今住んでいるこの町での一番のお気に入りは、近所のマルエツで売っている焼き芋。
値段もお手ごろで、甘くてねっとりしていて、感動的なものなのです。もう何回も購入していますが、いまのところ失敗もありません。
夏の間も、あつあつの焼き芋をクーラの涼しい部屋で食べていたいです。
そんな焼き芋大好きな私に、感動を与えてくれた和菓子があります。
かわいい和菓子:黄金芋(こがねいも) 東京人形町壽堂
見た目は、そのまんま「焼きいも」です。
皮のしわしわの感じが本物ぽい。
ただ、香りはニッキ。ギャップが楽しめます。
食べてみると、ほどよい甘さでしっとりしていています。
中も黄色のあんで、さらに焼き芋ぽくて感動です。
すっきりした食べ心地で、あっさり1個食べてしまいました。
もっと食べたくなる魅力的な和菓子です。
値段
200円(税込)(2017年5月現在)
かわいい和菓子を食べながら:黄金いも(こがねいも)壽堂
「黄金(おうごん)」
お店でつけている黄金(こがね)とは読み方を変えてみました。
焼き芋好きの私にとっては「黄金(おうごん)」に感じました。黄金(おうごん)と読むと、ゴージャスな感じに聞こえます。
包みを開けた時に、金色に光り輝く和菓子に感動します。
表面の粉が金粉のように見えました(笑)
一粒もこぼさないないように丁寧に食べました。
豊臣秀吉「黄金の茶室」
「黄金」といえば、豊臣秀吉の黄金の茶室が有名です。
静岡県熱海市にあるMOA美術館では、この黄金の茶室の復元版が見ることができます。
天正14年(1586)正月、豊臣秀吉が時の天皇、正親町天皇に茶を献じるために、京都御所内の小御所に組立式の黄金の茶室を運びこみ、黄金の道具を用いて茶会を行ったという史実に基づいて復元制作したものです。
秀吉は、この黄金の茶室を、天正15年の北野茶会に用い、天正20年には朝鮮出兵のため肥前名護屋に出陣した折、大阪より運ばせ茶の湯を行ったことが知られ、大阪城落城とともに消滅したと考えられています。
「MOA美術館」ホームページより
茶室も、お道具も金ピカです。
映画『花戦さ』の中でも、黄金の茶室は出てきます。
MOA美術館では、外のお茶席で抹茶を楽しめます。
かわいい和菓子のお店:東京中央区人形町 壽堂
場所:東京都中央区日本橋人形町
東京メトロ日比谷線/都営浅草線 【人形町駅】 徒歩4分
東京メトロ半蔵門線 【水天宮前駅】 徒歩2分
のれんが風にたなびくお店です。
ほかにも商品があったのですが、もう黄金芋を買うことしか考えていなかったので何を売っていたのかまったく記憶にありません。
黄金芋を買った後は、コップにいっぱいの麦茶を出してくれました。
暑い日なので嬉しかったです。
かわいい和菓子:黄金芋「壽堂」の袋(パッケージ)
黄金芋を入れてくれた袋のパッケージも素敵です。
四季精菓録になっていて、春夏秋冬の代表的な和菓子の名前が書いてあります。
明治30年代のお店の菓子録から採録したそうです。
まとめ:黄金芋(こがねいも) 壽堂
焼き芋が好きな人には、ぜひぜひ食べてほしい一品です。
ほっこりとしたかわいい和菓子は、心もあたたかくしてくれました。
ニッキの香りがするので、大人ぽさも感じます。
かわいいお芋のルックス、ほっこりした舌さわり、ニッキのおしゃれな香り、いろいろな側面をもつ、魅力的なかわいい和菓子でした。
同じ人形町には和菓子屋さんがたくさんあります。
和菓子屋巡りができるほどです。