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マンガ「へうげもの」3、4巻 読書感想

ちゃくちゃくと読み進めているマンガ「へうげもの」

3巻と4巻を読み終えました。

ストーリ展開

織田信長の天下が終わり、あっという間に豊臣秀吉の天下が始まります。

 

古田左介も織部の名をもらい古田織部となります。

 

秀吉と千利休との確執がどんどん大きくなっていく兆候が見え始めてきました。

二つの茶室

両極端ともいえる趣の茶室。

秀吉の金色の茶室と利休の茶室「待庵」が4巻で出てきました!!

 

秀吉は、なんで金色を選んだのかな?

そもそも金色って派手なのかな?

利休が好んだ黒はセンスがいいの?

黄金の茶室(きがねのちゃしつ)

黄金の茶室(きがねのちゃしつ)

組立式持ち運べる茶室。平三畳、天井・壁・鴨居などに金箔が押され、道具も竹の茶杓、竹の茶筅、銀の火掻き、蒔絵の棚以外はみな黄金製。

復元がMOA美術館蔵、大阪城蔵。

 

この茶室に対して、よく言われるのが「派手」「悪趣味」みたいなこと。

 

私は数年前に、MOA美術館で復元された茶室を見たことがあります。

感想は、金色でした・・・・・・(笑)

ピカピカです。

 

外側からみたら金ピカですが、中に入って金が目に馴染んできたら、金一色でわりと落ち着くのではないかしら?とも感じたのを覚えています。

 

私は、若いころは金=派手と思っていましたが、年齢を重ねるにつれて自分に金が馴染むな~と思ってきました。

 

なぜかというと、別に生活が華やかになったわけでもなく、お金持ちになったわけではなく、中年になって、なんとなくくすんでくる肌に、金色ゴールドのアクセサリーが似合ってくるようなのです。(私だけ?)

 

なので、最近は金色ゴールド大好きになりました(笑)

靴も金色をチョイス。時計も金色を。指輪もネックレスも金です。

黒と合いますし、出番多しです。

 

最近のお気に入りの金色の靴

 若いころは、「金色なんて・・・・・・。」と思っていたのに。

 

といっても、私が派手好きなわけではありません。

自分の肌に似合うから、他の色と合わせやすいから金色を好んでいるんです。

 

秀吉もただ単純に、自分に金が似合うから、金が好きだから金を選んだのかも。

と気がしてきます。

 

黄金を選んだ秀吉と、黒を好んだ利休。

どちらが茶道の精神が強いのか?趣味がいいのか?比べたりするのは意味のない気がします。

 

黒と金の問題ではなく、ただ好きな色の違いなんではと思っています。

もちろん普通に、秀吉は、茶室に金をふんだんに使用することで、自分の勢力(資産)を示したい気持ちもあっただろうけれども。

 

私は、秀吉の黄金の茶室は「あり!」だと思います。

 

秀吉の黄金の茶室を派手好きの象徴とも思いませんし、成金趣味のようで恥ずかしいとも思いません。

10年前の私は、趣味が悪いな~と思っていましたが(笑)。

年を重ねると、意見がこんなにも変わるのかとも思います。

待庵(たいあん)

利休の黒の茶室

床を入れてもわずか2畳余の狭い空間。(それまでの茶室は4畳半だった。)

天正11年(1583)、山崎の地に建てた。

煤(すす)で燻された土壁と黒い柱。

現在は国宝に指定されている茶室。

 

背の高かったという利休、マンガのなかではすご~い怖い顔の利休と、この黒の空間の中で一緒にいると思うと、お化け屋敷に入るぐらい怖そう。

 

「侘び」だろうがなんだろうが、自分の趣味をちくちくと勧めてくる利休が怖くなっていきます。

 

なので、私は秀吉の金色の茶室の方が好きです。

 

古田織部はどちらの茶室が好みだったのかな?

 

ちなみに、私だったら、ピンク色の茶室をつくりたいな~。

かわいいだろうな~~(笑)

3~4巻に登場する茶道具

茶碗

割高台祭器(わりこうだいさいき)

朝鮮時代 高麗茶碗(朝鮮半島産)

高台を十文字に削り出した形が花クルスにも見える。古田織部所持の茶碗。

畠山美術館蔵

茶壺

兵庫の壺

摂津の兵庫で掘り出した。土薬が見事で贅(こぶ)が20ある。秀吉が、荒木村重より1500貫文(1億5000万円)で買い上げた。

現存しない。

織部の茶の弟子

上田左太郎(宗箇そうこ)が登場!

古田織部との漫才のようなコンビが、これから長く続きそうです。

今でも続いている、上田宗箇流の流祖です。

見どころ

①利休の顔が怖い。

唇が・・・・・・。

大きな耳が・・・・・・。

 

夢に出てきそうな怖さがあります。迫力なのかな?

1巻から怖かったけれど、さらに怖くなってきます。

まったく慣れない。

②家康の眉毛が太すぎる。

③秀吉の顔の真黒ぐあい。

腹黒さと比例してなのか、秀吉の日焼け?した顔が天下をとったあとも真黒のまま。

城の中にいたら、白くなるんじゃないの?

ずっと黒いままで、こちらも気持わるい

 

参考:『清原なつの 千利休』清原なつの著 

   『畠山記念館ハンドブック』