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奇妙な世界へようこそ 展覧会 東京都美術館「バベルの塔展」

楽しみにしていたバベルの塔を見てきました。写真だけでも迫力ある絵に期待が高まります。『旧約聖書』を元に描かれた作品だからか、神々しさすら感じます。

展覧会の内容 

②奇想の画家ボスの日本初公開の作品が2点みられます。ボスの油彩画は世界に25点しか現存しないと言われています。そのうちの2点が見られます。

①ブリューゲルの傑作「バベルの塔」が24年ぶりに来日です。

③ボスの影響を受けた16世紀の銅版画を多数見られます。そこに描かれた奇妙なたくさんの怪物(モンスター)が楽しめます。

お勧め度:★★★★(★5満点)

もしかしたら一生に1回しか見られないかもしれない「バベルの塔」が東京で見られるので、ぜひ見に行くことをおススメします。と強く言いたいのですが、なんせ実物は小さいのです。遠くからだと細かな描写はほとんど見えません。それでも本物を見たという感動はたっぷり味わえます。

そして、作品の拡大されたボードと説明、説明ビデオもあります。これらをみると、ただ作品を見るだけよりも何倍も楽しめます。

ボスの作品も貴重な2点がみられますが、こちらもきちんと何が描かれているか事前に把握してから作品を見ることをおススメします。今回の展覧会では、きちんと作品の部分をアップにして説明をしてくれているボードがありました。

奇妙な絵だけに説明や作品の背景を知らないと、ちんぷんかんぷんで終わってしまうかもしれません。

 混雑度:★★★★(★5満点 多いほど混んでます)

平日の10時ごろ。そんなに人はいないのですが。なんせ、みんなじっくり絵を見ているので作品のセンターでじっくり見ることはできませんでした。作品が魅力的で、誰もが何が描いてあるかじっくり見たくなり、なにか発見があるのではないかと見ているうちに、どんどん混んできます。

フリューゲルの版画も多くの数が見ることができますが、こちらもユニークなモンスターを探したりしていると、どんどん混んできます。

そうです!この展示会は混みます。作品が魅力的なんです。仕方ありません。ゴールデンウィークにはさらに混雑が予想されます。

所要時間

じっくりみて1時間15分程度です。

作品を順番に見るのではなく、空いている作品を狙って見て回りました。フットワークよく周り疲れました。

見逃した作品があるかもと思いもう1周したので、私は2時間ちかく会場にいました。

感想

日本で「バベルの塔」が見られることに大感謝です。細部は見られませんが、目の前の作品に夢のような感じを受けました。

人間って、美しいだけの絵に感動するわけではないんだいうことを感じます。

ボスの作品も含めて、奇妙な世界に迷い込んだ気分になれる展覧会です。

家に持って帰りたい・気になった作品

「バベルの塔」 ピーテル・フリューゲル1世

巨大な夢のような塔でありながらも、日常的なシーンが見られるのがおもしろいです。

家に持って帰ってじっくり見て、自分でいろいろな発見をしたくなります。塔の中には、作業に携わるたくさんの人、洗濯物も見えますので住んでいる人々もいるみたいです。ガラスのはまった窓は教会のようです。

まだまだおもしろい発見はありそうです。

ピーテル・フリューゲル1世の版画

文字が読めない人にも、わかりやすく信仰を教えるために宗教画が描かれたように、奇妙な版画は、戒め・格言をわかりやすく教えたもののようです。

もし、このモンスターたちが人間だったら、ちょっとリアルすぎる絵になっていしまいますよね~。

楽しみは、作品のなかのモンスター探しに夢中になれることです。

『金銭の戦い』[部分)金庫と財布の大バトル。強欲なことをチクリと風刺しています。

これは、私のクローゼットに貼っておいた方がいいかもしれない。

 

 『キリストの冥府への下降』(部分) 

『樹木人間』(部分):ヒエロニムス・ボス 彫版師不詳

お楽しみ①タラ夫に会えます

ちょっとすね毛が気持ち悪い。タラ夫。

『大きな魚は小さな魚を食う』ピーテル・ブリューゲル1世の作品に登場する、足の生えた魚です。この作品は、強いものが弱いものを支配しているという弱肉強食の世界を描いています。

 

お楽しみ②大友克洋さんの描く「バベル」

漫画家・映画監督の大友さんが「INSAIDE BABEL(インサイド バベル)」を発表しています。

塔にざっくり切り込みをいれて、塔の構造やうごめく人々を描いています。

塔を見れば見るほど、知れば知るほど発見があります。その塔を切りこむなんて!さすが、すごい発想です。

この塔の中のどこかに自分がいそうな気がしてきます。

展覧会の基本情報

2017年4月18日(火)~7月2日(日)

東京都美術館(上野)