「怖い絵展」を混雑なしで楽しむ方法はあるのか?
大人気の「怖い絵展」です。
毎日開館時間が20時までと延長が決まったのですが、まだまだ混雑は解消されていないようです。
休日ともなると100分待ちは当たり前?状態です。
待ち時間が一番「怖い」感じになっています(笑)
上野まで来たけれど、この行列に並ぶ自信?勇気?がない方へ、おすすめしたい「怖い絵展」を楽しむ方法を考えてみました。
この大行列に並ばないと決めた!!人。
上野の森美術館へ来たけれど、並ぶ覚悟はできていない人。
一人で怖い絵を見たくない人。
必見です!!
「怖い絵展」混雑は避けて上野の森美術館の壁を楽しもう
なんと「怖い絵展」の開かれている上野の森美術館の壁には、大きな展覧会の紹介ポスター?として、「怖い絵展」のメインとなっている絵画が見ることができます。
見られるのはこちらの作品。
「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」
「スザンヌと長老たち」
「メデューズ号の筏」
「チャールズ1世の幸福だった日々」
「飽食のセイレーン」
「殺人」
「オデュッセウスとセイレーン」
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」
といった8作品。
「怖い絵展」で話題になっている作品をほぼここで見ることができます。
「怖い絵」スペシャルブック「怖い絵のひみつ」をお伴に
見るだけじゃ怖さはわからないので、ここで役立つのが、以前に紹介した「怖い絵」スペシャルブック「怖い絵のひみつ」。これをを読みながら、壁の絵をみるだけでも十分怖さを感じられます!
スペシャルブックを買わないで、その作品には、どんなシーンが描かれているのか、どんな背景があるのかなど、自分で作品のことを事前に調べるのも楽しいと思います。
しかも、外なので「キャー」とか叫んでも(騒ぎにならない程度に)平気(笑)。
友達とも気がねなく怖さを話せて、その怖さを共感しあえるのも楽しいです。
もちろん写真も取り放題!!
下の方にある作品なら、作品と2ショットも可能です。
ちなみに上の方の作品はよく見えないので、オペラグラスなどがあると便利だと思います。
「怖い絵」スペシャルブック「怖い絵のひみつ。」がとりあげている作品
壁のポスターにある8作品中で、「怖い絵」スペシャルブック「怖い絵のひみつ。」がとりあげている作品はこちらの7作品です。
《レディ・ジェーン・グレイの処刑》
《チャールズ1世の幸福だった日々》
《スザンナと長老たち》
《オデュッセウスとセイレーン》
《オデュッセウスに杯を差し出すキルケー》
《飽食のセイレーン》
《殺人》
ということで、「怖い絵」スペシャルブック「怖い絵のひみつ。」で取り上げられてない作品は、「メデューズ号の筏」だけです。
「メデューズ号の筏」は、「怖い絵展」公式ホームページの作品紹介で取り上げられています。作品をクリックすると、中野京子さんによる作品解説を見ることができるのでこちらでチェックしましょう。
混雑なしの壁で楽しむ作品①「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」
キルケーが怖さというよりも美しいと評判の作品。
鏡のなかにいるオデュッセウスが見えますか?
面白いことに、オデュッセウスとキルケーはこの出会いの後たちまち恋に落ち、1年以上も共に暮らす。
「怖い絵展」パンフレットより
私は2人の恋に落ちた話が怖かったです(笑)。
混雑なしの壁で楽しむ作品②「スザンヌと長老たち」
一見は、なかなかセクシーな絵画。
題材どおり、いやらしいうそつきの長老たちから、いいよられるスザンヌ。
危機的状況!!
展覧会の中では、セクシーな絵をじっくり見にくい男性はこちらの壁でじっくり鑑賞しましょう(笑)。
混雑なしの壁で楽しむ作品③「メデューズ号の筏」
わずかな水と食料だけで筏に放置された150人近い乗員たちは、炎天下のアフリカ海域を13日間も漂流し、生き地獄を味わった。飲み水をめぐる争い、殺し合い、病死、溺死、自殺、発狂、餓死、果てには人肉食・・・・・・。最終的にサバイバルできたのは、10人に満たなかったと言われる。
「怖い絵展」パンフレットより
想像しただけでも、怖い~~。
自分がここにいたらと思うと 、さらに恐怖が漂います。
混雑なしの壁で楽しむ作品④「チャールズ1世の幸福だった日々」
チャールズ1世の破滅的な人生を知っている後世の人は、幸せなチャールズ1世の姿を描いたこの絵すら恐ろしく感じます。
混雑なしの壁で楽しむ作品⑤「飽食のセイレーン」
口の周りについている血が恐ろしすぎます。
目が大きくて、巻き毛のかわいい顔(ベッキーに似ているという!!)が、さらに怖さを引き立てます。
私は、顔よりもリアルすぎる足が恐ろしいです。
見ようによってはおしゃれな模様のタイツをはいているようにも見える(笑)
混雑なしの壁で楽しむ作品⑥「殺人」
あの巨匠「セザンヌ」の作品ということで話題に。
りんごや故郷の山を描いた作品が有名なセザンヌですが。
こちらはセザンヌの初期の作品ということ。
生々殺人現場の作品、怖い現場なのに、それをただ単純に行動?現場?として描いているような感情が伝わらない怖さを感じました。
混雑なしの壁で楽しむ作品⑦「オデュッセウスとセイレーン」
こちらも話題の作品。
美女って怖いよな~と感じます。見ているだけでも、ぶるっと寒気が走ります。
混雑なしの壁で楽しむ作品⑧「レディ・ジェーン・グレイの処刑」
多くの人は、この作品がお目当て!なのではないでしょうか。
9日間の女王の数奇な運命を描いた作品。
会場内で見ると、自分が観客になり、まるで舞台をみているような感覚に陥いる作品でした。
外で見ると、光が横から当たってさらにドラマチックに見えました。(天気のよいお昼ごろ)
残念ながら混雑なしの壁では見られない作品
「切り裂きジャックの寝室」
この作品は「見たい!」という人が多いようです。
タイトルが衝撃的ですものね~。
ただ、この作品は会場内で実際に見ても何が描かれているのかよくわからない?(私だけなのかな?)暗い作品でしたので、ポスター映えしないのかな~?と考えています。
こちらの作品は、「怖い絵展」公式ホームページの作品紹介で見ることができます。
まとめ:「怖い絵展」を混雑なしで楽しむ方法
行列に並ぶのが嫌い、会場内の混雑がいやだという人へおすすめしたい「怖い絵展」を楽しむ方法を考えてみました。
この壁を見て、やっぱり会場中で見てみたい!と思う人もいると思います。
やっぱり魅力のある展覧会であることは間違いないですからね~。
会期は12月17日まで。残り1カ月ですね。
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せっかく上野にきたら、他の美術展ものぞいてみたいです。
公園内のスターバックスで休憩して、
ちょっと足を延ばして、どら焼きはいかがですか?