茶箱 茶道★和菓子★展覧会 

茶箱の中は好きなモノでいっぱい!

もっと茶碗について知りたい! 「器の教科書」を読んだ①

茶道を続けている理由の一つに「お道具がかわいいから」ということがあります。かわいいだけでなく美しかったり、大胆であったり、おもしろかったりもします。

お道具の魅力が茶道の魅力の一つです。

私には、利休のようにあらゆるものを見たり使ったりして、究極は「無」にいきつくのはまだまだ長い道のりのようです(笑)

お茶碗の魅力

お茶を点てるのにどうしても必要なものが茶碗です。

茶室に入れば、床の間には、掛軸(本当はメインであろうものなのに・・・・・・)や香合、花、花入れがあります。そして、水指や茶杓などのお道具があるのですが。一番注目してしまうのは、やはり茶碗のような気がします。

そして、何よりもひよっこ茶人にはありがたいお道具です。

茶道にたしなみがなくても、「かわいい、美しい、豪快、土ぽい」などの見た目の印象が表現しやすいので話題になります。

さらには、質問もしやすい!!

どこの窯元かしら?

誰の作品かしら?

どんな由緒があるのかしら?などなど。

でも、ひよっこ茶人としても基本的な知識はもっておこうとも思っています。

読んだ本「器の教科書」

雑誌「BRUTUS CASE」特別編集本です。

全ページオールカラーです。

パラパラ見ただけでも、魅力満載です。どこから読もうか悩んでしまいます。

現代の人気陶芸家や、世界の名作デザインやブランド、民藝についても知ることができます。

私の大好きなルーシー・リーの特集もあります。

気になる①磁器と陶器のちがい

★陶器とは

粘土が素材。

焼成温度1000度~1300度

釉薬により、色や技法が生まれる。

素地の色は茶色やグレーなどの有色。

★磁器とは

長石や挂石(けいせき)などの陶石を砕いたものが原料。

焼成温度1300度~1400度

素地の色は白、透明または青い釉薬を施す。

叩くと金属質の澄んだ音がする。

気になる②釉薬のちがい

●三島(みしま)

高麗茶碗がルーツ。成形後に彫りを施し、白い化粧土を掛け、ふき取って生まれる白い文様が特徴。「花三島」が代表的。

粉引(こひき)

高麗茶碗がルーツ。鉄分の多い陶土がベース。白い化粧土=白泥釉を施した白い陶器。別名「粉吹(こふき)」。

赤絵(あかえ)

別名「色絵」。赤、黄、緑の絵付けを施した器。焼成後に絵を描くことから「上絵」とも呼ぶ。さらに金彩を施した「金襴手」などもある。

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志野(しの)

岐阜県美濃地方で生まれた日本独自の釉薬。白濁した釉薬を厚めに掛け、砂糖菓子に似た質感が特徴。「鼠志野」「赤志野」「絵志野」などもある。

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染付(そめつけ)

主に磁器。白肌に呉須=コバルトで文様を描いた器の総称。別名「呉須手」。焼成前に施す「下絵」の技法をとる。

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黄瀬戸(きせと)

日本オリジナル釉薬。淡黄色の釉薬で全体を包み、表面に緑色の「たんばん」が浮かぶ。

交趾(こうち)

こうち」とはベトナム北部の昔の呼び名。その地が発祥と言われる。黄色、緑、蒼、青などの透けるような鮮やかな発色が特徴。

焼締(やきしめ)

釉薬を掛けずに焼き固めた陶器。備前焼きが代表。焼成中の炎の具合で偶然生まれる色の変化が持ち味。高温で焼き締めた薄手のものは「南蛮手(なんばんで)」という。

織部(おりべ)

美濃地方の独自の釉薬。緑の発色が特徴。釉薬を全体に掛けた「総織部」。部分掛けして絵を施す「絵織部」がある。

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青磁(せいじ)

青の磁器。初期はグリーンがかかった翡翠色が主流。透き通る淡い発色の場合「青白磁(せいはくじ)」と呼ばれる。

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白磁(はくじ)

透明の釉薬を施すだけで一切文様を描かないまっ白な磁器。

今年のお正月と春に東京国立博物館で見た茶碗①②③④⑦⑧と、サントリー美術館でみた展覧会⑤の写真を照らし合わせてみました。

知っておくこと①と②の引用は「器の教科書」です。

Casa BRUTUS特別編集 器の教科書

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