もうちょっと春を感じるパステルカラーの和菓子を楽しんでいたいと思っている今日この頃です。
和菓子:春風ふわり
お菓子の袋もかわいい。最中生地にあんことお餅いりの和菓子です。あんこが味のポイントです。もちっとしたお餅としっとりした最中の食感が楽しめます。
気軽に手で食べたい和菓子です。さわやかに、「スニッカーズ」みたいに食べたいです。
銘(名前)をつけてみる
失礼ながらも、この和菓子に「私なら。」ということで銘をつけてみました。
「遅桜(おそざくら)」です。
金葉和歌集に載っている藤原盛房の歌からつけてみました。
「夏山の 青葉まじりの 遅桜 はつ花よりも めづらしきかな」
新緑のなかに、遅咲きの桜が美しく咲いている姿が目に浮かびます。もう5月ですので、新緑ぽい感じもだしたいなと思い、この銘にしました。
遅桜といえば、唐物肩衝茶入(からものかたつきちゃいれ)銘「遅桜」があります。この和歌から、足利義政が命銘したといいます。
足利義政も使った銘を、現代の私も使うのか~と思うと怖れ多くも感じますし、義政を身近に感じるような気もします。
参考:特別展「茶の湯」のガイドブック
お店:京都 俵屋吉富
京都にある老舗のお店です。
今回は松屋銀座店で購入しました。