鑑賞することも可能です。
会場の雰囲気
会場のあちこちに作品があり、どこから見ようかな~とワクワクします。
どこもかしこもかわいいので、ウキウキしすぎて作品を見逃さないように気をつけてください。
☝《三つ編みの少女》1948年 かわいい女の子もいるよ。見逃せません。
☝《ライオンに化けたロバ》1957年 パンフレットの作品《ライオン》と色違い?作品もありますよ。
2階ではレンガの壁に飾られた作品がたくさん、さらに素敵さアップしています。
☝レリーフ(アダムとイブ) ゴージャス。
☝《ドバルダン》1972年 作品名のドバルダンはクロアチア語の「こんにちは」「こんばんは」といった挨拶の言葉。
見どころポイント
これが陶器なの?という驚き
☝《ヴェネチアの宮殿:鳥の扉》1953年 ふか~~いブルーが素敵な作品、形もおもしろい。
☝《肘掛けの椅子》1957年 今回の中で一番の私のお気に入り。家に飾りたい♡
☝シチリアの教会 1951年 素敵なかたちの陶器にびっくり。
掻き落とし技法の作品
☝《結婚式》1944年 「スグラフィート(掻き落とし技法)」で描かれたもの。技法はアラビア製陶所の同僚から学んだそうです。
蝶々シリーズ
☝《蝶たち》1957年 お父様が亡くなった後に蝶シリーズに着手。実際の蝶の文様に忠実なのも魅力。
☝《蝶の研究者》画家であり蝶の研究者だったブリュックのお父様がモチーフ
四角や六角形、円の組み合わせデザインも素敵
☝《ヘキサゴン》1950年代後期 かわいすぎる♡
☝《レリーフ》1970年代 タイルピースを使った作品。
☝《レリーフ》1970年代 タイルピースを組み合わせて、こんなかわいらしさを作り出すなんてすごい。
立体作品にも驚く
☝《都市》 1958年 立体の建物も陶器で。独特のセンスが際立っています。
☝《アッシュ・トレイ》1960-64年 こんなにかわいいトレイ、欲しくなります。
不思議なかわいさ(笑)
☝《ノアの方舟》1957年 舟にのっているノアがなぜかおもしろかわいい。
☝《宴のテーブル:ガチョウの皿》1960年 ブルーの鳥がちょっとこわい。
☝《母子》1950年 見るほどにかわいくみえてくる不思議さ。
所要時間
私は45分ぐらい。
写真を撮ることができるので写真を撮って、作品を鑑賞してとしているとあっという間に時間が過ぎていきます。
とにかくかわいい作品を鑑賞して、飽きることなく疲れることなく楽しめました。
おすすめ本
本『はじめまして、ルート・ブリュック』
グッズショップで私はこの本を選びました。
なぜかというとこの本の横を見てすごい!とびっくり。
本の内容だけでなく、本の作りのデザインにもこだわりを感じます。
(ただし、この本は展覧会に展示されている全作品が見られるわけではありません。)
この本には、皆川明さん鹿児島陸さんなどがルート・ブリュックの魅力を語ったインタビューも載っています。
展覧会に行けない人にはおすすめの本。もちろん、展覧会に行ってもう一度ルート・ブリュックを楽しみたい人にもおすすめです。
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まとめ
『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』は、かわいいがたっぷり詰まった展覧会です。
今まで知らなかったルート・ブリュックさんですが、この展覧会で一気にファンになりました。不思議な色合いの陶器は、いろとりどりの宝石のようにキラキラ見えて美しさにうっとりします。
東京駅からはすぐ行ける展覧会ですので、少し時間があればのぞいてみてほしい展覧会です。