夏休みで混雑している上野公園を抜けて
東京都美術館の『ボストン美術館の至宝展』に行ってきました。
- 『ボストン美術館の至宝展』の内容
- 『ボストン美術館の至宝展』お勧め度:★★★
- 『ボストン美術館の至宝展』混雑度:★★★
- 『ボストン美術館の至宝展』を巡る所要時間
- 『ボストン美術館の至宝展』の感想
- 『ボストン美術館の至宝展』お持ち帰りしたい作品1
- 『ボストン美術館の至宝展』お持ち帰りしたい作品2
- お楽しみ①次回の東京都美術館の展覧会は「ゴッホ展」
- 『ボストン美術館の至宝展』の基本情報
『ボストン美術館の至宝展』の内容
[展覧会パンフレット]
古代エジプト美術、中国美術、日本美術、フランス絵画、アメリカ絵画、版画・写真、現代美術と、東西の名品の数々を堪能できます。
ツタンカーメンの頭部を見た後に、10分後にはモネやセザンヌを見て、さらに10分後はアンディ・ウォホール、村上隆を見て楽しめる。
時空を超え、世界中をめぐる美術の旅ができます。
『ボストン美術館の至宝展』お勧め度:★★★
(★5満点)
明治時代に日本から流出してしまった作品をみる貴重な展覧会。
雑誌でも取り上げられていることの多い作品、
英一蝶(はやぶさいっちょう)「涅槃図」1713年
曾我蕭白(そがしょうはく)「風仙図屏風」1764年
は、日本への里帰りが騒がれています。
いろいろな作品が見られるので、飽きることはありませんが、もっともっと見たくなり、ちょっと物足りなさを感じるぐらいです。
『ボストン美術館の至宝展』混雑度:★★★
(★5満点 多いほど混んでます)
金曜日の夜に行きました。
始まったばかりですし、まだ大々的に宣伝もしていないので混んでいないだろうと思っていたのですが、思ったより混雑していました。
親子が目立ちました。夏休み現象ですね。
『ボストン美術館の至宝展』を巡る所要時間
じっくりみて45分程度です。
『ボストン美術館の至宝展』の感想
好きなゴッホの作品がみられて嬉しい。
ただただ、この一言です。
ゴッホの作品をみることが一番の楽しみでしたので。
全体的にいえば、ドキドキ、ワクワク感を感じる作品が少ない展覧会でした。
あまりにもいろいろな時代や場所の作品がありすぎて、私の小さな脳がついていけなかった気がします(笑)。
『ボストン美術館の至宝展』お持ち帰りしたい作品1
[展覧会パンフレット]
右:「子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人」
フィンセント・ファン・ゴッホ 1889年
左:「郵便配達人ジョセフ・ルーラン」
フィンセント・ファン・ゴッホ 1888年
ルーランご夫婦です。
並べて見られるなんて感動!!
わずか一年差で、この2作品は描かれているのですが。
たった一年でこんなにも表現の変わった作品が描ける、ゴッホの器用さに驚きます。
この2枚の絵の変わりようについていえば・・・・・・。
わずか一年という短い期間のあいだに、一緒に暮らしていたゴーギャンが出て行って、耳切り事件があってたいへんな一年だったそうです。
ゴッホ、パニック状態だったにちがいありません。
実際にゴッホに会ったら、優しく「まあ、いろいろあった一年だったからね~。」と言ってあげたくなります。
それにしても。
奥さんの方の迫力がすごい。
もう、おもしろいとさえ思えてくる。
私がルーラン夫人で、ゴッホから「これあなたを描いたよ。」とこの作品を渡されたら・・・・・・。
「おい!!」
と、つっこみたくなります。
奥さんと比べると御主人の方は普通でいいですよね~。
わりと男前に描かれていて、じっとみていたら「どうも!」と話しかけてきそうな気がしてきました。
上手いとかヘタとかそんなレベルではないゴッホの絵。
人の心をぐっとつかむゴッホの絵。
相手への愛情を感じるゴッホの絵(肖像画)。
見れば見るほど、その絵の世界に入り込んでしまいそうになるゴッホの絵。
最後には、なんだかこの夫婦がとなりに住んでいるような気分になっていきました(笑)
『ボストン美術館の至宝展』お持ち帰りしたい作品2
「松に鹿蝙蝠図屏風」
岸駒・呉春・東東洋 江戸時代19世紀
かわいい鹿に大注目です。
「何?」と振り返った鹿の姿にキュンキュンしました。
蝙蝠(こうもり)が飛んでいるのが不思議でしたが、蝙蝠は中国では、発音からたくさんの福を象徴するものだそうです。
鹿は長寿を象徴するので、おめでたい吉祥の屏風です。
お楽しみ①次回の東京都美術館の展覧会は「ゴッホ展」
2017年10月24日から、同じく東京都美術館で、「ゴッホ」の展覧会!が始まります。
あの名作『寝室』(下のパンフレット右上に載っています)もやってきます。
私はこの作品の本物を見たことがないので、今から楽しみ~~。
『ボストン美術館の至宝展』の基本情報
2017年7月20日(木)~10月9日(祝)
東京上野 東京都美術館
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