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茶道 2月の季節の言葉『稽古と茶会に役立つ実践取り合せのヒント2』より

幸せなことに、季節がある日本に住んでいるのだから、日本のかわいい季節を思う存分楽しみたいと、つねづね考えています。

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ほそぼそと茶道のお稽古に通っているのも、季節を楽しむことをできるから。ただ、勉強不足や無知なので、せっかくの美しい季節の楽しみに気づかないことも多くあります。

 

「どうにかしなくちゃ・・・・・・。」

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と思っていた時に、本屋さんで見つけた1冊がこちら。

 

淡交会(裏千家茶道のいろいろな会や団体をまとめた宗家の直轄団体)から、毎月発行されているテキスト「淡交テキスト 稽古と茶会に役立つ 実践取り合せのヒント2」です。

 

 

このテキストは、毎年趣向をかえてそのテーマにそって月に1冊発行されます。

 

2018年は「稽古と茶会に役立つ 実践取り合せのヒント」をテーマにして12か月テキストが出版されます。

 

本の内容に沿って、2月の季節を味わいたいと思います。

 

 

茶の湯ごのみ2月

 

今月の歳時(2月) 

 

24節季を中心に説明書きがあります。

 

節分(せつぶん) 1月20日頃

 

立春(りっしゅん) 2月4日頃

 

雨水(うすい) 2月19日頃

積もった雪や氷が解けて水になる、降る雪が雨にかわるという意味。

*年により変動あり。

 

 

「梅花祭(ばいかさい)」25日

菅原道真の祥月命日に寄せ、蒸米や梅の小枝を供えて菅公を偲ぶ祭り。

北野天満宮境内では、野点も行われる。

 

 北野天満宮はあの豊臣秀吉の「北野大茶会」がおこなわれた場所です。

www.pooh70.com

 

季節のことば(2月) 

 

東風(こち)

春に吹く東寄りの風。冷たさの残る荒い風。

 

軒端の梅(のきばのうめ)

平安時代の歌人・和泉式部の愛した白梅で、晩年の式部が軒近くから偲んだとされる。

 

冴返る(さえかえる)

立春をすぎてゆるんだ寒さが再び痛烈にぶり返すこと。

この言葉、この前天気のニュースで取り上げていました!!

 

薄氷(うすらひ(い)・うすごおり)

春先になって寒さが戻り、薄く張る氷。また厚く張っていた氷が解けて薄く残っている状態。

 

などなど。ほかにもいろいろな季節の言葉が紹介されています。

 

取り合せのヒント 意匠を知る(2月) 

 

鶯(うぐいす)

別名「春告鳥」(はるつげどり)

「鶯宿梅蒔絵大棗」(表寛造)、「梅鶯地紋真形釜」(古芦屋)といったお道具の写真や、「関連することば」もたくさん載っています。

流鶯(りゅうおう)

春たけなわの頃、木から木へ枝移りしながら鶯が鳴きたてること。

 

2017年に調べた「梅」と「鶯」のかわいい季節の言葉以外にも、知った言葉がありました。

www.pooh70.com 

意匠「梅」から繋がる(連想される)言葉を、マインドマップ方式描かれているのが、おもしろい!ですし、わかりやすいです。

例えば、こんな感じ。

「鶯」ー「初音(はつね)」ー『源氏物語』

「鶯」ー「梅」ー「菅原道真・天満宮」ー「牛」

                  -「渡唐天神」

 

 

トニー・ブザンの「マインドマップ」は、数年前にビジネス界で大ブームになりましたね(笑)

 

茶の湯の本で再び出会うなんて!!驚きでしたが、確かにわかりやすいですね。

新版 ザ・マインドマップ(R)

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マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術

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取り合せのヒント テーマを考える(2月) 

 

この章で取り上げられている季節の言葉にも、「マインドマップ」ついています。

 

渡唐天神(ととうてんじん)

天神様(菅原道真)が唐に渡ったという伝説に基づいてたもの。トレードマークは梅の一枝。

 

天神と牛(てんじんとうし)

天神様(菅原道真)と牛はゆかりが深いので、各地の天満宮には決まって牛の像があります。

ゆかりについては、諸説があるそうです。

 

節分(せつぶん)

 

初午(はつうま)

2月になって最初の午の日は、稲荷神社の祭礼の日。

稲荷神社は元は五穀豊穣を司る田の神として、やがて商売繁盛、家内安全、諸願成就の神として篤い崇敬を集めています。その総本宮・伏見稲荷大社の初午大祭はとりわけ盛大です。

 

初午にちなむ意匠

三千家家元の替紋である「つぼつぼ」は、伏見稲荷を信仰していた宗旦が、初午の土産物であった田宝(でんぽ)(土鈴のような陶製玩具)を紋にしています。

 

榮太郎まんじゅうを食べた時に使ったお茶碗に、この「つぼつぼ」模様がついています。

www.pooh70.com

 

茶道具一つから取り合せ二題(2月)

 

梅の水指

 

取り合せ1 立春:「染付梅水指」で2月の「立春」茶席

 

取り合せ2 鉢木:「剣山写 梅絵水指」で12月の「鉢木」(はちのき)茶席

 

能の演目『鉢木』のあらすじは、

ある大雪の夕暮れ、下野国の佐野荘(現在の栃木県佐野市)の外れにあるあばら家に、旅の僧が現れて一夜の宿を求める。

住人の武士は、貧しさゆえ接待も致されぬといったん断るが、雪道に悩む僧を見かねて招きいれ、なけなしの粟飯を出し、自分は佐野源左衛門尉常世といい、以前は三十余郷の所領を持つ身分であったが、一族の横領ですべて奪われ、このように落ちぶれたと身の上を語る。

噺のうちにいろりの薪が尽きて火が消えかかったが、継ぎ足す薪もろくに無いのであった。常世は松・梅・桜のみごとな三鉢の盆栽を出してきて、栄えた昔に集めた自慢の品だが、今となっては無用のもの、これを薪にして、せめてものお持てなしに致しましょうと折って火にくべた。そして今はすべてを失った身の上だが、あのように鎧となぎなたと馬だけは残してあり、一旦鎌倉より召集があれば、馬に鞭打っていち早く鎌倉に駆け付け、命がけで戦うと決意を語る。

年があけて春になり、突然鎌倉から緊急召集の触れが出た。常世も古鎧に身をかため、痩せ馬に乗って駆けつけるが、鎌倉につくと、常世は北条時頼の御前に呼び出された。

諸将の居並ぶ中、破れ鎧で平伏した常世に時頼は「あの雪の夜の旅僧は、実はこの自分である。言葉に偽りなく、馳せ参じてきたことをうれしく思う」と語りかけ、失った領地を返した上、あの晩の鉢の木にちなむ三箇所の領地(加賀国梅田庄、越中国桜井庄、上野国松井田庄の領土)を新たに恩賞として与える。常世は感謝して引きさがり、はればれと佐野荘へと帰っていった。

増鏡や太平記に記された、北条時頼が執権を退いた晩年に諸国を遊行した伝説から派生した筋書き

[Wikipediaより]

 

能の演目の内容まで知らないと、「「鉢木」(はちのき)ってなんだろう?」となってしまいますね(笑)

 

 

まとめ:「淡交テキスト 稽古と茶会に役立つ 実践取り合せのヒント2」

 

無勉強な私は、何年も茶道のお稽古を続けても、毎回のように「初めて知りました」と言っているような気がします(笑)

 

いろいろなことを知っているのと知らないのでは、まったく違った世界が見えてくるのが茶道のおもしろさだと思います。

 

少しづつでも、自分の知識を増やして、毎年同じ季節を過ごしても、どこか違った世界が見えるようになるといいな~と感じています。

 

テキストは全ページカラーで見やすいですし、茶道具の写真もたくさん載っています。

 

お値段は1冊600円(税別)

 

薄くて持ち運びしやすいので、電車の中で読むのもおすすめです。ピンクの表紙もかわいい♡

 

実践 取り合わせのヒント2 (淡交テキスト)

実践 取り合わせのヒント2 (淡交テキスト)

 
実践 取り合わせのヒント1 (淡交テキスト)

実践 取り合わせのヒント1 (淡交テキスト)