茶箱 茶道★和菓子★展覧会 

茶箱の中は好きなモノでいっぱい!

スター級の茶碗が大集合 展示会「茶の湯」展 東京国立博物館

東京国立博物館で行われている『特別展 茶の湯』を見てきました。混雑が予想されていましたので、金曜日の夕方~夜を狙いました。

展覧会の内容 

[「茶の湯」展パンフレット]

日本の美の枠、茶の名品ずらり

37年ぶり、奇跡の大「茶の湯」展

名だたる武将や茶人が手にした名物や、時代を象徴する茶湯道具が一堂に会する貴重な機会です。

茶の湯」展パンフレットより

こんな大々的な宣伝です。

出品作品の数もすごく多いです。国宝や重要文化財満載の展覧会です。

残念なことは、作品の入れ替えが多いことです。展示期間がなんと8回にも別れています。すでに5月3日の時点では4回目の展示期間です。見たい作品に会えないことも十分にありえます。

お勧め度:★★★★★(★5満点)

王道のお道具が並んでいて感動します。雑誌や本で見た作品。先生から教えてもらった作品。茶道仲間から話を聞いたことのある作品が、つぎからつぎへと出てきます。

考えていた作品とちがっていてがっかりしたり、本物の作品の迫力に感動したり。ワクワクがとまらない展覧会です。

茶道や焼物に興味のない人にもおススメします。お道具の裏にはは歴史上の有名な武将や戦い、事件がちらちら見え隠れしたりして、いろいろな方面から楽しめると思います。

混雑度:★★★★(★5満点 多いほど混んでます)

金曜日の夕方~夜でも混んでいました。ただ、ウロウロ動き回れる程度でしたし、正面からお道具を見ることはできました。じっくり眺めることは難しいお道具もありましたが。

思ったよりも、お仲間同士で来ている人が多いのに驚きました。2~4人組ぐらいのおばさまたちや、2人組の仕事帰りであろう若いサラリーマンも見かけました。もちろん会場には海外の人も多くいました。茶の湯、日本文化が多くの人に愛されているんだなと感じます。

混雑はさらにすごくなりそうです。入口の付近にはテントが張ってあり並ぶことが想定されているようです。展覧会の公式ホームページからツイッターで混雑具合がわかるようです。

所要時間

1時間程度です。軽く2周すると1時間30分はかかります。

お目当てのお道具をじっくり見る為に、順番どおりには見ないでフットワークよく回りました。

グッズショップもおもしろく見応えがあり長々とみてしまいました。こちらを見る時間も含めると2時間程度は考えておいたほうがいいです。

感想

多くの人が日本の文化に興味を持っていることの表れが、この展覧会の混雑だと思います。海外の西洋の文化になんとなく憧れてかっこいいと思ってきた時代を通りすぎ、日本的な美しさや、懐かしさ、かっこよさを感じる時代になったような気がします。

歴史にも登場するようなお道具たちは、大事に大事に保管され茶人たちに愛されてきました。そしてこれからも受け継がれていくと思います。何百年後も同じように、わたしたちの子孫がこれらのお道具が見られるのだと思うと素敵です。

お道具を見てその時代や使ったであろう人を想像して、自分もその仲間になったような気ができて楽しい時間を過ごせました。

家に持って帰りたい・気になった作品

大井戸茶碗 喜左衛門井戸(きざえもんいど)

朝鮮 朝鮮時代16世紀

土の触感が伝わってくる一見地味なお茶碗ですが、見るほどに堂々とした姿が浮かびあがってくる不思議な茶碗でした。

曜変天目(稲葉天目)

中国・建窯 南宋時代12~13世紀

小さめサイズですが、宇宙を感じさせる不思議な茶碗です。見るのは2回目ですが、何回みても不思議な美しさのオーラを放っています。

お茶碗の伝来の方を私はこの茶碗を見るたびに思いだします。「徳川家光が薬を飲まない乳母の春日局にこの茶碗で薬を飲んでくれと頼んだという話。」この話を聞くと、お茶碗の不思議オーラが、一気に身近な茶碗になってしまう気がします・・・・・・。この茶碗で茶を飲むんかい!飲みきったら瞬く星空の「あの世」が見えるような茶碗ですが。といつも思ってしまいます。

竹茶杓 ゆがみ

千利休作 安土桃山時代16世紀

「こんなにゆがんでいるだ!」驚きました。節のところがボコっと浮いています。伝説?の利休の茶杓が見られて感動しました。

御所丸茶碗 古田高麗(ふるたごうらい)

朝鮮 朝鮮時代16~17世紀

形はいびつでゴツゴツしていますが、白い釉薬が素敵な茶碗です。うっすらピンク色にも見えます。かわいらしいお茶碗です。

お楽しみ①音声ガイド

落語家の春風亭昇太さんが案内人です。「笑点」の司会者として有名です。彼の素直な感じの良い人柄の声が、数々の名品も身近な感じに感じられました。ボーナストラックの落語「茶の湯」の話もおもしろかったです。

お楽しみ②茶室(燕庵)が再現されています。

展示会のなかに、茶室「燕庵」が再現され建てられています。実際に立体的にみることができると、茶室の雰囲気が感じられ嬉しいです。窓が多く開放的な茶室です。

お楽しみ③図録

すべての作品を見ることは難しい(今や不可能)のため、図録を買いました。ゆっくり家で展覧会を振り返ることもできます。そして、見ることのできなかったお道具たちを確認することもできます。

展覧会の基本情報

2017年4月11日(火)~6月4日(日)

東京国立博物館 平成館