東京・竹橋にある東京国立近代美術館で開かれている、『MOMATコレクション(6月5日- 9月24日の所蔵作品展)』を見てきました。
『MOMATコレクション(6月5日- 9月24日の所蔵作品展)』 東京国立近代美術館(東京・竹橋)
混雑度
★★☆☆☆(★5満点 多いほど混んでます)
金曜日の5時ごろに行きました。東京国立近代美術館は金曜土曜は夜8時まで開館してます。うれしいことに5時すぎから、常設展の入館料は割引になります。
いつ来ても、混雑していることはありません(笑)。内容は素晴らしいと思うのに。混雑していなくて、うれしいなという気持ち半分、こんなに展示内容がいいのにみんな見ないのかな?とちょっと残念な気持ち半分です。
おすすめ度
★★★★☆(★5満点)
近代美術作品を見たい人にです。
のんびり、自分のペースで、思う存分鑑賞できる、秋の美術鑑賞にぴったりの展覧会です。写真撮影もOK(禁止作品もあり)なので、作品を自分なりに写真に撮ってみるのも楽しいです。
(上の写真はMOMATコレクションのパンフレットなので、この期間の展覧会(6月5日- 9月24日の所蔵作品展)では見られない作品もあります。)
今回(6月5日- 9月24日)の所蔵作品展のコレクションでは、なによりも奈良美智さんの作品が見られるのがおすすめポイントです。残念ながら、今回の内容の展示会は9月24日で終わってしまいますが、次の展覧会でも素晴らしい展示内容になるはずです。次回は、10月6日から(2018年1月20日まで)新しい展示内容のMOMATコレクションが始まります。
所要時間
40分ぐらい。
マイペースで作品を見て、写真も撮っての時間です。写真や彫刻は、ほとんどスルーでしたが(笑)。
何回か『MOMATコレクション』を見ていますが、好きな作品が多いか少ないかで、だいぶ所要時間は変わります。
▼▼2017年秋のMOMATコレクションの記事はこちらになります。
昨年(2017年)はMOMATコレクション特集だった「東山魁夷」。今年2018年10月には特別展として「東山魁夷展」国立新美術館(東京・六本木)が開かれます。こちらも楽しみです。
展覧会のみどころ
今回は展覧会を見る前に読んだ本「#名画で学ぶ主婦業」で大爆笑した名画鑑賞の仕方を学んだ?ので、マネをして絵画から感じた・思ったセルフを付けてみます。
▼「騎龍観音」 原田直次郎 1890年
→→朝一に必ず旦那さんに「麦茶飲む?」と聞く奥さん。
▼「金蓉」 安井曽太郎 1934年
→→「ふ~ん、それでどうしたの?」乗り気じゃないときのAB型の母。
▼「海」 古賀春江 1929年
→→はりきって、黒板にむかって数式を書きながら「ねえ、わかる?こうなる訳はわかる?」と子どもに一生懸命に算数を教えている先生。が、まったく子どもはやる気がない。
▼「湯女(ゆな)」 土田麦僊 1918年
→→「は~疲れたわ。テレビ見よう」仕事から帰宅直後、一人暮らし女子の姿。
▼「牛」福沢一郎 1936年
→→「今、忙しいです。」街中でキャッチのお兄さんに絡まれたとき。
▼「〇〇方面鉄道建設」 猪熊弦一郎 1944年
→→「ここで生きていけるかしら?」老後に田舎での移住を目指している旦那さんと移住地見学に行ったとき。
▼「静止した刻」 鴨居玲 1968年
→→「昨日の阪神戦みた?」「来年は監督交代かね~??」「いやいや、ピッチャーがな~」というおじさまたちの野次馬会議。
▼「南風」 和田三造 1907年
→→海の家にて。「あっちの方にいる女子たち、こっち見てね~?声かける?」
▼「囀(さえずり)」 結城素明 1911年
→→飼っている鳥と話すご主人。「昨日から奥さん一言も口きいてくれないの~。怒っているみたい。ど~しよう?ぴーちゃん」
▼「水郷」 小杉放菴
→→「やばい袋に穴、あいてた」財布を落としたおじさん。
▼「裸体美人」 萬鉄五郎 1912年
→→夏のお風呂あがり。「暑いわ~ちょっと涼んでからパジャマ着よう」
▼「原の城」 舟越保武 1971年
→→「あ~電車いっちゃったよ。」目の前で電車のドアが閉まって行ってしまったショックは隠し通せないが、仕方ないというあきらめも。
▼「無題」 加藤泉 2016年
→→「〇〇さん、また鼻血でてますよ」と後輩につっこまれる、仕事中に興奮すると必ず鼻血をだすお局さま。(実際に前の職場にいた(笑))
▼「自画像Ⅰ」 ゲオルク・バゼリッツ 1996年
→→ひどい二日酔いの時。「あれ~?まだ酔っているのかな~?」転んでも痛くても、なんでもニヤニヤ笑う。ちなみに、この絵って逆さまじゃないです。
▼「孕んだ女」 川原温 1954年
→→ひどい二日酔いの時パート2。「あれ~?まだまだ酔っているのかな~?」歯磨き粉と洗顔フォームを間違える一歩手前。
▼「poisson d'Avril(四月馬鹿)」 福沢一郎 1930年
→→仕事中、「これもっとほしい人」「はい、はい」といい大人がお土産のお菓子を取り合う男たち。
▼「多感な地上」 浅原清隆 1939年
→→「今日はどの靴を履こうかな。」同じような靴を並べて、玄関で悩むひととき。
まだまだ、気になる作品が続きます。
▼「大きな花束」 ポール・セザンヌ 1892-95年
▼「聾者の耳」 イヴ・タンギー 1938年
▼「無題(多角形のある頭部)」 ジャクソン・ポロック 1938-41年
▼「シドニー行き714便」のうちNo.43 エルジェ(ジョルジュ・レミ) 1968/81年
▼「ガス灯と広告」 佐伯祐三 1927年
そしてとっておきの作品がこちら。
▼「Harmless kitty 悪意のない子猫ちゃん」 奈良美智 1994年
むちゃくちゃかわいい♡家のトイレに飾りたいです(笑)。
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基本情報
まとめ
素敵な作品がならんだ展覧会でした。
紹介が遅れてしまい申し訳ないのですが、 会期まであと少しなので、見たいと思った方はお早めに見に行ってください。
本「#名画で学ぶ主婦業」で大爆笑した名画鑑賞の仕方がとても楽しかったので、次回からもちょくちょく挑戦してみたいと思っています。

次回のMOMATコレクションも楽しみだな~。