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『カール・ラーション展』損保ジャパン日本興亜美術館(東京・新宿) 北欧の魅力で混雑するかも

東京・新宿にある損保ジャパン日本興亜美術館で開かれている、『カール・ラーション展』を見てきました。

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北欧スウェーデンの魅力的な画家の作品がたくさん見られるよ。

 

 

『カール・ラーション展』損保ジャパン日本興亜美術館(東京・新宿)

カール・ラーション(1853-1919)は、家族をモティーフにした作品で知られるスウェーデンの国民的人気画家です。彼と妻カーリンの暮らしぶりは、現代スウェーデンのインテリアにも深い影響を与えています。

展覧会のパンフレットから勝手に女性だと思っていました。が、男性でした(笑)。しかも作品の雰囲気からほっそりした美男子系の人を想像したのですが、自画像をみるとわりとかっぷくのいいおじさまでした(笑)。

 

混雑度 

平日の午後5時ちかくに訪れました。人はパラパラといる程度です(10人くらい)。

おばさまたち4人組や、親子連れ(60代の母親と20代の娘)、女子一人を見ました。5時30分ちかくに、ふともう一度大きく会場を見渡したところ驚くことに一人男子が3、4人いるじゃないですか!?しかも20~30代のおしゃれ系男子。インテリア関係の人なのかな?

閉館間際までいましたが、特に混雑はしませんでした。

休日は、新宿でお買い物や食事のついでに訪れるという人も多くいそうなので、にぎわいそうな展覧会ですが、動けないほど混雑するということはないと思います。

 

おすすめ度

北欧インテリアに興味のあるひとにおすすめの展覧会です。

日本でも大人気の北欧インテリア。家全体のインテリアのほかにも、ファブリックや食器などもみることができます。展覧会自体が、インテリア雑誌の特集「カール・ラーション家のインテリア」をみているような感じです(笑)。

絵画も家の部屋にいる家族を題材にしたものが多いので、絵画からもインテリアをみることができますのでお見逃しなく。

新婚さん、家を買ってこれからインテリアに取り組み人などにもおすすめ。デートにもぴったりの展覧会になっています。

 

所要時間

40分ぐらいでした。

かわいい家具をみたり、絵画をみたりプラプラと歩いて見て40分くらい。混雑していなかったので、会場内をウロウロしながら、自分のペースで楽しみました。

 

みどころ

①画家カール・ラーションを知る

まったく知らなかったカール・ラーション。性別すら勘違いしていましたが(笑)。今回の展覧会で一気にファンになりました。

▼《史跡巡りをする夫婦》1906年 カール・ラーション・ゴーデン(記念館)

【『カール・ラーション展』パンフレット部分】

 

②カール・ラーションの妻カーリンを知る

▼《アザレアの花》1906年 ティールスカ・ギャラリー

【『カール・ラーション展』パンフレット部分】

作品に描かれているのが妻のカーリン、かわいらしい女性です。

カール・ラーションの展覧会なのですが、その作品にも大きな影響を及ぼしていた妻のカーリンのデザインしたテキスタイルや洋服などもたくさん展示されています。カーリンも結婚する前は画家だったそうです。

カーリンのデザインした夫のカールに負けずに、カーリンの作品もビビットでありながらも、かわいらしい素敵な作品です。

 

③北欧インテリアを楽しむ

日本人が大好きな北欧インテリア。IKEA(イケア)もスウェーデンのお店ですし、リサ・ラーソンもスウェーデンの雑貨です。

絵画だけではなく、カール・ラーション宅を再現した客間、キッチン、アトリエ、居間の展示などもあるので、ほんとうにIKEA(イケア)にお買い物にきたような感じです。

ラーション夫婦が理想の家として改装した通称「リッラ・ヒュットネース」の室内装飾については、部屋ごとに異なる時代の様式(スタイル)にしたり、アンティーク家具を新しい用途に使ったり、どの部屋も子どもたちが楽しく過ごせるように工夫をしたそうです。

カールの描く作品から見られる家の中のインテリアも素敵です。赤い壁、板目模様のアンティーク家具、赤い椅子とテーブルのセット、壁に飾られた犬の絵画、オレンジ色の椅子などなど。あたたかなかわいらしい雰囲気を見ることができます。

 

展覧会の最後では、ラーション夫婦が理想の家として改装した通称「リッラ・ヒュットネース」の居間を、IKEA(イケア)の家具をコーディネートして実現したものが見られます。

 

④カール・ラーションファミリーに会える

▼リック・ヒュットネースの庭に集うラーション一家 1906-07年ごろ

【『カール・ラーション展』パンフレット部分】

カール・ラーションは家族をモデルにした作品を多く描いています。妻カーリンはもちろん、カールのお父さんウルフや、子どもたちもあちこちに登場します。

 

▼《カーリンの命名日のお祝い》1899年  カール・ラーション・ゴーデン(記念館)

【『カール・ラーション展』パンフレット部分】

長女のスザンヌ、妻カーリンが描かれています。ラーソン家では家族の誕生日や命名日には芝居と歌でお祝いすることが多かったそうです。この絵はそんな家族で過ごす日のワンシーンが描かれたものです。作品から楽しいカールファミリーの雰囲気や、カールの家族に対する愛情が伝わってきます。

ラーソン家のメイド、マルティーナがモデルになった作品『家庭料理の本』1912年版(表紙)もあります。メイドファッションがかわいい♡

 

おすすめ本

①「カール・ラーション スウェーデンの暮らしと愛の情景」  荒屋鋪透 著/ 東京美術

今回の展覧会の内容をぎゅっと詰め込んだおすすめの一冊。この本をみるだけでもカール・ラーションの素敵な世界に入りこめます。

カール・ラーション スウェーデンの暮らしと愛の情景 (ToBi selection)

カール・ラーション スウェーデンの暮らしと愛の情景 (ToBi selection)

 

 

②「北欧雑貨図鑑」  荒屋鋪透 著/ 東京美術

見るだけでも楽しい北欧雑貨の本です。

北欧雑貨図鑑 (NEKO MOOK)

北欧雑貨図鑑 (NEKO MOOK)

 

 

基本情報

●会期:2018年9月22日(土) ~ 2018年12月24日(月・休)

●場所:損保ジャパン日本興亜美術館(東京・新宿)

●展覧会ホームページ:▼▼こちらから見ることができます。

カール・ラーション | 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

 

まとめ

北欧インテリアを満喫できる展覧会です。

展覧会の帰り道ではかわいい雑貨屋さんをのぞきたくなりますし、自分の家に帰って、部屋や家の模様替えをしたくなります(笑)。

カール・ラーションというスウェーデンの画家を知るきっかけにもなります。カールの作品は生活・家族と密接につながっていて、作品がとてもあたたかく、家族への愛情がにじみ出ています。

これを機会にぜひぜにカール・ラーションの世界を満喫してみてください。

 

ちなみに会場入ってすぐが写真スポット。

損保ジャパン日本興亜美術館の所蔵するゴッホの「ひまわり」の複製画といっしょに写真をとれます。ちなみに、本物は所蔵品コーナーに展示されています。本物を見ることもお見逃しなく。

 

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