東京上野にある新国立美術館で行われている『縄文(縄文展)―1万年の美の鼓動』を見てきました。

茶色一色に染まった展覧会だよ。
- 混雑度
- おすすめ度
- 所要時間
- 展覧会のみどころ:『縄文(縄文展)―1万年の美の鼓動』
- 気になった作品
- お楽しみ
- ①音声ガイド
- ②写真撮影
- ③常設展も見逃すな
- ④ミュージアムシアター「美のはじまり」
- ⑤映画「縄文にハマる人々 世界で最も美しい謎」
- 展覧会の基本情報:『縄文(縄文展)―1万年の美の鼓動』
- おすすめ!2018年夏 上野公園周辺の展覧会
- まとめ:『縄文(縄文展)―1万年の美の鼓動』東京国立博物館(東京上野)
混雑度
★★★★☆(★5満点 多いほど混んでます)
[展覧会パンフレット]
金曜日の夜に行きました。 ツイッターでも混雑状況が見られるので、こちらで混雑状況を確認して、金曜日の夜間開館という混雑を避けるための時間を狙っていったのに…。
☆ツイッターでは「縄文展」の公式アカウントとは別に、「縄文展」混雑状況のアカウントがあります!!
なんとこの日の5時~は「賛助会員」?のご招待日だったらしく、混雑していたんです。ショックです。混雑していないと思っていた(確信に近かった!!)のに、ショックが大きくて、ちょっとベンチで休憩しちゃいました(笑)
美術館の人に聞いたところ、今日(夜間)が特別に混んでいると言ってたので、普段はもう少し混雑していないと思います。
でも、油断は大敵です!! そうもうすぐ夏休みがやってくるんです。 「縄文(縄文展)」は夏休みの宿題にぴったりの展覧会ですし、親子で来る家族も多いはずです。 ある程度の混雑は覚悟しておきたいですね。
おすすめ度
★★★☆☆(★5満点)
古代ロマンを感じることのできる展覧会です。歴史的にも、楽しめるのですが、美術的なデザイン性から見ても、大胆でおもしろい作品がたくさんあります。大人から子どもまで。見るだけでも楽しい展覧会になっていて、親子や家族で楽しめます。
ただ、ほとんどが茶色の土製の土偶、土器なので、初めから真剣に見入っていると、後半疲れてきてしまいます(笑)事前にこれは!!といった作品をきちんと頭に入れていくことをおすすめします。
ちなみに縄文時代とは、古代といっても、かなり古代です(笑)縄文時代は、約1万5000年前(紀元前131世紀頃)から約2300年前(紀元前4世紀頃)あたり。 想像もつかない、大昔の頃です。
縄文時代(じょうもんじだい)は、約1万5,000年前(紀元前131世紀頃)から約2,300年前(紀元前4世紀頃)、地質年代では更新世末期から完新世にかけて日本列島で発展した時代であり、世界史では中石器時代ないしは、新石器時代に相当する時代である。 [Wikipediaより]
日本が縄文時代の頃の世界では、どんな状況だったのかといえば
紀元前3000年頃エジプト第一王朝(メナス王、エジプト最初のファラオ)の成立し、ガラスが作製されるようになる紀元前2600年 インダス文明が始まる。(インダス川中流 現在のパキスタン北部辺り)、モヘンジョ・ダロでは、当時の人口4万人程度で、レンガ造りの家には、浴室と井戸があり、今でいう水洗トイレまであった。紀元前2589年 エジプトでクフ王が誕生。クフ王のピラミッドの建造。ギザの3大ピラミッドで一番大きいピラミッド。古代エジプトでは、この頃、ハサミ、カミソリ、鏡がすでに存在し、クフ王のピラミッドは43階建てのビルと同等の高さ。紀元前2530年頃 エジプトでカフラー王のピラミッドが作られる。ギザの三大ピラミッドで二番目に大きいピラミッド。スフィンクスもこの頃建造。[引用] = 世界の歴史を楽しむ = 楠本慶二 著
世界にはすでに、すごすぎる文明が存在してます!!
所要時間
ミュージアムショップもみて、合計で1時間ぐらいでした。
展示作品数は、わりと多めで、ほとんどが茶色の土製の土偶、土器なので、似た感じの作品が並んでいる気がしてきます(というか並んでいます)。(笑)気分転換のためにも、 第一会場と、第二会場の間に、ミュージアムショップをはさんで見てもいいかもしれません
または、途中のベンチに座って、今何を見ているのか?その土偶(土器)の特徴は何か、作成時代はいつなのか?ふと振り返ってみるのも、必要かもしれません 。ほんとうに、ず~~と茶色の作品が続きますから(笑)。
といった理由で、私は全部見て回るのに、1時間ちかくかかってしまいました。展覧会のみどころ:『縄文(縄文展)―1万年の美の鼓動』
①縄文土器のデザイン性
あの芸術家の岡本太郎さんが、「こんな日本があったのか」と感動したという、縄文土器には、大胆でかっこいいデザインを見ることができます。展覧会では、岡本さんが撮った縄文土器を、わたしたちも撮影できます。

②縄文の国宝が勢ぞろい

気になった作品
全体的にあまり馴染みのない縄文土器、土偶に感動をしました。

国宝土偶の「縄文の女神」、「中空土偶」、「合掌土偶」
思っていたよりも、小さくてびっくりしました。小さいのに、圧倒的な存在感を表してくる力強さがあります。歴史の重みなのかな?「猪型土製品」
パンフレットの下真ん中あたりにいる、かわいい作品。ぷっくりした猪が縄文時代にも、現在と同じようにいたんだ~とちょっと感動しました。お楽しみ
①音声ガイド
ナビゲーターは杏さん。 今回は、音声ガイドにクイズが入っています。新しい試みですかね。 私は縄文時代に、まったく知識が無かったので、音声ガイドの教えてくれる情報は貴重でした。 音声ガイドが無かったら、ぜんぶおんなじような作品に見えていたに違いありません(笑)②写真撮影
展覧会の最後に、撮影OKコーナーがあります。


③常設展も見逃すな


④ミュージアムシアター「美のはじまり」
東京国立博物館のミュージアムシアターでは、「美のはじまり」として国宝土偶5体の姿がシアターのスクリーンで見ることができます。 (展覧会は平成館ですが、シアターは同じ敷地内の東洋館の地下にあります。)
⑤映画「縄文にハマる人々 世界で最も美しい謎」
こちらは、7月7日から全国順次ロードショーが始まっているドキュメンタリー映画です。
展覧会の基本情報:『縄文(縄文展)―1万年の美の鼓動』
「はじめての土偶」 武藤康弘ほか 著/ 世界文化社



「縄文人に相談だ」 望月昭秀 著 / 図書刊行会
おすすめ!2018年夏 上野公園周辺の展覧会

ミラクル エッシャー展
現在、大人気展覧会がこちら。 上野の森美術館で開かれている「ミラクル エッシャー展」会期:2018年6月6日(水)~7月29日(日)※会期中無休 もうすぐ会期が終わってしまうので注意が必要です。 ▼展覧会の詳しい情報はこちらから。 ミラクル エッシャー展 公式ホームページ | 見どころやチケット情報などhttp://www.escher.jp/www.escher.jp ミラクル エッシャー展の記事はこちら。 www.pooh70.com
ミケランジェロと理想の身体展
西洋美術館で開かれているのは、「ミケランジェロと理想の身体」 です。 会期:2018年6月19日(火)~2018年9月24日(月・休) ▼展覧会の詳しい情報はこちらから。ミケランジェロと理想の身体 ‐ 国立西洋美術館http://michelangelo2018.jp/index.htmlmichelangelo2018.jp 西洋美術館は、企画展だけでなく常設展見応えがあります。 こちらもおすすめ。 国立西洋美術館http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html藤田嗣治展
東京都美術館で、2018年7月31日から開かれるのは、「藤田嗣治展」 です。 こちらも人気がでそう!!会期:2018年7月31日(火)~2018年9月24日(月・休) ▼展覧会の詳しい情報はこちらから。【公式】没後50年 藤田嗣治展http://foujita2018.jp/foujita2018.jp 5月には、目黒区美術館で「藤田嗣治 本のしごと」が開かれました。 ▼この記事はこちらです。www.pooh70.com
昆虫展
国立博物館で、開かれているのが「昆虫展」 です。会期:2018年7月13日(金)~10月8日(月・祝) 子どもに大人気になりそうな展覧会です。 香川さん好きな方も、大注目ですね。 ▼展覧会の詳しい情報はこちらから。国立科学博物館 特別展「昆虫」公式ホームページ / 見どころ紹介、入場券情報などhttp://www.konchuten.jp/www.konchuten.jp
まとめ:『縄文(縄文展)―1万年の美の鼓動』東京国立博物館(東京上野)
縄文時代って地味なんじゃない? と思っていたのですが、土器や土偶はおもったよりも、かわいくて、デザイン性があり驚きました。 縄文人さん、ちょっと軽くみていてごめんなさい。 展覧会で作品を見るたびに、「この土器や土偶が、紀元前の縄文時代につくられて、今ここに飾られているんだ~」と考えると、ロマンが広がりました。 私たちの、遠い遠いはるか昔の先祖が、これらをつくって使っていたんですよね。 感動です。


それにしても、茶色の土でつくられた作品をたくさん見たせいなのか、クッキーが食べたくたりました。 そんな気分になる人が多いのかな? ミュージアムショップでは、土偶や土器の形のクッキーがつくることのできる、SACSACの「クッキーの型抜き」が販売していました!! おやつ手作り派には、見逃せない一品ですよ。

