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『ブリューゲル展 画家一族150年の系譜』パンダより混雑していなかった 東京都美術館(上野)

上野公園にある東京都美術館で行われている『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜』を見てきました。

上野公園はパンダブームもあって混雑中ですが、この展覧会の混雑はどうかな?とちょっと心配しながら行ってきました。

混雑度:『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜東京都美術館

★★★(★5満点 多いほど混んでます)

平日の11時半ごろ到着しました。

展覧会が始まってまだ日が浅いこと。とにかく寒い日が続いていていること。などもあってか、会場の中は混雑していません。

緻密な描写が多い作品が多いため、じっくり見ているひとも多いのですが、その割には混雑を感じませんでした。

会場が広いおかげかな?。

ただ、連日インフルエンザ流行のニュースを見ていたこともあり、人ごみの中なのでマスクをしました(笑)。でも、マスクなしでも大丈夫なくらいの混み具合でした。

公式ホームページ、ツイッターでは、連日混雑状況が表示されていますので、行く方は参考にしてください。

私の考えでは、2月24日から同じ上野公園内にある西洋美術館で「プラド美術館 ベラスケスと絵画の栄光』が始まるので、こちらとセットで見ようと思っている人が多くいるのではないかと・・・・・・。

春休みにかけて、『ブリューゲル展』も混雑が予想されます。

お勧め度:『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜東京都美術館

★★★★☆(★5満点)

2017年の春、同じ都美術館で見たフリューゲル1世の「バベルの塔」の感動にはおよびませんが。

西洋絵画を見る時に、ずっとごちゃごちゃだったフリューゲル一族がスッキリわかったので見に行ってよかったです。

これからは、フリューゲルス(父)フリューゲルス(子)などと書かれた絵のキャプションにも恐れずにすみそうです。

所要時間:『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜東京都美術館

ミュージアムショップもみて、合計で1時間15分ぐらいかかってしまいました。

気づくと1時間はあっという間に過ぎていました。

そんなに気になった作品がたくさんあったわけではないのですが、2,3の気になった作品をじっくり見ていたのでわりと時間がかかっていました。

見ればみるほど、発見がありそうで、ねちっこくみてしまいました(笑)

2Fは写真が撮れたので、写真を撮るのにも時間がかかったということもあります。(写真撮影可能なのは、期間限定です)

展覧会のみどころ:『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜』東京都美術館

[展覧会パンフレット]

①画家一族 150年の系譜を知ることができる

父・・・ピーテル・ブリューゲル1世

16世紀のフランドル(現在のベルギーにほぼ相当する地域)を代表する画家ピーテル・ブリューゲル1世。

聖書の世界や農民の生活、風景などを時に皮肉も交えながら描き、当時から高い評価を得ました。

代表作には「バベルの塔」があります。

2017年春に「バベルの塔」を見た記事はこちら。

www.pooh70.com

息子・・・(長男)ピーテル2世 (次男)ヤン1世

(長男)ピーテル2世は人気の高かった父の作品の忠実な模倣作(コピー)を描く。

《ヤン・フリューゲルス1世とヤン・フリューゲルス2世の合作 『机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇』1615-1620年ごろ》

(次男)ヤン1世は父の模倣のほか、花など静物を積極的に描き、「花のブリューゲル」と呼ばれた。

 

孫・・・①ヤン・フリューゲル2世 アンブロシウス・フリューゲル

①《ヤン2世 『籠と陶器の花瓶に入った花束』1640-1645年ごろ》

ヤン1世の息子ヤン2世も父の工房で絵を学んで画家となる。

②《アンブロシウス 『花瓶に入ったチューリップとダリア』 1645-1650年ごろ》

ヤン1世の息子アンブロシウスも画家になっている。

 

ひ孫・・・①ヤン・ピーテル・フリューゲルス ②アブラハム・フリューゲル ③ヤン・ファン・ケッセル1世

ヤン2世の息子たちもまた同じ道を歩み、画家となる。

①《ヤン・ピーテル・フリューゲルス 『花の静物』1661年》

②《アブラハム・フリューゲル 『果物の静物がある風景』1676年》

③《ヤン・ファン・ケッセル1世 『蝶、コウモリ、カマキリの習性』1659年》

ヤン・ファン・ケッセル1世はヤン2世の子どもではなく、ヤン2世の兄弟の子ども。

②そのほとんどが日本初

ブリューゲル一族の画家たちが生み出した宗教画、風景画、寓意画、静物画などおよそ100点を展示されていて、出展される作品のほとんどが日本初公開。貴重なプライベート・コレクションのため。

③細密画のルーツと伝統

ヤン1世の『水浴する人たちのいる川の風景』では、水面に映る人影まで細かく描かれている。絵画のすみずみまで見逃せない。

[参考:展覧会パンフレット 展覧会公式ホームページ]

気になったかわいい作品:『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜東京都美術館

「野外での婚礼の踊り」

ピーテル・フリューゲル2世 1610年頃

この作品を見たかった!!

当時の農民の姿がいきいきと描かれ、当時の社会が目の前に現れるます。

その当時のファッションも知ることができますし、いろいろな視点からこの絵を見るとすごく楽しいです。

男性のズボンはこの時代の特徴?なんでしょうか?ちょっと衝撃的です(笑)白い頭巾をかぶっているのが女性ですね。

そして、結婚式だからなのかあちこちでキスをしていたり、抱き合ったりする男女が・・・・・・。ちょっとハレンチな雰囲気がしますが。

みんな楽しそうです。

机の前に座った花嫁(白い頭巾をかぶっていない)だけは、なんだか元気ない。花婿も見当たりませんし・・・・・・。ちょっと心配です。

 

この作品は、ピーテル・フリューゲル1世が描いた作品を息子のピーテル・フリューゲル2世が模倣した作品です。

ピーテル1世は、これらの農民のありのままの姿を描くために農民に扮して、町の中の農民の生活実態を見に行ったりしていたそう。実体験に基づくリアルな当時の農民の姿が描かれているのです。

会場では、大きなテレビ画面に映し出されたこの作品の人物たちが、楽しげな音楽にあわせて踊りだします。おもしろいので、ぜひお見逃しなく。

私にとっては、絵画作品からその当時の社会を知るという見方を学んだ、大学時代の思い出の作品でもあります。この授業を担当していてくれていた先生元気かな~?と懐かしい作品でもあります。

「七つの慈悲の行い」

ピーテル・フリューゲル2世 1616年

 七つの慈悲が描かれているのがわかりますか?

「飢えた人には食べさせ、喉が渇いた人には飲ませ、旅の人には宿を貸し、服のない人には着せてやり、病気の人には見舞い、囚人を訪ね、死者は埋葬するという七つの行為。」

どこに何が描かれているのかを探すのも楽しい!!

絵で描かれたことを見ることは、文字の読めない人や小さな人にもわかりやすい伝え方で、言葉や文字で学ぶよりももっと強烈に体や頭に浸透させる方法です。

わたしも、この絵を家に飾って「7つの慈悲」を腹黒い自分にうえつけようかな~とも思いました(笑)

「聖霊降臨祭の花嫁」

ピーテル・フリューゲル2世 1616年以降

もともとは春の収穫を祝う農業祭が、新約聖書の出来事と結びつけられ宗教的な祝祭となったもの。一部の農村では農業祭としての性格を残していた。

これは祭りのひとコマで、少年と少女が花婿と花嫁に扮して列を作り、お祝いのごちそうをもらうために練り歩いている場面である。

参考:展覧会作品キャプションより

 

そのほかにも、「鳥罠」など農民の生活風景が描かれた作品を楽しみました。

お楽しみ①『ブリューゲル展』期間限定で一部写真撮影可能あり

開幕記念!ということで、一部展示室(2F)が写真撮影可能になっています。

ただし、期間限定です。1月23日(火)から2月18日(日)まで。

今回の目玉作品だと思われるピーテル・フリューゲル2世「野外での婚礼の踊り」、ヤン・フリューゲル2世が描く花の作品も撮影可能です。

お楽しみ②『ブリューゲル展』作品キャプションが見やすい

これまでは、「あれ?これは父?だっけ、長男だっけ?孫かな?」と悩むことの多かったフリューゲル一族。

さらに今回はフリューゲル一族がみどころになっている美術展なので、さらにごちゃごちゃになりそうだな~と思っていたところ・・・・・・。

ありがたいことに、作品のキャプションに「父、子、孫、ひ孫」マークがついていました(笑)

入口でもらえる「出品作品リスト」にも大きな家系図がついていましたので、先にそちらを見て頭にいれておくとさらに作品が見やすいと思います。

ちなみに、展覧会では父、息子、孫の順に作品が並んでいるわけではありません。息子の作品を見たあとに、次はひ孫の作品だったりすることもあります。

お楽しみ③『ブリューゲル展』音声ガイド

人気声優の石田彰さんが担当しています。

とても聞き取りやすく、作品の世界を邪魔しない素敵な声でした。彼の声を聞きたくてこの音声ガイドを借りる方も多いようです。

私は、番外編の「ブリューゲルお悩み相談室」がおもしろかったです。音声ガイドを借りた方は、この番外編も忘れることなく聞く事をおすすめします。

お楽しみ④『ブリューゲル展』グッズ

今回は売り場でグッズ一覧をみつけました。

ポストカード・公式図録はもちろん、「ゴディバ」のチョコレート&クッキー、ベルギー王室御用達「ジュールス・デストルーパー」の展覧会オリジナル缶に入った人気クッキー、「フェイラー」の刺繍ハンカチ、ベルギービールなどいろいろな種類のグッズが並んでいました。

公式ホームページで販売グッズはチェックできます。

特に、ベルギーの人気キャラクター「スマーフ」とのコラボグッズがかわいかったです。

そもそも「スマーフ」ってベルギー発のキャラクターなんだということを初めて知りました。

今年(2018年)のセンター試験では、「ムーミン」が問題に登場し話題になったので、来年は「スマーフ」が登場するかもしれません(笑)

まとめ:『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜東京都美術館

長年むずむずしていたブリューゲル一族がすっきり整理できました。

気になりながらも、適当に「あ~これ息子ね。あ~こっちはお父さんね。」と適当にながしていた自分にとっては、とてもありがたい展覧会でした。

こんなふうにきっかけがないかぎり、自分できちんと知ろうとはしなかったと思いますので。

また、緻密画をたのしむことのできる展覧会でもありました。

どこかに面白いものが描かれているのではないか!?見逃しはないのだろうか?!とじっくり作品を見るのが楽しかったです。

実は、まだ単眼鏡・双眼鏡をもっていないのですが、今回をきっかけに買ってみようかな~と思っています。

何よりも、おもったより混雑していなかったこともよかったです。

展覧会の基本情報:『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜東京都美術館

2018年1月23日(火)~4月1日(日)

東京都美術館[東京・上野公園]

おすすめ本:『ブリューゲル展  画家一族 150年の系譜東京都美術館

もっともっとブリューゲルを楽しみたいひとへおすすめの本を選んでみました。

ピーテル・ ブリューゲル1世(父)の名作「バベルの塔」についても詳しく書かれています。そして、私が気になった当時の農民を描いた農民画についても書かれていますので、ブリューゲル1世を十分堪能できます。

ブリューゲルの世界 (とんぼの本)

ブリューゲルの世界 (とんぼの本)

 

 こちらもピ-テル・ブリューゲル1世(父)について書かれた本です。

上記の本と同じく昨年2017年春に『バベルの塔』来日した際に出版された本です。

ブリューゲルへの招待

ブリューゲルへの招待

 

 ブリューゲルだけでなく、2018年の美術展のみどころが知ることのできる完全ガイドもおすすめです。

本屋さんでは何冊か販売されていますが、私のお気に入りはこちら。

今回の「ブリューゲル展」についても4ページにわたってカラーで紹介されています。