読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

茶箱 茶道★和菓子★展覧会 

茶箱の中は好きなモノでいっぱい!

「新生活ブルー」に打ち勝つ!! 春(4月)の禅語『花枝自短長』

今月(4月)のお稽古で床の間にかかっていた掛軸は、

『花枝自短長』

かし おのずから たんちょう

文字を見て、読み方を聞いても、いまいちピンとこない禅語です。どんな意味なのかというと、

春は高い山の木々から地上の草花までを平等にあますことなくおおいつくすが、その恵みをうける花や木の枝には長いもの短いものがあらわれている。いわゆる「平等の中の差別」を表現している。

私たち人間も同じで、皆ひとしく仏の光明を受けてはいるが、大きいもの小さいもの、賢いもの愚かなものなどにおのずから分かれてしまう。しかし、それはそのままでまったく完全でなんら欠けるところもないのである。

『茶席で役立つ禅語ハンドブック』朝山一玄著 

外に出てみると、どの花も草も美しく咲いています。自分も自分であることに自信をもっていこうと思える禅語です。

地面に咲いている小さな花も美しい。

大きな枝に咲く花も美しい。

そして私。悩みや短所はあるけれども自分の人生を一生懸命生きている。美しい!!

春、特に4月は新しい生活が始まることが多い月です。私は、今まで4月には「こんなはずでは無かった」と失敗を悔やんだり、「新しい仲間より自分は劣っているかも」と自分を頼りなく思ったりすることが多かった気がします。(今年は特に新しいことのない4月だったので「新生活ブルー」にならずに済みましたが。)

今後「新生活ブルー」になったら、この禅語を見て弱った4月の自分をを乗り切っていこうと思います。