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茶道の展覧会 東京国立近代美術館工芸館『近代工芸と茶の湯Ⅱ』はすごい!

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東京国立近代美術館工芸館でおこなわれている『近代工芸と茶の湯Ⅱ』の魅力をお伝えしたいと思います。

 

茶道に興味のある人はもちろん、ない人も楽しめる展覧会です。

 

 

東京国立近代美術館工芸館『近代工芸と茶の湯Ⅱ』

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東京国立近代美術館工芸館とは

華々しい展覧会が開かれるわけではないけれど、私のお気に入りの美術館です。

竹橋駅から公園に沿って(反対側に皇居を見ながら)、のこのこ歩いていますと、素敵な建物が森の中に現れます。

これが工芸館です。

お髭の生やしたダンディな紳士が住んでそうなお屋敷??、執事が出てきそうな建物です。

 

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建物の中も素敵です。

 

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展覧会の内容

 

 

>東京国立近代美術館所蔵する近・現代工芸のコレクションの中から、”茶の湯のうつわ”をテーマに作品を選び出し、近代から現代にかけての茶の湯の造形について概観するものです。

【東京国立近代美術館工芸館パンフレットより】

 

 

さまざまな作品が組み合されて展示されています。

 

どの組み合わせも、現代的で、茶道に興味のない人(茶道の知識がなくても)でも楽しめるようになっています。

 

ステキな組み合わせ

 

組み合わせ

こちらは、私の一番気に入った組み合わせです。

清潔な空間の中にルーシー・リーの茶碗のかわいらしさが引き立ちます。

 

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組み合わせ

すがすがしい女性らしいイメージの組み合わせです。

海が見えるおしゃれな洋館に合いそうなです。

 

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組み合わせ

控えめに上品に光る白い玉がかわいい棗『渚蒔絵桧棗(なぎさまきえひのきなつめ)』です。

 

作った人が”松田権六(ごんろく)さん”

おじさんなんだ。

 

こんなかわいい感じの棗と、がっしりした水指もわりと合います。

漫画『俺物語』を感じさせます。

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組み合わせ

落ち着いた感じの組み合わせです。

水指の蓋と棗、茶碗の木の感じが合います。

 

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組み合わせ

パンフレットにもあった組み合わせです。

十字架のような水指がまぶしく光ってました。

その名も『金彩クルス水指』。クルスとはポルトガル語で十字架という意味だそうです。

でも、こんなに華やかな水指も他のお道具と合っています。特に金継されたお茶碗と合います。(写真が見にくいですが)

 

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組み合わせ

抹茶よりもチャイが飲みたくなりそうな東南アジアの香りがします。

茶杓はミャンマーの水牛です。

 

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組み合わせ

茶巾筒と茶杓がミャンマーの白蝶貝製です。

同じミャンマーのお道具でも、こちらはかわいい感じです。

 

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茶室の箱が現れた!!

 

途中で3つの箱が現れます。

中を覗くと。

 

なんと茶室になっていて、お道具が飾ってあります。

3つの茶室のなかには、それぞれ趣の違う茶道具の組み合わせがされています。

 

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1つ目の箱

あたたかそうな茶室。自分の家に欲しい組み合わせです。

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2つ目の箱

一見普段よくみるような組み合わせで、やっぱり落ち着きます。花入れがビビットですが。

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3つ目の箱

東欧風な水指(サモワールと書いてありました。)が強烈です。四方切合釜(よほうきりあわせかま)もおもしろいです。

 

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混雑度:混んでない

 

平日の昼間に行ったからか、空いています。

となりの近代美術館と一緒に観覧する方が多いようです。

また、皇居まわりと千鳥が淵周辺(日本武道館や靖国神社も近い)の散歩がてらの方も多いようでした。

 

所要時間:30分~

 

私は興奮して、写真を撮りまくって、途中ベンチで休憩もして2時間はかかってしまいました。

ただ、美術館自体は大きくありませんし、展示品の数もそんなに多くないです。

ので、そんなに興味がない人であれば、30分くらいで一巡できると思います。

 

お勧め度:とってもおすすめ

 

茶道に興味のある方には「ぜひぜひ」とおススメしたいです。

また、食器や瀬戸物、陶器が好きな方にもおススメします。

展示物は写真が撮れますので、カメラを片手にお気に入りを探すことができます。

建物も素敵ですし、周りは公園になっていますので散歩がてらフラッと寄ってみてもいいと思います。

 

印象にのこったこと

 

近代・現代の新鮮な作品たちが、茶の湯の新しい形をつくっていくんだな~と感じました。

まっ白な水指、ピンクと緑色の茶碗、光り輝く茶入れなど。

普段の茶室では見かけないようなお道具たちに、キュンキュンします。

いつか、こんなお道具でお点前をしてみたいです。

 

まとめ

 

今回一番気に入った作品は、こちら。

上品な美しい茶入れです。どんなお茶碗にも合いそうです。

 

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