毎日風が冷たいし、寒いし・・・。
土曜日が祝日で「くやし~」と感じた週末。
ふ~~と落ち着きたい日には、
見た目も、味も、優しい和菓子に癒されたいです。
お店:東京 日本橋の榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)
日本橋の和菓子屋さんといえば、榮太樓總本鋪(えいたろうほんぽ)をすぐに思い浮かべる人も多いはずです。
赤い丸い缶に入った”榮太樓飴”は、誰もが一度は見たことがあると思います。
日本橋とともに、150余年。
紺藍染めの日よけのれんが目印。安政4年の頃から変わらず日本橋の袂で営んで参りました。
榮太樓總本鋪ホームページより
安政4年といえば、徳川家定(13代)が将軍の頃、老舗中の老舗のお店です。
和菓子を入れてくれた袋も、何気にかわいくておしゃれです。
お菓子:日本橋まんじゅう 林檎あん
みるく風味日本橋まんじゅうの林檎あんバージョンで期間限定商品です。
プレーンのみるく風味日本橋まんじゅうは、何回か食べたことがあるのですが、林檎あんの日本橋まんじゅうは初めて出会いました。
包装袋の林檎が、かわいい。
これからの季節は、桜あんの日本橋まんじゅう(期間限定)が出てくるようです。
こちらもおいしそうです。
食べてみる
平べったいおまんじゅうです。
みっちり”林檎あん”がつまっていて、餡の中には、リンゴがコロコロ入っています。
シンプルな、優しい味です。
食べるとほっこりします。
バターの味が思ったよりも強く感じますので、和菓子というより洋菓子のような感じがします。ちょっとバターが強めなので好き嫌いが分かれると思います。
中身の知らない旦那さまは”白味噌ぽい”と言っていました。
プレーンの「ミルク風味」の方が、万人受けすると思います。
おススメ度(★5満点)★★
お茶席で出されても、しっとりしているので、菓子切りですっきり切ることもできます。
サイズは小さめですので、3口程度で上手に食べられます。
個包装ですので、お土産やプレゼントにも喜ばれそうです。
紋様:つぼつぼ
まんまるな和菓子に「つぼつぼ」紋様のお茶碗を合わせてみました。
裏千家のお茶会でいただいたお茶碗です。
初めて「つぼつぼ」を聞いた時には、へんな言葉だな~と思っていました。
どうやら、表千家、裏千家、武者小路千家で「つぼつぼ」の組み合わせ方がちがうとのことです。
おもしろ~い。
紋様の意匠の一つで、三千家家元の替紋。
千宗旦(せんのそうたん)が伏見稲荷を信仰していたことから、初午の土産物として同社の境内で売られていた田宝(でんぽ)を模したものといわれています。
淡交テキスト 茶の湯お稽古必携1月号より