東京国立近代美術館でおこなわれている『美術館の春まつり』を見てきました。
なんだかどこかの製パン会社の春のまつりのようなネーミングですが(笑)。
ピンクの桜に彩られた美しい美術館を満喫できます。
花粉症の人、乾燥が気になる人、ほこりが気になる人、紫外線が気になる人、天気が気になる人、トイレが気になる人も思いっきり楽しめます。
『美術館の春祭り』国立近代美術館(東京竹橋)
『美術館の春祭り』基本情報
●会期
2019年3月19日(火)~2019年4月7日(日)
2019年4月7日は無料観覧日になっています。
会期の残りほんの少しです。
●場所
東京国立近代美術館(東京竹橋)
●チケット
一般500円
●美術館ホームページ
▼▼こちらから見ることができます。
みどころポイント 桜だけではない花・動物
桜
☟ 《春宵(しゅんしょう)花影図》松林桂月 1939(昭和14)
日本の美という感じです。この絵の美しさを十分わかるような大人になりたい。
☟《春明波濤》加山又造 1966(昭和41)
桜の山と紅葉の山、黄色の山は松の山だそうです。黒に金でゴージャスな作品です。
☟《桜花図屏風 右》 跡見玉枝 1934(昭和9)
だれもに愛される桜。家に飾りたくなる美しさがあります。
☟《爛漫》中路融人 1986(昭和61)
平成を終わろうとしていますが、昭和61年の作品で展示作品のなかではかなり新しい作品です。
☟《晩春》河合玉堂 1916(大正5)
重要文化財
長瀞(埼玉県秩父)の舞い散る桜を描いた作品。川の水しぶきの音も聞こえてきそうな壮大な作品です。じっと見ていると自分も絵の中にいるように思えてきます。
小屋のところに人がひとりいるのにも注目です。
☟《花の夕》船田玉樹 1938(昭和13)
モダンな作品。家に飾りたいです。
☟《桜花図春》一部 跡見玉枝 1934(昭和9)
この画巻だけで40種類(におひさくら、黄金桜、こむらさきさくらなど)を超える桜が描き分けられています。
どの桜も美しい。
梅
☟《伏見の茶亭》安田靫彦 1956(昭和31)
秀吉が手に持つ梅だけでなく、着物の柄が美しいことにも注目です。
☟《夜梅》速水御舟 1930(昭和5)
牡丹・薔薇
☟《薔薇図》梅原龍三郎 1940(昭和15)
上手いの?どうなの?となんとも言えないのですが、そこがかわいいと思えてきます。わりと私は好きな作品です(笑)。
☟《牡丹図(李朝壺)》梅原龍三郎 1975(昭和50)
同じ梅原作品。上の作品《薔薇》から35年後、上手になっているのでしょうか?
動物たち
☟《飼われたる猿と兎 左》竹内栖鳳 1908(明治41)
右の屏風には猿がいましたが兎だけを大きくパチリ。なぜって兎が好きだから~(笑)。かわいい♡
☟《ひよこ》速水御舟 1924(大正13)
「待ってよ~」ってかわいい声が聞こえてきそうな作品。左のひよこって餌(みみず)をくわえているのかな?虫嫌いの私にはちょっとぞっとしてきました(笑)。
☟《椿と仔山羊》辻永(つじひさし) 1916(大正5)
かわいい絵のはずなのに、どうしてかちょっと怖い作品。
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まとめ
東京国立近代美術館の『美術館の春まつり』(2019年)では、桜だけではなくたくさんの美しい花やかわいい動物を見ることができます。
でもやはり桜は私たち日本人にとって特別の気がします。
きっといつの時代も画家たちは、美しい桜を好んで描いてきたのだと感じることができます。平成の終わりに、日本人の描く美しい桜を楽しめて大満足でした。
見終わった後は、「来年はどんな桜にであえるかしら?」と楽しみにもなってきます。
花粉症の人には特におすすめしたい美術館のお花見です(笑)。
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