「梅に鶯(うめにうぐいす)」はことわざとしても知られています。
【意味】 梅に鶯とは、取り合わせのよい二つのもの、よく似合って調和する二つのもののたとえ。仲のよい間柄のたとえ。
「 故事ことわざの辞典 」より
ちょっと普段の生活では、使ったことのないような気がしますが・・・。
私たち夫婦も「梅に鶯のような夫婦だね。」と言われてみたいです。
[Wikipediaより]
「梅に鶯」は、花札の絵柄にもなっていますし、日本画でもよくある組み合わせです。
そして、和菓子でもよく使われています。
お菓子:初音
ブルーの和菓子はさわやかです。
紅白の梅の木に鶯がとまっています。
細かな描写に感動します。
本当のことをいえば、私的にはなんとなく、「ブルーの食べ物か~」と思い「ちょっと食べるのには・・・」と思うのですが。
いえ、芸術性を重視します。
初音(はつね)とは、「その年最初に鳴く鶯の声」のことです。
「梅」と「鶯」についてはこちらの記事にも紹介しています。
お店:菓匠 菊家
おしゃれタウン南青山にお店はあります。
大通りに面しているので迷子になることはありません。
オシャレなお店が並んでいるなかで、小さなお店ながら、ドンと構える老舗感がただよっています。
このお店は、「山種美術館」で展覧会ごとに表現された和菓子を製作しているので有名です。
食べてみる
ブルーはどんな味なの?と思ってしまいますが、ふつうのねりきりです。
味はごくふつうのあんこの味ですので、ご心配なく。
中はこしあんでした。
甘すぎずおいしかったです。
おススメ度:★★★(★5満点)
お店には5~10種類程度の創作生菓子が並んでいました。
季節ごと、イベント(ひなまつり、お正月、クリスマスなど)によって創作和菓子の内容が変わるようです。
味は、びっくりするほどおいしいということはありませんが。
美しい和菓子を食べていることに感動します。
旦那さまは、おまんじゅう、団子、大福を続いて食べていたので「久しぶりにおいしい和菓子を食べた」と喜んでいました。
「いや、最近たべた和菓子もおいしいって食べてたじゃない」とつっこみたくなりましたが。
確かに、”見た目から感じるおいしさ”が大きいです。
お店の店員さんは老舗らしく?愛想があまり感じられませんでした。
この感じは、私にとっては「出た!老舗和菓子屋おばさん」です。
老舗和菓子屋さんに立ち向かう決心をした記事はこちらです。
山種美術館「cafe椿」
菊家の和菓子を楽しむなら、山種美術館にある「Cafe 椿」をおススメします。
ここでは、展覧会ごとに出品作品に描かれた花や果物、動物などのモチーフを選び、青山の老舗菓匠「菊家」に特別にオーダーしたオリジナルの和菓子を楽しめるのです。
カフェのみ利用もできますし、和菓子はお持ち帰りができます。
カフェであれば、日本茶や抹茶も一緒に楽しめます。
展覧会ごとに和菓子も変わりますので何回もリピートして楽しめます。
この和菓子が、ほんとうにびっくりするぐらい美しく、こんな風に表現するんだ!という感動あり、毎回まったく異なる創作性にびっくりします。
過去に山種美術館にある「Cafe 椿」で食べた和菓子を振り返ってみました。
素敵な和菓子がたくさんで見ているだけでも楽しめます。
今後も期待しています。
2015年2月11日(水・祝)~4月12日(日)
「花と鳥の万華鏡」にて
2014年11月22日(土)~2015年2月1日(日)
「【特別展】没後15年記念 東山魁夷と日本の四季」にて
2014年3月11日(火)~5月11日(日)
「【特別展】富士山世界文化遺産登録記念 富士と桜と春の花」にて
2015年9月1日(火)~10月25日(日)
【特別展】琳派400年記念 琳派と秋の彩り
創作和菓子って、美しいですよね。
どんなふうに考えて作っていくのだろうかと考えるのも楽しいです。
おなじ物をイメージしても、まったくちがう和菓子ができあがるのもおもしろいです。