茶箱 茶道★和菓子★展覧会 

茶箱の中は好きなモノでいっぱい!

ブルゾンちえみと徳川家康の共通点 「待つの」

恥ずかしい話ですが・・・・・・。

学生時代「日本史」は好きな科目でしたが、まったく戦国時代には興味がありませんでした。信長と秀吉、家康ぐらいしか知らない戦国時代オンチなのです。

茶道を習い始めて、茶道具の伝来などを知ることも多くなりました。茶道具には、さまざまな武将たちの手元を渡り歩いたものが多くあります。

戦国時代の武将・茶人たちの関係などを知りながら、茶道具の漂流ぶりを知りたいと思い読んだ本がこちらです。

読んだ本

戦国茶闘伝 

         天下を制したのは、名物茶道具だった』

まさに私が読みたかった本です。

数日間かけてじっくり読みました。

 

15人の武将や茶人を1章ごとに取り上げて書かれています。

室町時代足利義政の「東山御物」から始まり、徳川家の「柳営御物」(りゅうえいごもつ)まで(ほとんどは家康まで)の流れがわかります。

読みやすく、初心者でも読みやすい本だったのですが、武将の写真(肖像画)が無かったのが残念でした。彼らの顔を見ながら「あ~こんな人がね~」と思いながら読みたかったです。

内容①登場する武将や茶人など

信長

秀吉

家康

明智光秀

大友宗麟

松永久秀

荒木村重

滝川一益

秋月種実

高山右近

織田有楽斎

石田光成

島井宗室

山上宗二

古田織部

他にも、多くの有名な武将が登場します。

戦国時代オンチの私ですら、名前は聞いたことある人が、ぞろぞろ登場します。つまりは、茶道具が歴史の大舞台に登場してくるのです。

 

歴史上の事件や戦いから、

誰と誰が敵で味方で、誰と誰が身内でといった人間関係、

そして、お道具が取られてしまった理由、褒美としてもらったとか理由

が書かれていて、「なるほど~」と納得できます。

歴史の勉強にもなりました(笑)。

内容②登場する茶道具

歴史の流れによって、あちこちに漂流する茶道具たちです。たくさんの数のお道具が出てきます。

実際に展覧会でみたことのあるお道具も書かれていて、「こんな歴史があったんだ~」と身近に感じることができました。

現代まで、無事に残っていてくれてよかった~と感動します。

 

現在の所有先は違っていても、一度は家康、徳川家に収集された(寄贈された)お道具は数知れません。

→(矢印)の先は現在の所有先になっています。

 

★茶入

つくも茄子→静嘉堂文庫美術館

大坂夏の陣の後、大坂城址から徳川家康の命をうけた藤重藤元・藤巖父子により探し出され、漆で繕われた後、家康から藤元に下賜された。

初花肩衝→徳川記念館

楢柴肩衝→不明

秀吉から「秀頼をよろしく」と請われたのと引きかえに、家康が手に入れていた。明暦の大火後ゆくえ知れず。

上杉瓢箪→野村家(野村美術館)

勢高肩衝→頴川美術館

新田肩衝→彰考館・徳川博物館

 

★茶碗

荒木高麗→徳川美術館

喜左衛門井戸→大徳寺孤篷庵

 

★茶壺

松花→徳川美術館

まとめ

歴史オンチの私ですら知っている有名なウグイスの話があります。

「鳴かぬなら」

信長「殺してしまえ」

秀吉「鳴かせてみせよう」

家康「鳴くまで待とう」

戦国武将3人を上手く表現したものとして知られています。

3人の茶道具の名物道具の集め方もこの方法だということが、おもしろかったです。

結局一番多く収集したのは、家康なのです。やはり何事もじっくり機が熟すまで「待つ」ということが大事なんですかね~?

 

ブルゾンちえみも、

「花は自分からミツバチを探しに行きますか?」

「・・・探さない、待つの。」

と言っていますし。

 

「待つ」ということは、欲しいものを手に入れる最強の方法なのかもしれません。

おまけ

外で本を読む時は、ブックカバーをかけています。

今回のカバーは、京都の和菓子屋さん「かぎや政秋」の包装紙を使っています。

かっこいいのでお気に入りです。

包装紙をカバーにしていることは以前紹介しました。包装紙カバーおすすめです。

www.pooh70.com

 

戦国茶闘伝―天下を制したのは、名物茶道具だった (新書y)

戦国茶闘伝―天下を制したのは、名物茶道具だった (新書y)