森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ)でおこなわれている『ムーミン展』を見てきました。
狭い場所(エレベーター)恐怖症の私にとって、52階にある森アーツセンターギャラリーは難関の美術館(笑)。
でも大好きなムーミンのために頑張りました。
『ムーミン展』森アーツセンター(東京六本木ヒルズ)
☝「ムーミン展」パンフレット。飾りたくなるくらいかわいい。
ムーミンを知らない人はいないのでは?というぐらいの大人気のキャラクター。
日本でもいろいろな会社の広告や雑貨に使われています。
ムーミンだけでなくムーミンの仲間のキャラクター、ミイやスナフキン、ニョロニョロ、ムーミンパパとママなども人気があります。
でもムーミンってどこからやってきたのかしら?誰がつくったのかな?と案外知らない人も多いはずです。
この展覧会でムーミンについて知り尽くしましょう。
『ムーミン展』基本情報
●会期
2019年4月9日(火)~2019年6月16日(日)
会期中無休
●開館時間
10:00~20:00(火曜は17:00まで)*入館は閉館の30分前まで
●場所
森アーツセンターギャラリー
東京六本木ヒルズ森タワー52階
●チケット
一般当日券1800円
●展覧会ホームページ
▼▼こちらから見ることができます。詳しくは展覧会の公式ホームページで確認してください。
【公式】ムーミン展 THE ART AND THE STORY
混雑具合 GWはムーミン好きで混雑まちがいなし
混雑状況は
平日の1時すぎごろに行きました。
ムーミンの人気から考えて混雑するだろうな~と思いながら行ってみました。
行く前にはホームページのツイッター情報で混雑を確認。
混雑についてツイートしてくれていますので、行く人は必ず確認することをおすすめします。
この日はチケット売り場もエレベーターも会場内もスムーズでした。
会場内には若い女性のすがたが多く、友達同士が多かったようです。
カップルもわりとたくさんいました。
思ったよりも子どもの数は少なかったです。もう学校が始まったからかな?
小学校前くらいの小さな子がお母さんと一緒に来ている姿もちらちら見かけました。
これからはゴールデンウィークが混雑のピークだと思われます。
かなり混雑が予想されているようで、チケット売り場の前には列をつくれるようなポールが置かれていました。
若い人が多いので午前中早めの時間がねらい目のような気がします。あとは、案外6時過ぎの遅い時間の方が空いているイメージもあります。
(私の予想なのではずれたらごめんなさいね。)
一番の混雑はここだ!
会場に入ってまんなかあたり。
『ムーミン谷へのふしぎな旅』周辺が混雑気味でした。
カラーの原画が飾ってあり見ごたえたっぷり。みんな食い入るように絵を見ていました(もちろん私も)
今回はここが一番の混雑スポットでした。
こんな人におすすめ
ムーミンが好きな人におすすめ
当たり前ですが、ムーミンの世界を思う存分楽しめます。
かわいいだけではない、ちょっと大人ぽいムーミンにも出会えます。
デート先を探している人
ゴールデンウィークのデート場所に悩んでいる人におすすめ。
夕方から夜(火曜日以外20:00まで)も開館しているので、夜に行けば52階からの夜景も楽しめます。
52階にはカフェもあり食事もできます。
ムーミン展のみどころポイント
浮世絵とムーミンの関係
今回の展覧会で一番目からウロコだったのが、浮世絵とムーミンの関係です。
ムーミンの作者でもあるトーベは日本の浮世絵に興味を持っていたということで、きっと参考にしたのではないかということでした。
葛飾北斎の『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』の波、歌川広重『名所江戸百景大はしあたけの夕立』の雨など、たしかにちょっとトーベの描くムーミン谷と雰囲気が似ていますね。
ムーミンの故郷フィンランドと日本って島国で似ていることも多いのかもしれません。
ムーミンの作者トーベの人生
ムーミンの作者であるトーベの人生は、ムーミンの世界、登場するキャラクターと大きく関係していること。
当たり前のようでも知らなかったことが多くあり、ムーミンをただかわいいキャラクターと思っていたらちょっと見方がかわるかもしれません。
例えばムーミンシリーズの一番最初の作品
『ムーミン谷の彗星』
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世界第二次大戦直後1946年に出版された作品。
おそろしい彗星が地球にむかってくるというので、ムーミン谷が大さわぎになるストーリーは、恐ろしい彗星が戦争(核兵器)ともとれるような内容とも考えられるという見方もあるそうです。
ムーミンシリーズの一番最後の作品
『ムーミン谷の十一月』
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ムーミン一家は旅に出ていていません(笑)という衝撃の内容。
トーベの母が亡くなった直後の作品ということで、ムーミンママに会いたいホムサとトーヤが被るようです。
トーベの人生のいろいろを知ってから、ムーミンシリーズを読むとまた違ったムーミンのすがたが見えてきそうです。
『ムーミン谷へのふしぎな旅』
☝クリックするとアマゾンへ。トーベの絵を思う存分カラーで楽しめる本です。
スサンナという女の子が野原で拾ったメガネをかけると恐ろしい不思議な世界へ迷いこんでしまいます。そこからムーミンの友達たちの協力をかりながら、スサンナはムーミン谷を目指すというストーリー。
この本は、最後の一言が印象的です。
不思議な恐ろしい旅についてスサンヌが本当のことだったのだろうか?と疑問におもうのですが「そんなのどっちだっていいこと」として終わっています。
う~~ん、なかなか哲学的。
ムーミンの本って、絵はかわいいんだけど大人の読み物だなと思うんですよね。
いろんなムーミンに出会う
ムーミングッズの多さに驚きます。
ポスター、ポストカード、ファブリック(布)、ボードゲーム(ムーミン谷のすごろく)、ミイのきせかえボード、アドベントカレンダーなどなど。
特におもしろかったのは、銀行の広告や小児科病院の広告にムーミンが登場していること。
ムーミンの故郷スウェーデンでは本当に国民的なキャラクターなんですね。
音声ガイド
音声ガイドを借りることをおすすめします。
物語の内容を読んでくれる作品もあるので、物語を聞きながら原画を楽しめることができます。
ムーミンの世界にどっぷりとはまることができます。
途中クイズもありましたよ。
今回はイヤホンを使わないタイプ、電話のように音が出るところを耳に当てるたいぷでした。
所要時間
私は1時間ぐらいでした。
かなりのんびりとムーミンを楽しみました。もう一周してもいいかなと思ったくらいです(笑)。
ムーミンの原画は小さいサイズの作品も多かったので、じっくりとみてしまいわりと時間がかかります。
写真スポットあり
会場内は写真を撮ることができませんが、展覧会の最後にムーミンパネルと写真を撮れるスポットがあります。
本から飛び出してきたムーミンたちと一緒に写真が撮れます。
カメラ(携帯電話)をお忘れなく。
カフェ「Cafe THE SUN」もムーミン一色
展覧会会場のある森タワー52階にあるカフェ「Cafe THE SUN」では、展覧会の期間中に特別メニューが提供されています。
とってもかわいいムーミンたちにここでも会えます。
さらに、メニュー提供期間中には対象商品を注文すると「ムーミン展」オリジナルコースターがもらえます。
その他に、グランドハイアット東京の対象店舗、ムーミンカフェ(東京ドームシティ、東京スカイツリータウン、ムーミンベーカリー&カフェ キャナルシティ博多)でももらえるそうです。
*なくなり次第終了です。
グッズ販売も見逃せない
☝グッズ売り場のほんの一部。
かなり広いスペースにムーミングッズが並んでいました。
ムーミン展だけの特別グッズもたくさん用意されているようです。
私は、「猿田彦珈琲」とのコラボしたコーヒー、「麻布かりんと」とのコラボした商品が気になりました。
見ごたえたっぷりなので、グッズの買い物をする時間もきちんと準備しておくことをおすすめします。
どれもこれもかわいくてお財布のひもがゆるゆるになってしまいそうです(笑)。
かわいいムーミン関連ストアなどのショップカード
☝ムーミンハウスカフェソラマチ店とPEIKKOアンテナショップのスタンプカードになっています。両店舗のスタンプを集めると限定プレゼントがもらえます。
☝「ムーミン公式サイト」、ムーミンオフィシャルWEBショップ「PEIKKOペイッコ」、ペイッコアンテナショップのカードになっています。
これもかわいい。
2枚とも出口付近でもらえました。お土産にもなりますのでお見逃しなく。
ムーミン美術館に行ってみたい
☝フィンランドにあるムーミン美術館の紹介パンフレットもありました。
ムーミンの故郷でムーミンに会うなんて素敵ですよね。いつか行ってみたいです。
おすすめムーミンの本
ムーミンの本が新しくなるそうなので、これを機に集めてみるのもいいかもしれません。
☝講談社「ムーミン本」パンフレット
個人的に気になった本はこちら。どんな本なんだろう?
絵本『ムーミンママのハンドバッグ』。
ムーミンママが持っている「あいている時間が楽しくなるもの」「困ったときに役立つもの」などなどが出てきます。
バッグの形の絵本なんてかわいすぎです。
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先日読んだ本『ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソン』は、『ムーミン展』と似た感じの内容になっていました。こちらも参考にどうぞ。おすすめです。
☝クリックするとアマゾンで購入できます。
『PIXARのひみつ展』
同じ六本木ヒルズ 森タワー52階にある六本木ヒルズ展望台東京シティビューでは、4/13からは『PIXARのひみつ展』も始まります。こちらも大注目です。
ゴールデンウィークなら2つの展覧会が一気に見ることができます。
まとめ
『ムーミン展』はただかわいいだけではない、ムーミンをアートとして楽しめる展覧会でした。
かわいいムーミンがたくさんと思っているとちょっとあれ?と思うかもしれませんが、ムーミンの世界の奥ふかさを知るにはおすすめの展覧会です。
ムーミンの生みの親トーベについても、いろいろ知ることができます。
ただ小学校低学年くらいのちいさな子どもには、ちょっと楽しみにくいかもしれません。