夏休みには混雑が予想される国立西洋美術館の『アルチンボルド展』をさっそく見てきました。
美術館前の庭にピッタリの看板。
展覧室に入る前にパチリ。なんだか無機質のコンクリートとマッチしてます。
かっこいい。
- 『アルチンボルド展』の内容
- 『アルチンボルド展』お勧め度:★★★★
- 『アルチンボルド展』混雑度:★★
- 『アルチンボルド展』所要時間
- 『アルチンボルド展』感想
- 『アルチンボルド展』お持ち帰りしたい作品
- 『アルチンボルド展』お楽しみ①音声ガイド
- 『アルチンボルド展』お楽しみ②自画像を描いてもらえる?
- 『アルチンボルド展』基本情報
『アルチンボルド展』の内容
アルチンボルドの作品が並びます。
アルチンボルドとは、
35歳で神聖ローマ帝国を治めるハプスブルク家の宮廷画家として招かれると、フェルディナント1世、マクシミリアン2世、そしてルドルフ2世と25年にわたり3代の皇帝に仕えました。歴代の皇帝たちに愛され、宮廷画家としての仕事を一手に引き受けていた。
『KIRIN 美の巨人たち』ホームページより
彼の有名な作品『春夏秋冬』が勢ぞろいです。
加えて『四大元素』も揃って来日です。
いらっしゃいませ!!
[展覧会パンフレット]
その他にも「司書」「法律家」「ソムリエ」なども見ることができます。
(アルチンボルド(?)の作品も含みます)
じっくりみるのは気色悪いな~という作品もありますが(笑)、どっぷりアルチンボルトの奇想な世界を楽しむことができます。
パプスブルグ家の皇帝が集めたり注文して作らせた同時期の工芸品(特に「椰子の実をつかったゴブレット」が気に入りました)も見応えがありました。
細工がすばらしかったです。
大航海時代に世界中のものを集めまくったパプスブルグ家の皇帝たちも興味深かったです。
『アルチンボルド展』お勧め度:★★★★
(★5満点)
何が書かれているのかを探すだけで、見ているだけで楽しくなります。
こんなふうな絵を楽しみ方もあったんだな~と思います。
いろいろなところに隠された発見がありそうで、わくわくして見いってしまうこと間違いなしです。
小中高生でも楽しめますので、夏休みに家族でいってみるのもおススメします。
『アルチンボルド展』混雑度:★★
(★5満点 多いほど混んでます)
カップルで来ている人たちが多かった気がします。ふたりでべったり?くっついて、なんだかモソモソ話しあって微笑みあってました(笑)
だれかと話したくなる展覧会です。
展覧会が始まってすぐの金曜日の夜でしたので、混雑はしていなく『春夏秋冬』『四大元素』もアリーナでじっくり見ることができました。
この8点は同じ部屋にありますので、この部屋が一番混雑しています。
老若男女が楽しめる展覧会でしたので、夏休みには(すごく)混みそうです。
『アルチンボルド展』所要時間
じっくりみて50分程度です。
『春夏秋冬』『四大元素』は2周しました。
展覧会グッズも充実していましたので、楽しめます。
スムーズに見て、1時間15分くらいはかかりました。
『アルチンボルド展』感想
まずは、展覧会の動線がいつもと違うのに驚きました。ちょっとしたことなのですが、新鮮な感じでした。
そしてなによりも、雑誌や本で見たことのあるアルチンボルトの作品が一気に見られて感動しました。
生きているうちにこんな日が来るなんて!!
大学生の頃、司書になりたかった時に知った作品『司書』も見られました。うれしすぎます。
家に帰ってもう一度パンフレットをみたり、公式ホームページを見ると新しい発見もありもう一回作品たちを見たくなりました。
『アルチンボルド展』お持ち帰りしたい作品
『春夏秋冬』『四大元素』はもちろんのことなのでそれ以外の作品を選びました。
『司書』
宮廷につかえた学者がモデルになっている作品。鍵が目、髪の毛は開いた本で、体は本、髭は(本のホコリをはたくのかな?)羽のほうきのようなもので描かれています。
大学生のころに、ヨーロッパでは中世の時代から司書という仕事が存在していたんだと感動したのを覚えています。
さっそく私の本棚の司書になってもらいました。
上下絵『コック/肉』と『庭師/野菜』
単純におもしろくて感動します。
「上手くかかれているな~」とうっかり一人で呟いてしまいました。
『アルチンボルド展』お楽しみ①音声ガイド
竹中直人さんのアルチンボルドになって作品を紹介してくれます。
竹中さんのアルチンボルド役になりきった声に聞きいってしまい、パプスブルグ家の宮廷にタイムスリップした気分になれました。
音楽も美術展に入りこめるようなクラッシック音楽がながれてきます。
おススメします。
『アルチンボルド展』お楽しみ②自画像を描いてもらえる?
カメラの前に立つだけで、アルチンボルドが自分の肖像画を描いてくれます!!
というか、テレビ画面に野菜?を組み合わせた自分があらわれます。
おもしろいのでぜひ挑戦してみてくだい。
私も挑戦しました。
カメラの前に立つ前に髪の毛を直したりしたけれど、まったく関係ありませんでした(笑)
私は、マクシミリアン2世とちがって、この肖像画をアルチンボルドから渡されたら・・・・・・。
怒り狂いますわ!
『アルチンボルド展』基本情報
2017年6月20日(火)~9月24日(日)
東京上野 国立西洋美術館