上野公園にある東京都美術館で行われている『ゴッホ展』を見てきました。
- 展覧会の内容 :『ゴッホ展』東京都美術館
- お勧め度:『ゴッホ展』東京都美術館
- 混雑度:『ゴッホ展』東京都美術館
- 所要時間:『ゴッホ展』東京都美術館
- 気になったかわいい作品:『ゴッホ展』東京都美術館
- お楽しみ①『ゴッホ展』ジュニアガイド
- お楽しみ②映画「ゴッホ 最期の手紙」
- まとめ:『ゴッホ展』東京都美術館
- 展覧会の基本情報
展覧会の内容 :『ゴッホ展』東京都美術館
この展覧会では、ファン・ゴッホと日本との関係にスポットをあてています。
1853年にオランダに生まれたフィンセント・ファン・ゴッホ。
彼に大きな刺激を与えて、彼の絵画表現に大きな役割を果たしたものが、日本の浮世絵でした。
そして、ファン・ゴッホは南仏アルルに移り住み、アルルと日本とを重ね合わせて、理想郷として夢見た日本のイメージを反映した作品を生み出しています。
ゴッホ作品と日本との関係を強く感じられる展覧会です。
また、ゴッホが最晩年に交友をもったガシュ医師の家に残された「芳名帳」をもとに、ゴッホの作品に強い憧れをもった日本人(佐伯祐三他)の作品の展示もあります。
[参考 展覧会パンフレット]
お勧め度:『ゴッホ展』東京都美術館
★★★(★5満点)
日本とゴッホとの繋がりを強く感じることのできる展覧会です。
「あの世界的に有名なゴッホが、この日本が好きで憧れていたんだ!!」
と驚きと、日本を誇らしく思えることができて嬉しくなります。
西洋に憧れ続けた(続けている)、西洋中心の日本をちょっと悲しく思っている人におすすめしたくなります。
日本が改めて好きになれるような展覧会です。
ただ、ゴッホの作品が単純に見たいという点で考えると、ちょっと物足りないかな~と思ってしまいます。
今年の夏に見た「ボストン美術館の至宝展」で展示されていたゴッホの「ルーラン夫婦」作品の印象が強かっただけに、今回のゴッホ作品にも期待が大きすぎたのかもしれませんが。
「ボストン美術館の至宝展」についての記事はこちらです。
混雑度:『ゴッホ展』東京都美術館
★★★(★5満点 多いほど混んでます)
金曜日の夕方5時半ごろに行きました。
夕方~夜のせいかもしれませんが、ビックネーム「ゴッホ」にしては、混雑が少なめでした。ゆっくり見ることができました。
現在上野公園にある美術館では、「怖い絵展」「運慶展」といった混雑展覧会があるので、人が分散しているのかもしれません。
ゴッホ展はのんびりデートやのんびり鑑賞にはいいかもしれません。
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数日後の休日(3連休)お昼すぎに、東京都美術館に行った時のチケット売り場は少し行列(10分程度並ぶ程度の)になっていました。
それでも「怖い絵展」「運慶展」の混雑の比ではありませんが。
そして「会場内は混んでいる」との案内がでていました!!
休日の、のんびりデートは無理かも??
ホームページやツイッターで混雑状況は見ることができます。
所要時間:『ゴッホ展』東京都美術館
45分程度です。
ゴッホが影響を与えた日本の作品も多く展示されていますが、ゴッホ作品を中心に見て45分ぐらいです。
日本の作品(多くは浮世絵)をみると、1時間近くはかかってしまいそうです。
ガシュ家の「芳名帳」はさっとみて終えました。
気になったかわいい作品:『ゴッホ展』東京都美術館
「寝室」
ゴッホ 1888年
真ん中右はじ作品。
今回私が見ることを一番楽しみにしていた作品です。
壁に掛けられた絵やタオル、簡素な家具、すっきりした部屋。日常的なごく普通の部屋のような気もするし。
でもなぜか不思議な遠近感で夢のような部屋のような気もする。
あたたかい幸せな空気が感じられるこのかわいらしい「寝室」が、ゴッホ作品の中でも私の一番のお気に入りです♡
「夾竹桃と本のある静物」
ゴッホ 1888年
左下の作品です。
ピンク色の花がたわわに咲く夾竹桃がかわいらしい作品。
黒い花瓶がどこか日本的な感じられます。
無造作に置かれた本も画面の空白のバランスをうまくとっているのかな~。
さっぱり、すっきりした作品に好印象です。
我が家の本棚の横に飾りたくなる作品です。
お楽しみ①『ゴッホ展』ジュニアガイド
[展覧会パンフレット ジュニアガイド]
どの展覧会でもおすすめのジュニアガイドです。
かわいらしいゴッホが、自分の作品や人生を説明してくれています。
ジュニア用ですが、美術初心者の私には、勉強にもなり楽しめる(読む気になる!)大事なゴッホガイドです。
ゴッホについてはたくさんの本もでています。
今回の「ゴッホ展」のジュニアガイドを編集した林綾野さんと、絵を描いたたんふるたんさんコンビのかわいい本もあります。

ぼくはフィンセント・ファン・ゴッホ 絵本でよむ画家のおはなし (絵本で読む画家のおはなし)
- 作者: 林綾野,たんふるたん
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/10/18
- メディア: 単行本
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お楽しみ②映画「ゴッホ 最期の手紙」
[映画パンフレット]
2017年11月3日より上映されます。
上野公園近くに新しくオープンしたTOHOシネマズ 上野(JR御徒町駅そば)でも見られるようです。
世界中の125名の絵描きによって描かれたゴッホタッチの油彩画が、1コマ1コマになって撮影され、全編が動く油絵で構成される作品ということ。
気になります!!
まとめ:『ゴッホ展』東京都美術館
ゴッホが日本に憧れていたという話は有名なのですが・・・・・・。
なんとなく今まで「あの世界的に有名なゴッホが、ヨーロッパから遠い小さな国、日本に??」とちょっと疑っていた私なのですが(笑)
今回の展覧会で、ゴッホに影響を与えた日本の作品とゴッホの作品が並んで展示されているのを見ると、日本の作品が本当にゴッホにすごく影響を与えている!!と感動できました。
「ゴッホ、一度でも日本に来てほしかったな~。」としんみり思いました。
展覧会の基本情報
2017年10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝)
上野公園内 東京都美術館
日本で人気のあるゴッホは、関連展覧会が毎年のように開かれます。
昨年の秋には「ゴッホとゴーギャン展」が開かれました。