何回も通っている道で、ふと気づくことってありますよね。
今までなんで気づかなかったんだろう?と思いながらも。
キツネにつつまれたような感じになりながらも、新しいことを発見するのってうれしいですね。
和菓子:まめ大福
ごつごつと小豆が入った大福です。
おもちはモチモチで、小豆のほっこりした固さが楽しいです。
中のあんこは甘みを感じるつぶあん。いやみな甘さではありません。
価格:190円(税別)(2017年5月現在)
和菓子から受けた印象
「石清水(いわしみず)」です。
岩の間からわき出るきれいな水。《季節 夏》
『goo国語辞典』より
「まめ大福」のごつごつした感じが岩ぽかったこと。そして、わき出るようように発見したお店だったので。
この「まめ大福」が大きな岩に見えるので、小倉百人一首のこの歌もイメージしました。
「瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」崇徳院
(せをはやみ いわにせかるる たきがわの われてもすえに あわむとぞおもう)
流れが速く一度は岩にせきとめられてふたつに分かれた急流がまたひとつの流れになるように、たとえ今は恋しい人と別れても、いつか必ずもう一度再びあなたに逢いたいものだ。
この歌は、本来引き裂かれてもいつかは一緒になりたいという激情にかられた恋の歌という。しかし、「保元の乱」で敗れて出家、讃岐に流された。悲劇の生涯を送ったといわれる崇徳院。その象徴とも思える歌ともいえる。
参考文献:『地図と由来でよくわかる 百人一首』吉海直人監修 青春出版社
白と黒のコントラストからは、犬のダルメシアンの映画『101匹わんちゃん』と『101』も思い出しました。 最近ダルメシアンって見ないな~。
お店:谷中銀座 空薫(そらだき)
谷中銀座の通りから小さな小道を入ったところにありました。ちょっとわかりづらいところにあります。そんなところが、秘密の和菓子屋さんぽくていいな~とも思います。
古民家をお店にしています。雰囲気のあるお店です。
もう何十回も通っている道なのに、今まで気づきませんでした。不思議~。
「空薫(そらだき)」とは、お香の楽しみ方の一つ。お部屋に香りを漂わせることをいうそうです。お店のカードには「小豆ときな粉が香る家」と書かれています。なるほど~。
2階はギャラリーになっています。