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展覧会「茶道具取合せ展」五島美術館所蔵の茶道の道具がそろうは名品ぞろい

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茶道の展覧会『茶道具取合せ展』

平成28年12月10日~平成29年2月12日(日)まで

五島美術館にて

 

混雑度

 

平日の昼間11時すぎごろに行きました。

思ったより人が”わさわさ”いました。

茶道をたしなんでいるであろう二人組のおばさまが多く、ロビーはちょっと賑やかな感じでした。

展示室はひっそりしていて、みなさんじっくり鑑賞していました。

私も空いてそうなところを狙って、

じっくり好きな作品と向き合えました。

 

所要時間

30分~45分程度です。

展示室を見て、お庭に出て散歩してトータル1時間程度で見終わりました。

 

 

ここの石の上から矢印の方向を見ると富士山が見えるのかな?

この日は見えませんでした。残念。

梅がきれいに咲いていました。

 

 

茶室もありました。「富士見亭」「古経楼」(中には入れませんでした)

高台にあり、眺めがよさそうでした。

 

 

お勧め度

 

茶道に興味のある方、陶芸が好きな方におすすめします。

茶道について少しでも知っている人なら、「お!知っている人だ。」「本で見たことのある名前かな?」とうれしい発見があると思います。

 

なぜなら、茶道雑誌や茶道のお稽古のなかで、普通に話がでるぐらいの道具「名品」が並んでいるからです。

 

また、展示品ひとつひとつにていねいな説明書きがついていました。

更に今回の展示では、お道具と関わりある人物についての説明が充実していたのが嬉しかったです。

 

茶道は日本の歴史と関りが深いため、馴染みのある戦国武将の名前が出てきたりします。あまり茶道に興味の無い方でも、面白い発見があると思います。

私もたくさんの発見・知ったことがあり勉強になりました。

 

展覧会の内容 

 

 

展示室に当館茶室「古経楼」「松寿庵」「冨士見亭」の床の間原寸模型をしつらえ、館蔵の茶道具コレクションから約70点を選び展示(会期中一部展示替あり)。懐石道具・炭道具のほか、江戸時代後期の大名茶人松平不昧(1751~1818)所持のいわゆる雲州松平家伝来の名物茶道具を中心に道具の取合せを展観します。特集展示として朝鮮半島の陶芸・高麗茶碗も同時公開。

「五島美術館」公式ホームページより

 

 

残念ながら、茶室の模型は分かりづらかったです。

 

また、茶道具の組み合わせをうたった展覧会ですが、ひとつひとつのお道具が横に並んでいたので、お点前の際の並びでのお道具のイメージがつかみにくかったです。

 

ひとつひとつのお道具はため息がでるぐらいに立派なものでした。

 

家に持って帰りたい作品

 

古伊賀水指 銘『破袋』

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『茶の湯」入門 一個人編集部より

 

銘のとおり、水がもれそうなぐらい大きく割れ目が入っています。

こんなにゴツゴツした岩のような、お道具が茶室の中にあったら・・・。

すごい存在感です。

 

圧倒され、見入ってしまいました。

お道具は、形や色が美しいものだけが”名品”ではないということを、つくづく感じることのできる一品です。

 

この水指にお茶碗をあわせるとしたら。

反対に美しいお茶碗をあわせるのか?、やっぱり、織部茶碗をあわせるのか?、真黒な茶碗はどうかな~?

 

私は美しい茶碗を選ぼうかな~と思います。

 

まとめ

 

茶道のなかで、お道具(釜、茶碗。茶入(棗)、茶杓、水指、軸、花入れなど)の取り合せは、考えるのが楽しくもあり、最も悩むところです。

 

たいていの場合は「テーマ」を立ててお道具をそろえていきます。

この茶道具の組み合わせは、

その人のセンスの”みせどころ”ですし、

その人のさまざまな知識が明らかになってしまう

という恐ろしいものでもあります。

 

つまりは、その組み合わせが、その人の”ひととなり”が見えるといえるぐらいなのです。

 

しかしお道具のことばかりに、気をとられてはいけません。

展覧会に行くと、すばらしい芸術品としてのお道具たちにうっとりしますし、

お道具について、いろいろ知ることが楽しくなりますが。

 

「おいしいお茶を差し上げる。」

すべては、いかにおいしいお茶を差し上げるための、おもてなしにつながっていくものなのだ。

ということを常に忘れないようにしたいです。