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大混雑を覚悟して!! 『怖い絵展』:東京上野の森美術館

上野の森美術館で行われている『怖い絵展』を見てきました。

展覧会の内容 :『怖い絵展』上野の森美術館

作家の中野京子さんが特別監修をつとめている美術展です。

あの中野さんの著作「怖い絵」シリーズ刊行10周年を記念して開催されています。

シリーズで紹介された作品など、展覧会に向けて新たに選びぬかれた作品が登場しています。

 

注目は『レディ・ジェーン・グレイの処刑』。

日本初公開の作品です。

その他には、ターナー、モロー、セザンヌなどの近代絵画の巨匠の作品など約80点が展示されています。

お勧め度:★★★(★5満点):『怖い絵展』上野の森美術館

「怖い」というおもしろい視点で展覧会が開かれることが話題になっています。

また、シリーズ化されている中野京子先生の作品も人気がありますので、このシリーズのファンの方にはワクワクする展覧会ですよね。

中野京子さんは、「怖い」シリーズの本の中で、絵を見る時はその絵の時代背景や隠された物語を知って読み解くことをおすすめしています。

そのため、その他の展覧会よりもキャプション(絵の説明文)は多い気がします。

事前に展覧会のホームページを読んで見て行くと、スムーズに楽しめると思います。

混雑度:★★★★★(★5満点 多いほど混んでます):『怖い絵展』上野の森美術館

展覧会は始まったばかり。

特に大きな宣伝はない。

連休明けの平日。

そんなに混むことはないだろう・・・・・・。と思って行ったのですが!!

 

結果、大混雑でした。

 

数年前に同じ上野の森美術館で浮世絵の展覧会で大混雑を経験しましたが、それ以上だったかも。

この上野の森美術館がそんなに広くないですし、建物が混みやすい作りになっているような気もします。

美術館の作りは変えられないとしても。

この日を選んでしまった自分に後悔です。

混雑の理由を考えてみました。

祝日明けの火曜日で他の美術館がお休みで、ここに人が集中してしまった?

人気の運慶展は開館していましたが・・・・・・。運慶展とまとめて見るのかも?

なぜかリュックをしょった子どもがたくさんいました。運動会の振替休日なのかも?

あ~もっと考えてスケジュールを組むべきでした。

 

そもそも連休はもっと恐ろしく混んでいたようです。

ツイッターで混雑状況はわかります。

所要時間:『怖い絵展』上野の森美術館

見やすい絵画を探して音声ガイドを聞いて45分程度です。

混雑が大嫌いなので、さっと全体を見て、注目していた作品だけはじっくりみました。

1階と2階を行ったり来たりとしました。

もうちょっと空いていれば、もっとゆっくり鑑賞したかったです。

かわいい気になった作品:『怖い絵展』上野の森美術館

『レディ・ジェーン・グレイの処刑』

ポール・ドラローシュ

一番見たかった作品。

この作品は最後の方に飾られています。

私は朝の早いうちに会場に入って、真っ先にこの作品を見に行きました!!

なので、2,3人しか絵の前にはいなかったので、十分楽しめました。

(見終わった後、そのまま帰ろうかと思ってしまいました(笑))

夏目漱石もイギリス留学中に魅了されたという、この作品。

思っていたよりも大きいサイズ。

中心に描かれているレディ・ジェーン・グレイの美しさにスポットライトが当たっていて、本当に舞台を見ているように感じられます。

中野先生が言うように、この作品をただ色や構図、感性といった今まで習ってきた美術作品の鑑賞だけで見るようでは、この作品の半分も楽しめないと感じます。

音声ガイドの音楽も絵に効果音を与えてくれて、さらにヒンヤリする「怖さ」の空気感を漂わせてくれました。

『オデュッセウスに杯を差し出すキルケー』

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス

左上の作品です。

「美しさ」と「怖さ」が紙一重の作品。

ホメロスの「オデュッセイア」を題材に描かれています。

後ろの鏡に映っているのが、英雄オデュッセウス。

椅子に座る美しいキルケーは魔術で男たちを動物に変えてしまう魔女。

キルケーの足元には、ブタに変えられた男がいます。

ひゃー、おそろしい。

でも、この魔女キルケーが美しいんですよ~。身体がほぼ透けるドレスも美しい!!

この絵に描かれている、ホメロスの「オデュッセイア」を知らないでこの絵をただ見るだけだと、美しい女性の絵なんだという感想しかもてなかったかも!?

『ユリシリーズとセイレーン』

ハーバード・ジェイムズ・ドレイパー

同じくオデュッセウスが描かれた作品。

英雄オデュッセウスはトロイア戦争からの帰りにセイレーンの存在を知る。

船乗りを狂乱状態にさせて、溺死させるという女妖セイレーンの歌声をなんとしても聴きたい!と・・・・・・。

海の魔女セイレーンは、半人半鳥または半人半魚の姿と考えられ、美声によって船乗りたちを惑乱させ、船を沈めたという。

船の漕ぎ手たちには耳には蜜蝋を詰めさせ、自分は見をマストに縛り付けさせてその歌声を聴くシーンが描かれています。

「そんなに聴きたいんか~い」

とつっこみたくなりますが(笑)

なんだか怖いというよりも、オデュッセウスがちょっとおもしろく見えてきました。

 

下の鳥の絵は同じ題材を描いた作品です。

鳥、怖すぎ!!

ちょっとベッキーに似ているのが印象的です。

お楽しみ①音声ガイド

音声ガイドの利点は、キャプション(絵画の説明文)を読まなくてもいいので、絵に集中できることです。

混んでいる中でも絵に集中できます。

 

吉田羊さんがナビゲーター。

吉田さんのナレーション、音楽も効果音となって「怖さ」を誘います。

 

「怖い絵展×紙兎ロペ」のスペシャルガイドも忘れなく聴きましょう(笑)

お楽しみ②中野京子さん著の本「怖い絵」シリーズ

大ヒットシリーズになっている「怖い絵」は4冊でています。

文庫になっている3冊

「怖い絵」

「怖い絵 泣く女篇」

「怖い絵 死と乙女篇」

単行本

「新 怖い絵」

「怖い絵展」に行く前に読んでいくと、何十倍にも「怖い絵展」が楽しめます!!

私は「怖い絵2」(単行本)を読んで行きました。

この本の中に『レディ・ジェーン・グレイの処刑』の話がありました。

怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)

怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)

 
新 怖い絵 (角川書店単行本)

新 怖い絵 (角川書店単行本)

 

「怖い絵のひみつ」

「怖い絵」のみどころ満載のスペシャルブックも販売されています。

私も、「怖い絵展」消化不十分(あまり混雑のだったため)なので、この本を読んでみようかと思っています。

怖い絵のひみつ。 「怖い絵」スペシャルブック

怖い絵のひみつ。 「怖い絵」スペシャルブック

 

 お楽しみ③「怖い絵展」のちらし

一年前から楽しみにしていた『怖い絵展』。

なので、一年前からちらしを集めていました。

 

『怖い絵展』ちらし1

一年前に見つけたもの。

このちらしから、私のワクワクは始まりました!!

折りたたむ型のものです。

折りたたむとこの形。

『怖い絵展』ちらし2

この夏(2017年)ごろに手に入れたちらし。

これは一枚のちらしを切って、折ると本になります。

本にするとこんな感じになります。

『怖い絵展』ちらし3

展覧会会場で手にいれたもの。

普通?のちらし。

まとめ:『怖い絵展』上野の森美術館

一番の感想は「混雑がすごい!」ということです。

この後も会期中ずっと続くのか??わかりませんが。

とりあえず、上野の他の美術館が休館日の日は避けた方がいいのかもしれません。あとは、ツイッターで混雑確認もできるのでチェックするといいかも。

1年も前からこの「怖い絵展」のチラシを見てすご~く楽しみにしていたので、今日はこの1年分のワクワクをもう一度パンフレット、本、ネットで楽しみたいと思っています。

展覧会の基本情報:『怖い絵展』上野の森美術館

2017年10月7日(土)~12月17日(日)※会期中無休

東京上野 上野の森美術館