和菓子作り(ねりきり)に再度体験しました。
時間と意欲に余裕がないとできないのですが、前回の反省を忘れないうちに体験しました。
前回はこちら。
今回は、仕上がりのイメージを頭でふくらませて、実際に絵まで書いてスタートしました。
春がきた野の山に”ちょうちょ”が飛んでいるイメージです。
花が咲き、”ちょうちょ”が飛ぶ、にぎやかな楽しい感じに仕上げます。
花が咲く野の山を、ピンクとグリーンの二層のハート型にします。
その上に、ねりきり生地をひも状にしてリボンをつくる感じで”ちょうちょ”を表現したいと思います。
今回の作成で目指すこと・注意すること
①短時間(1時間以内)で作る
時間的には余裕だと思います。
なぜなら、
●形をつくることに特化したいので中に餡はいれない。
●ねりきり生地のぎゅうひは、前回作成した際の冷凍してあるものを解凍して白あんに混ぜるだけ。
だからです。
②清潔さを考える
●素手で触るのをなるべく避けるため、混ぜるのは小さな木べらを使う。
●ねりきりの形を整える際には、ふきんを使います。
作品1 ハート型 銘「佐保姫(さほひめ)」
クッキーの型を使ってみました。
お皿の上に型をおいて、この型のなかにねりきり生地をいれて形をつくってみました。
とりあえずは良い形に仕上がるのですが、ちょっとスカスカ気味になってしまいます。
お皿から動かすことが難しかったです。
いや、出来なかったです。
これは、失敗です。
そして、イエローでイメージする”ちょうちょ”は、ねりきり生地がうまくひも状にならなかったので、三角をふたつ繋げて”ちょうちょ”をイメージしました。
今回のねりきり生地が少し柔らかめだったことが失敗の原因です。
銘は「佐保姫(さほひめ)」です。
これは、デザインの段階から決めていました。
佐保姫とは、
野山に霞をかけて、花を咲かせて、春の造化をつかさどる神といわれる。
『茶の湯お稽古必携3月号』淡交社より
姫(神)なのでハート型にして、色で山に春がきたイメージをつくりあげました。
イラストではハートの二層のうち下をグリーンにしましたが、作っている過程で、野の山の部分をを強調したいと思い、上の層をグリーンに変更しました。
イエローの”ちょうちょ”はリボンのようですが、「姫」感がでて良いのでは、と思います。
作品2 茶巾絞り 銘「麗らか(うららか)」
三色の色が混じりあう茶巾絞りにしてみました。
銘の「麗らか」とは、
空が晴れて、日が柔らかくのどかに照っているさま。《季節 春》
『goo国語辞典』より
さまざまな花が咲きだす、あたたかな日差しが感じられる、幸せな春の日をイメージしました。
春の幸せの詰まった茶巾です。
次回の挑戦は・・・(今回の反省)。
反省点として、
★ねりきり生地がゆるくなってしまった。
白あんの水分をもう少しとばすこと。
★クッキーの型抜きを使うのをやめる。
ねりきり生地の成形がしづらいので、次回は使わないと思います。
★色が濃い
これは旦那さまからの指摘です。
たしかに、三色とも色が濃いので上品さに欠けています。
もっと少しずつ様子を見ながら、ていねいに色を練りこんだ方がいいですね。
なかなか納得いく作品はできません。
何事も失敗してこそ気づくことも多いです。
自分のイメージを形にするのは、まだ早いのかもしれませんので、次は、きちんと本にしたがって形づくりをしてみようかな~と思っています。
今回も参考にした本