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『ロマンティック・ロシア』Bunkamuraミュージアム(東京・渋谷) 混雑なくマイペースで鑑賞

Bunkamuraミュージアム(東京・渋谷)でおこなわれている『ロマンティック・ロシア』を見てきました。

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ロシアの広大な自然を感じる展覧会だったよ。

 

 

『ロマンティック・ロシア』Bunkamuraミュージアム(東京・渋谷)

ロシアの美術の殿堂といわれる国立トレチャコフ美術館より名画72点が来日した展覧会です

日本ではあまりなじみのないロシア美術を一気に楽しめる機会は見逃せません。

作品は世紀末(1980年代後半から1900年初期)ロシアの時代に描かれたもの。この時代のロシアでは、トルストイやツルゲーネフといった文豪や、チャイコフスキーやラフマニノフといった音楽家も輩出しています。

 

記念写真スポットは、エレベータを降りた入り口付近にあります。チェブラーシカと一緒に撮影できます。

  

混雑度 

平日のお昼過ぎごろに行きました。

 

2~3人の中年女性グループのお客様が多いです。渋谷(東急デパート)でお買い物をした帰りなのかもしれません。

一人でじっくりと楽しんでいる学生さんのような女性も多く見られました。

男性よりも女性多めです。

 

思ったよりも混雑していて、ほどよくにぎわっていました。

作品が見にくい、通路を歩きづらいというほどの混雑ではなかったので、マイペースでじっくり楽しめました。

 

おすすめ度

 

ロシア美術に興味のある人におすすめの展覧会です。

なじみがあまりないロシア美術で、全く知らない画家の作品ばかりだったので新鮮な気持ちで作品を見ることができました。

自然、人間、なぜかどの作品にも力強い生命力のあふれる美しさを感じる不思議さ・神秘さがあります。

 

ロシアで有名な美術館といえば「エリミタージュ美術館」。この展覧会は2017年に開催されました。その時の記事はこちらになります。

www.pooh70.com

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ロシアに行ってみたい人へおすすめ。

今でもちょっと謎めいたロシアという国をのぞけるような感じを味わえる展覧会です。

旅行に行くこともできますし、テレビでロシアの映像をみることも、インターネットでもロシアという国を知ることは簡単にできるのですが、この展覧会でロシアの風景や人々が描かれた作品を見て、なんとなく実態のつかめないようなロシアという国を身近に感じることが少し味わえた気がします。

 

今年は、北方領土問題でロシアを政治的にもテレビや雑誌で触れる機会が増えそうですね。

 

所要時間

私は1時間ぐらいでした。

 

ヨーロッパの絵画とは違うといわれる絵画の魅力を味わいたいと思いながら、丁寧に鑑賞しました。

 

みどころ

 

①「忘れえぬ女(ひと)」来日

10年ぶりの来日だそうです。

トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』の女主人公に触発された作品とも言われています。

画面からこちらをじっと見つめる強いまなざしのパワーに圧倒されます。

背景の霧がたったようなぼんやりした空気が、ロシアの厳しい寒さをびしびしと感じます。彼女がふっとはきだす、まっ白な息がみえそうです。

● イワン・クライムスコイ《忘れえぬ女(ひと)》(部分) 1883年

 

②広大なロシアの自然

● ワシリー・バクシェーエフ《樹氷》 1900年

【展覧会パンフレットより 部分】

どこまで行っても広い広い自然が広がっているのではと思えるような作品を見ていると、厳しい寒さ、その中で生き抜く植物や生き物の力強さや、自然の光が与えてくるれるあたたかさをぐっと感じます。

 

③ロシアらしい建築

華やかな多色のカラフルな色づかいや玉ねぎ型ドームの屋根などモスクの形など、他では見られない建築物を描かれた作品もおもしろいです。

 

おすすめ本・映画

 

「おそロシアに行ってきた」 嵐よういち 著 / 彩図社

2017年7月出発。首都モスクワ、世界遺産都市サンクトペテルブルクから、ロシアが実効支配する樺太(サハリン)、極寒のイルクーツク、飛び地のカリーニングラードまで広大なロシアを巡る旅行記です。最新?のロシア事情を知りたい人へおすすめの本です。

おそロシアに行ってきた

おそロシアに行ってきた

 

 

「名画で読み解く ロマノフ家 12の物語」 中野京子 著 / 光文社新書

2017年「怖い絵展」を企画した人として有名な中野京子先生による本。ロシアの王朝一家ロマノフ家を絵画を通して知ることができます。

名画で読み解く ロマノフ家 12の物語 (光文社新書)

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映画「アンナ・カレーニナ」

これぞロシア。ロシアを映像で感じることができる映画。

アンナ・カレーニナ [Blu-ray]

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基本情報

●会期:2018年11月23日(金・祝) ~ 2019年1月27日(日)

会期が残り短めです。

●場所:Bunkamuraミュージアム(東京・渋谷)

●展覧会ホームページ:▼▼こちらから見ることができます。

国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア | Bunkamura

 

まとめ

厳しい寒さが生み出す作品が多いなと感じる展覧会です。

絵画のどこかしらに寒さを感じるのは私だけなのでしょうか。寒いからこそ、人や動物・植物・木といった生き物から発する温かさ・生命力をぐっと強く感じることができました。

そして生命力とともに、ひきしまったロシアの空気感や自然の光も楽しめます。

ロシアの謎めいた神秘的な雰囲気も素敵でした。

 

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